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死にがいを求めて生きているの
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死にがいを求めて生きているのの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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企画ありきでつまらなくなりそうなのに、おもしろくて一気読み。 本屋さんで立ち読みしていなかったら、手を出さなかったと思う。が、そのままだったらもったいなかった。 書き手の職人芸というか、プロフェッショナルの技というか。。。 休日のひとときを純粋に楽しくすごせました。ありがとうございます。 | ||||
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朝井リョウさんの作品らしく後半になりさらに一気に読み進め、数日で読み終えてしまった。 どこか現実離れしているようで、限りなく自分の目の前で起きている物語。 点と点が繋がる期待感と心地よさと、直接的ではないにしろ様々な区切りによる差別や分断、偏見について考えることとなった。 そして私自身、右か左か、上か下か自ら線を引いてしまう瞬間がある。本書を読み、寧ろ自ら進んで引いてしまう自分がいることにも気づかされた。 自分にとって不都合な誰かをその背景にある色で判断しない ということはわかっていても難しいものです。 自分だけが言い続けても、これまでの歴史が作り上げてきた慣例は何も変わらないのではないかと思う局面は幾度もあり、その度に諦めたくなる。 でも、今日は何かが変わる前日なのかもしれない。私達の世代でいろんなことが変わるのかもしれない と抗い続けることは今をつくる私たちの使命なのかもしれない。そんなことを思った。 こんな素晴らしい言葉を紡ぐことができる著者が本当に羨ましい。聡明でこんなにも強く優しい言葉で諦めないと言えたなら、まだここでいきることを続けていける気がした。 | ||||
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これまた朝井リョウやってくれたな…という作品。 今までも「朝井リョウは怖い」と思ってたけど、これを読んで本当に芯から震えた。 そこ、言っちゃう?ってところを、わざわざ引っ張り出して言葉紡いで突きつけられる恐怖。 自分が思ったり、意識しないようにしてやってることを、ぐるっと1回転させてむき出しにして外側から見せられてる感じ。あまりにも自分の闇に近すぎて気持ち悪くなる。でもそれが「朝井リョウ」だし「平成」って感じがする。 「螺旋プロジェクト」によって、おそらくいつもの朝井作品にはないスパイスがかかってますよね。そのおかげで物語の深さがすごいところまできてる気がする。プロジェクトの共通項を使って、ここまで時代を切り取ることができる朝井リョウに心底驚嘆する作品。 読んで損なし。 | ||||
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一見平凡な風景が読み進めにつれて不穏な気持ちになり、ラストでタイトルの意味がわかる。 とともに、途中の「?」なエピソードの意味が一気につながる。 久々に読ませさせられてしまった。 読後感は最悪なのに最高な作品。 | ||||
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1994年生まれ。ゆとり世代ど真ん中を生き、現在24歳。仕事もこんつめてできず、熱中できる趣味もなく、 SNSばかり見る毎日に、ぼんやりと「生きがい」を求めていたとき、このタイトルを見つけて即購入した。 あ〜死にがいだ、生きてていいんだと思える何かがほしいのだ、とき山族のように熱狂する人を冷めた目で見つつも、どこかうらやましくて、こんな人になれたら人生おもしろくなるのかなと思いつつ、今日もSNSに流れてくる熱狂組をサラサラ流し見している。このしょうもないプライドや自我、承認欲求なんて捨て去りたい。もう一度読み直します。 | ||||
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朝井リョウさんらしいなあ、というのが偽らざる感想です。「螺旋プロジェクト」の中の作品。人は必ずしも生きる目的を自発的に持っているとは限らない。持っているかのようにフェイクの自分を作って生き続ける人もいる。本当には生きがいが見つからない、あるいは定まらな人たちの中で起こる葛藤を、平成世代のもつ空白感のようなものと合わせて表現しています。 | ||||
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鳥肌が立つくらい共感しました。sns全盛の時代において、承認欲求、生きがい、生きる意味など今の時代のモヤモヤを的確に表現していて朝井リョウさんらしさ満載でした。目を背けたくなるような自分の側面をえぐり取られるようで夢中になって読んでしまいました。この本を最近流行りのプロブロガーやインフルエンサー、プロ無職などの界隈の人達に読んでほしい。そしてどう感じるのか。知りたい。 | ||||
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朝井リョウさんの著作はすべて読んでいる。 螺旋プロジェクトの対象作品であり、海族と山族の対立という土台と平成という舞台が与えられている。それがあった上で、私が本著を読んで光って見えた熟語は”自滅”と”反発”。 対立を減らす風潮の平成を生きた私たちは、集団の中にグラデーションが生じ、生きがいをより考えなければならなかった。そんな中で自滅をしてしまう人もいれば反発によりやりたいことを見つけるひともいる。その全ては違いに起因し、繰り返しの渦中でしかない。 「なんで智也と雄介は仲が良いのだろうか」 様々な視点から紡がれる話は、いつの間にか私の興味をある一人の人間に向けさせられる。 まるでミステリー小説のような構成の物語に、私が突き付けられたのは、やはり人は対立すること、摩擦すること、反発すること。 そして、もしそこに私個人の想像を含ませるなら、それらを飼いならすということ。 これまでの朝井さんの著作の中でも特に密度の濃いお話でした。 | ||||
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