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(短編集)

丹夫人の化粧台 横溝正史怪奇探偵小説傑作選



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【この小説が収録されている参考書籍】
丹夫人の化粧台 横溝正史怪奇探偵小説傑作選 (角川文庫)

丹夫人の化粧台 横溝正史怪奇探偵小説傑作選の評価: 4.00/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(5pt)

贅沢なタイムキラー

横溝正史先生初期の怪奇趣味溢れる短篇14篇が収められた一冊。テイストが乱歩初期の短篇と共通するものが多い。さらに谷崎潤一郎の悪魔主義の香りもある。
戦後初期に書かれた多くの傑作長篇とは違う毛色を感じさせる好読み物。贅沢なタイムキラーです。薦めます。
丹夫人の化粧台 横溝正史怪奇探偵小説傑作選 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:丹夫人の化粧台 横溝正史怪奇探偵小説傑作選 (角川文庫)より
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No.6:
(5pt)

感激です。

この表紙の文庫を持っていなかったので、感激しました。
商品もかなりの美品でした。現在、読み進めています。
ありがとうございました。
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No.5:
(3pt)

レトロな幻想譚

正史の作品は角川文庫と全集でほとんど読んでいる。
たぶん本書も大半は既読だが、初読みも多少は混じっているかな。
表題作はとんでもないキャラが落ちをつける。
『妖説血屋敷』は、ほとんどバカミスだ。
『川越雄作の不思議な旅館』はバカラブコメとでもいうのか。後味がいい。
『舌』は中学生のころ読んで、あまりの鮮やかさに打ち震えたものだ。本書の白眉である。
『誘蛾灯』明かりの色によって男を誘う魔性の女が登場する。 印象深い一篇だ。
『白い恋人』美女と醜悪な男の幻想譚である。 こういう男は当時の定番だったのか。
『恐怖の映画』異様なギミックが印象に残る。 木庭という人物の造形が、まあ何というか。
現代では絶対に許されないが、戦前の作だからなあ。一種の文化資料としての価値はあるだろう。
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No.4:
(4pt)

粒より

2019年度に横溝正史ミステリ大賞と日本ホラー小説大賞が統合され、横溝正史ミステリ&ホラー大賞となったのを記念して編まれた短篇集。
 戦前の短篇14篇が選ばれている。
 収録されているのは、「山名耕作の不思議な生活」「川越雄作の不思議な旅館」「双生児」「犯罪を猟る男」「妖説血屋敷」「面(マスク)」「舌」「白い恋人」「青い外套を着た女」「誘蛾燈」「湖畔」「髑髏鬼」「恐怖の映画」「丹夫人の化粧台」。
 怪奇小説というのとはちょっと違う。奇妙な味、ユーモア小説、因縁譚といった内容だ。怪奇な色合いが濃くても、本筋は探偵小説にあり、不気味さがちょっとした味付けになっているというべきか。
 横溝ファンにとっては、どこかで読んだことのあるのが多いかも。
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No.3:
(3pt)

ファンならどうぞ

若干高額なので、(中学生くらいの時に夢中になって読んだ、リアルでおどろおどろしい文庫シリーズぽい表紙にうっかり買ってしまったが( '∀`)ファン以外にはあまりお薦めできないかな...
横溝はほとんど読んでいるが、戦前の幻想怪奇色が強い短編は、
同系統だと乱歩に分があると思う(主観)
っていうか、せむしの不具者と女優の蘭子とか既視感のある名前とか設定は、どっちかが影響を受けたオマージュだったりするのかな?
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No.2:
(4pt)

「探偵小説」に嵌まっていた時代

久しぶりの横溝正史作品でした。
’70年代に横溝正史のブームが来た時、角川文庫で出版された作品はすべて読みました。当時は、次の文庫本の出版が待ち遠しく、出版されるとすぐ読みました。ドラマや映画化されたものもすべて見ました。その位、当時は横溝正史に熱中していました。というか、正史に限らず、雑誌「幻影城」を中心とした「探偵小説」の勢いの中に取り込まれていました。
それだけに、今回新しい一冊を書店の棚に見つけた時、嬉しくなり早速手にしました。
収められている十四編の短編は、怪奇小説の要素が強いのですが、それでも十分にかつての熱中していた当時の気持ちを思い出させてくれるに十分でした。
「おどろおどろしい」のも横溝正史の一つの要素だと思います。
楽しい一冊でした。
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No.1:
(4pt)

15年ぶりの「新編集」本

「丹夫人の化粧台」「山名耕作の不思議な生活」「川越雄作の不思議な旅館」「双生児」(旧角川文庫『山名耕作の不思議な生活』に収録)、
「犯罪を猟る男」(同『恐ろしき四月馬鹿』)、
「妖説血屋敷」「面(マスク)」「舌」「誘蛾燈」(同『誘蛾燈』)、
「白い恋人」「青い外套を着た女」(同『青い外套を着た女』)、
「湖畔」(同『悪魔の家』)、
「恐怖の映画」(同『殺人暦』)
「髑髏鬼」(春陽文庫『殺人暦』に収録、角川文庫には今回が初の収録)
の計14作品所収。

角川文庫の横溝正史作品では、15年ぶりの「新編集」本。
横溝正史ミステリ大賞と日本ホラー小説大賞が統合され、2019年度から横溝正史ミステリ&ホラー大賞にリニューアルされることを記念しての出版だそうです。

あまり「怪奇」ではないものも収録されていますが、旧文庫6冊からピックアップされた13編に1編を加えた本書は、横溝ファンに楽しい読書の時間を提供してくれるでしょう。
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4041075432

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