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麒麟児
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麒麟児の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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時代背景や情勢を勝海舟の口や思考を借りて説明するみたいな場面が非常に多いです あまり詳しくない人向けの親切設計なんでしょうが、紙面の半分近く(体感)説明だとかなりくどく感じます。 | ||||
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受けも責めもこの呼吸でやってたら疲労困憊しそうなやり取りが大変楽しかった 見てるだけで疲れそうだけど… 元々勝派。どっちかというと西郷さんは苦手派。だが、本書で西郷さんの印象が良くなった 幕末から明治初期の要人は、何となく「意欲に満ち溢れ」てるイメージがあるんだけど、「誰かがやらなきゃ」→「…俺しかいないだろうなあ」→動き出せば邁進。が、大変に好ましい 唐突に、今、英国で「離脱」関係やってる人達も↑みたいな感じか?と連想が湧いた 楽しく読みました | ||||
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勝麟太郎(海舟)と西郷吉之助(隆盛),幕府軍と官軍として立場は違っていたものの, それでも志は同じと信じ,けれど決して口には出せなかった盟友の戦いと誇りの物語です. その大半を江戸城の無血開城に伴う交渉に割き,まさに決死の覚悟で調整に当たる中, いざ西郷と対峙をしてみれば,のらりくらりと交わしては返す勝の交渉具合がおかしく, かと思えば,立場をわきまえない徹底拒否など,肝の据わり具合には舌を巻くばかりです. 男二人の物語としても,勝の視点で描かれるため,西郷の胸の内はわからないのですが, 要所要所で見せる振る舞いには,敵であるはずの勝への敬意や信頼が伝わってくるようで, また,交渉で敗れながらも引き締めは怠らないなど,上に立つ者としても魅力的に映ります. その一方で,幕府からいいように使われるばかりで,報われることの少なかった勝が, 開城を終えた後,江戸から東京へと名を変えた町で,「いつか二人で」と願うも叶わず, 彼を偲ぶ碑を前に,引っ張り出されるのではなく,自らの意思でもう一働きをと誓う姿は, すれ違い,交わることのなかった寂しさに,爽やかさが重なる素敵な幕引きとなっています. | ||||
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