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太陽の棘
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太陽の棘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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こういういい話をマハさんはどうやって知ったのだろう。そしてそれを小説にできるなんですごいです。出会えてよかった本です。 | ||||
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史実を元に描いた感動作品ですね。ニシムイという小さな美術村がかつて存在していたらしく、そこで暮らし生計を立てていた画家たちと、戦後の沖縄にきた軍医との交流を描いています。戦後の日本であって日本でない沖縄、敵国同士のアメリカと日本という複雑な状況下で、いろいろなアメリカを美化しているようにも見えますが、世界基準の絵画をベースに人と人が純粋に共感できるということはあり得る気がします。 | ||||
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表紙の人物像が印象的で本を手に取った。作者の原田マハはスピーチを題材とした小説「本日はお日柄もよく」が好きだったのでそのままジャケ買いした。 戦後すぐに軍属の医者として沖縄に渡った24歳の主人公とそこで出会った地元画家と沖縄の絵を通じた交流が描かれる。 青い空と海と白い道と真っ赤なハイビスカスは美し沖縄そのもの、暗い戦場の夜にボンヤリと白く浮かび上がる人間の顔、誠実で情熱的な主人公と向かい合って描いた主人公の肖像画(おそらくこれが表紙の絵と思われる)。 いろんな人がそれぞれの想いを絵で表す中で印象的だったのは、主人公の同僚が帰国する際、密かに想い恋叶わなかった女性のスケッチをこれだけは持って帰ると発したセリフ。 これは大切な痛みなんだ。しばらく刺さったままの青春の棘。。 人の気持ちを絵に表すがそれは痛みを覚える。そして、いつか痛みは忘れいい思い出だけが残る。 | ||||
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これは、お勧めできる本だと思いました。沖縄出身の佐藤優氏が絶賛しています。 沖縄の苦難の経験に直接踏み込まずに、適切な視点をとって、そこから描いたのがとても良かったのでしょう。 戦後すぐに、苦しみから立ち上がって、文字通り命をかけて絵を描いている人たちを描いています。 原田マハさんは、美術に造詣が深いのですが、絵に構図が重要であるのと同じように、沖縄を描くときに、 1つの優れた構図を見つけたのでしょう。沖縄出身の画家達の絵を見たいと強く思いました。 | ||||
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主要人物が単純に過ぎる感じで、多少愚鈍に思えなくもない。率直な善意とはしばしば「鈍感」を伴うなあ。と、思いつつ、「ギブミー」に対応する為には、そういえば事前にしこしこと準備してこないと出来ない訳で…。そう考えたらよくある「ひろえひろえジャップども」も、許せる気分になってみたりして。 本書の主人公は↑はしませんが。 「芸術」家のすぐそばで支える「凡人」側の心情で読んでしまったので、「成功してない芸術」を支えるのは砂上の楼閣を支えるがごとし…とそっちに思いが至りました。 | ||||
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通勤電車の中で、むさぼるように読みました。 これほど魂をゆさぶられる作品には、いままで出会ったことがありません。 困難な時代に絵に命をかけていく人々の熱い想い、そして行動。 様々な困難に出会っても絶対に夢への希望を持つんだと、心から思えました。 大きな夢に向かって心が折れそうになっている人、そしてなにより、芸術に命をかけている人に読んでもらいたい作品です。 | ||||
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ニシムイ(北の森)は、現在のゆいレール儀保駅北側の末吉公園の一角にありました。付近では南側の首里城付近が一番高く、ニシムイから糸満沖を航行する船は見えません。現実に戦後を生きて、画を描いておられた画家たちの話ですから、感情移入のためにも現地の取材は徹底的にお願いしたいところです。 | ||||
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1948年、占領下の沖縄。 軍医として赴任してきた若い精神科医エドが出会ったのは、戦争に 負けても誇りを失わず、したたかに生きる芸術家たちだった。 本国から送られてきた真っ赤なポンティアックのオープンカーに乗って すっ飛ばしていて見つけた「ニシムイ・アート・ヴィレッジ」の看板。 自らも画を描くエドが、好奇心の赴くまま入って行くと待っていたのは そこにはあるはずもない物だった…。 本書で描かれるのは、逆境にあっても希望を捨てず、挫けずに生きる 人びとの姿だが、そこには外からは見えない心の傷に懊悩する人びとも 散りばめられている。 占領という状態の理不尽さと虐げられている人びとの姿にも、著者は目を 逸らさない。 | ||||
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この小説を読んで、 先後の沖縄にこのような画家たちがいたこと、 アメリカ軍とのかかわりがあったことを知った。 表紙の絵のように インパクトのある心ゆさぶられる内容を期待した。 が、事実よりも稚拙になっていないだろうか。 他の作者が、この物語を書いたら、もっとよかったのでは、と思ってしまった。 原田マハさんの小説は、読みやすく、時々いい表現があり、好きな作家だが、 このところの作品は、ずっとこのままなのかな、と思ってしまい、 物足りない感じがしてしまう。 絵画や、芸術をとてもよく理解している方なのでしょうに、 文章にすると、何か軽く簡単なものになってしまっているような気がする。 | ||||
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読み終わった後、じんわりとしばらく余韻に浸っていました。あえて中身について細かく解説するよりも、それぞれの自由な感性でありのままに飛び込んだ方が楽しめる作品じゃないかと思います。仕事で疲れた時も、原田マハワールドにハマると、すっかり心が洗われます | ||||
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