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ある男
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ある男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全191件 61~80 4/10ページ
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映画を観た後の原作本を購入しました。 若干、映画とは違う部分もありましたがさすが平野啓一郎、読めば読むほど面白くなりました。 社会性を含み、ただの物語ではないと感じました。 | ||||
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お正月に読了。 読み始めればあっという間に終わってしまって、もう少し浸りながらゆっくり読めばよかったと思った。 映画版も是非見てみたい。 | ||||
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久しぶりに小説を購入して読みました。 映画が観たくなりました。 | ||||
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最近読んだ小説の中で一番よかったと思います。 早く映画もみようと考えてます。 | ||||
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面白かったし、本の装丁も綺麗でした | ||||
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Amazon Audibleにて。 幸せな家庭を築いたはずのある男が、実は正体不明の人物で、調べれば調べるほど謎が深まっていくミステリーのような小説。 最後の最後までどんでん返しが続くが、淡々としたリズムでストーリーが展開されていき自然と引き込まれる。 | ||||
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小学生の子供三人が学校に行っている間に、妻と二人で映画を観に行きました。 まずはキャストが素晴らしく、重いテーマに関わらず存分に楽しめました。 さてさて、本を楽しもうと読み始めましたが、あまりに心中描写が上手なのと、読み手の実生活とのリンクのさせ方が上手なのとで、読む手を止めて目を瞑る事度々、うっすら涙ぐむ事度々…。読み終わるのが勿体無くて惜しみながら読み進めていました。 個人的にはちょっとした恋愛感情の往き来が、くすぐったくもありましたが映画の清野菜名さんと妻夫木くんを重ねて楽しんでいました。 もう一度映画を観て、その後に平野さんの別の作品を購入して読みたいと思います。 子供のいる大人なら楽しめるのでは無いでしょうか。 | ||||
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心の描写が長くもなく短くもなく、でも芯をつくような絶妙なタッチが読みやすく惹き込まれました。 登場人物のキャラが濃くてまだ回収し切れていない印象なので続編が待たれる。 | ||||
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大変丁寧に構想されている作品です。緻密な文章であり、単なるストーリー展開の平板な小説ではありません。それだけにこちらも気合いを入れて読むことになり、その結果読後感が充実したものとなります。 | ||||
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過去に『マチネの終わりに』を拝読し、共感したり絶望したり…とにかくぐいぐい引き込まれましたが今回も本当に引き込まれてしまいました。読ませる作家さんですよね。 夏目漱石や芥川龍之介、太宰治作品などの日本文学は現代とは違った当時の時代背景を垣間見れる貴重な資料だと思うのですが平野先生の作品もまた現代を後世に残す貴重な資料になると思いました。 願わくば走れメロスの様な教科書に載りそうな短編をお書きになって下さり、それが教科書に掲載され、若い人が先生の作品に興味を持つキッカケになって欲しいなと思いました。 全面的に賛成ではなく、ここは私としては納得できないと思える部分もありましたが胸を打つ名言がたくさん散りばめられていて紙の本でも欲しいと思いました。 ありがとうございました。 | ||||
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映画も好評ですが、本が良い。 | ||||
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映画の広告でミステリーかなと思って読み始めましたが、いろいろな深い問題提起や人物像、人の生き方そのものに触れていてとても感銘を受けました。平野啓一郎さんの作品は初めてでしたが他にも読んでみたいと思ってます。映画ではどのように表現しているのか… 見てみたくなりました。 | ||||
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何度かこの部分のこの表現は絶対に必要なのか?と思うところはあったけ最後まで物語に惹き込まれて読み終えることができました。 | ||||
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「誰かを愛し得るのは、その人をそのようにした過去のお蔭だ。言葉で語られる過去が真実の過去と異なっていたなら、その愛は何か間違ったものなのだろうか。意図的な嘘だったなら、すべては台無しになるのか?」 「僕たちは誰かを好きになる時、その人の何を愛しているんですかね?出会ってからの現在の相手に好感を抱いて、そのあと、過去まで含めてその人を愛するようになる。で、その過去が赤の他人のものだとわかったとして、二人の間の愛は?」 本書は、偽りの人生を語り亡くなった夫が本当は誰だったのか、その真実を調査する弁護士城戸の視点で語られることから、ミステリチックな物語展開で読者の関心を惹きつつ、その実、城戸そのものを主人公とした物語であることに気づかされます。 それはもちろん、本作冒頭に置かれた作者による城戸との出会いの場面において、城戸が別人に成りすましてバーのマスターと話をしていた理由を「他人の傷を生きることで、自分自身を保っているのです」と告白し、謎の男の人生よりも謎の男を追っている城戸自身にこそ見るべきものがある、と著者自身が述べていることからも明らかではあるのですが、その意味が本書を最後まで読むと、よくわかります。 本書においては、謎解きのストーリーが展開していくなかで、数々の魅力的な場面が描かれ、そこに好感を持ちます。 たとえば、里枝と謎の男との間の子「花」の「はなちゃん、こう思うよ」との喋り方の可愛らしさ。 里枝が息子悠人とのやり取りの中で、子どもたちの成長に触れる場面。 調査の過程で出会う「三勝四敗の生き方を心掛けている」という美涼という女性に対する城戸の心の揺れ方。 などなど、謎解きから離れた、そのような場面の描かれ方が印象的でした。 | ||||
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とても面白い、のめり込んで一気に読んだ。 だらだらした小説は読まないたちですが、この本はストーリーも描写も文章も、楽しめた。 久しぶりに小説の楽しさを再認識できて、他も読んでみようと思った。 カバーを外した姿も素敵です。 | ||||
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観念的に空回りしがちな所あるけど、それも平野啓一郎らしさ。面白かったです。 | ||||
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ミステリーの形態をとりながら本当にテーマとして描きたかったのは、日本に蔓延り続ける偏見や差別、格差だったのだろうと推察される内容 (ネタバレ含む) 「ある男」が何故赤の他人の戸籍を購入してまで違う人間になろうとしたのか、ここにこそ著者の意図があり読者への問題提起がある 読後に考えさせられる良書です | ||||
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心を持っていかれやすいタチなので 後味の苦い 本や映画はアレルギーがあるのだが 平野啓一郎さんのマチネの終わりにを読んだら あまりに素晴らしかった為 こちらにも手を伸ばしてみた。 "書く"というより"描く"がしっくりくる 凡人には捻り出せない 知的で天才的な比喩を交えた奥行きのある描写で あたかもその場所に連れて行かれるような なんともいえない不思議な感覚 テレビや映画も好きだけど 本やラジオなど視覚以外から来る情報の方が 脳みその中で想像力が溢れかえって 没入感を覚えるのは私だけでしょうか と、言いつつ、映画も観たいと思います。 | ||||
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映画の宣伝を観て原作を先に読もうと思いました。文庫を買いましたが映画化のこともあり、表紙に役者さんの写真が載ってしまっていました。作品を読む前に先入観は避けたかったので、これは残念と思いましたが、結局読み終えた後で「なるほど、ミスキャストではなさそうだな」と思いました。 この作者の作品を読んだのは今回が初めてでしたが、所々難しくて何度か戻って読み直してみましたがあまりよくわからない所もあり、仕方なく飛ばして読みました。内容はとても重厚で読み応えがあり、読み終えた日の夜は明け方まで眠れませんでした。その後3~4日は余韻で心ここに在らず、といった調子でした。ただ城戸の奥さんは浮気しているのか?と思ったところがありましたが、最後までわかりませんでした。じっくり読むに値する、切ないけれど素晴らしい作品だと思います。 | ||||
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2022年11月18日に映画公開もひかえる話題の小説。 戸籍交換にまつわるミステリーで読み応えがあった。 平野啓一郎さんの主張する分人主義を作品化した小説の一つで、おそらく最大の分人を描き出すことに成功している。 分人主義とは、「対人関係ごと、環境ごとに分化した、異なる人格のこと。 職場や職場、家庭でそれぞれの人間関係があり、ソーシャル・メディアのアカウントを持ち、背景の異なる様々な人に触れ、国内外を移動する私たちは、今日、幾つもの「分人」を生きている。 自分自身を、更には自分と他者との関係を、「分人主義」という観点から見つめ直すことで、自分を全肯定する難しさ、全否定してしまう苦しさから解放され、複雑化する先行き不透明な社会を生きるための具体的な足場を築くことが出来る」と主張している。 つまり究極の分人が、戸籍交換による新しい人間を生きることなのだ。 『私とは何か 「個人」から「分人」へ 』(講談社現代新書)と共に読むとさらに面白い。 戸籍ブローカーの小見浦が、ブローカーになるきっかけを与えたのがジェームズ・バルガー事件。 実際にあった事件で、1993年イギリスのリバプールで起きた。 当時10歳だった少年二人が、2歳のジェームズ・バルガーを惨殺。 その後、18歳でまったく別の戸籍を与えられて出所。 二人の内一人が結婚して、とある企業に勤務していることが、2006年にイギリスのタブロイド紙で暴露された。 このニュースにヒントを得たと、小説には書かれている。 作者の平野啓一郎さん自体が、この事件にヒントを得ているのかもしれない。 余談だが、『ある男』の中で主人公の弁護士の城戸が、自分ももっと要領がよければ、趣味のバンド活動もできるのにと語らせている。 最近、平野啓一郎さん自身が、もし時間があったらと言う質問に同じような回答をしていたので、この主人公は作者の分身であること、本当にバンド活動がしたいことがよくわかった。 平野啓一郎さんは、超売れっ子の作家だが、バンド活動をいつかしないと後悔するのではと思った。 | ||||
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