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炎の色



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炎の色の評価: 3.30/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.30pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

「 天国でまた会おう 」 の続編?

1 ) 期待していた 「 天国でまた会おう 」 の続き物とは違う。がっかり、、、、。

2 )世間知らずのお嬢様が、父親亡き後に周りの者に容易に騙されてしまうという、よくあるパターンの物語り。
だが、そのお嬢様より、お嬢様の息子、息子を取り巻く看護師、家庭教師、オペラ歌手など、個性豊かな登場人物に、深く魅了された。
炎の色 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:炎の色 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.4:
(3pt)

凝り過ぎていて不自然。

1 )デュプレ氏は 「 何でも屋 」 ですね。
身ぐるみ剥がされたマドレーヌの復讐成ったのも、彼がいたからこそ。
でも、余りにも失敗することなくあらゆることを彼がやり遂げてしまうのは、出来過ぎでおもしろ味に欠ける。
小説だからね、実世界では有り得ない、と感じさせてしまうデュプレ氏の巧みな行動でした。

2 )マドレーヌの息子と彼の看護師の関係が絶妙で楽しい。そして、オペラ歌手とのやり取りも不思議でした。
炎の色 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:炎の色 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
415181454X
No.3:
(3pt)

復讐劇が繰り広げられる点では上巻より読み応えがあるが、ミステリで見られた"冴え"がない

上巻を読んでから随分経って下巻を読んだ。本作は「天国でまた会おう」の続編の由(ただし、コンセプトがであって、シリーズものではない)だが、やはりこの作家はミステリ以外では凡庸という他はない。本作は第二次世界大戦前の世界恐慌下のフランスを舞台とした歴史・冒険小説を意図しているらしく、「三銃士」の様な波乱万丈の物語を目指している事が窺えるが、ミステリ(例えば「その女アレックス」)で見られた"冴え"がない。

下巻は当然、マドレーヌの復讐劇が繰り広げられる訳で、その点では上巻より読み応えがある。しかし、あんなにも世間知らずで愚かだったマドレーヌが何時の間にか世俗まみれになってずる賢くなっている(良く言えば成長している)のには違和感を覚えた("窮すれば通ず"という事か)。そして、そのマドレーヌの友人(共犯)として振舞う人物がこんなに沢山居たとは不可思議だが、そうでもしないと復讐劇が成立しないので、止むを得ない所か。復讐の主な方法は第二次世界大戦前のドイツを利用するというもので、予想通りではあるが、もっとスマートなコン・ゲームに出来たのではないか(本作の方法は危険過ぎる)。

その中で、マドレーヌの友人達各々に見せ場を作っている所が本作で一番気に入った点である。ソランジュ(オペラ歌手)にはドイツでのオペラの舞台、ヴラディ(看護師)にはそのオペラの舞台裏での活躍の場、レオンス(が何故マドレーヌの味方なのか不明だが)にはマドレーヌとの入れ替わりを含む様々な役割、そして息子のポールには広告の才能を。余り紆余曲折に富んだ凝った作品よりもストレートな物語を好む方向けの作品だと思った。
炎の色 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:炎の色 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.2:
(3pt)

危惧したとおりの出来

ルメートル本は斬新な語り口がたいへん魅力的でミステリ小説なら迷うことなく読むところです。しかし本書はミステリではなく文芸作品。第1作の『天国でまた会おう』の出来がイマイチであり本書を手に取ることにかなりためらいがありました。結局本書は危惧していた通りでかなり失望しました。ヒロインが息子の介護に追われながら大きな財産を盗まれてしまう苦境にまみれた前半はそれなりに読みごたえがありました。ところが後半(下巻)の復讐劇は第1作の再現を見るように大失速。復讐はなんらかの障害があってこそ達成した時の歓喜は大きなものとなります。本書の場合最後まで順調に平坦に事が進んでいくし、映画のノベライゼーションのような軽いノリの文章なのでルメートル、いったいどうしたのと首をかしげてしまいました。
炎の色 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:炎の色 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.1:
(3pt)

退屈な上巻、下巻に期待

大富豪の父の葬儀の際、息子に大きな不幸が降りかかってしまったマドレーヌ。

失意の底に沈む彼女に追い打ちをかけるように、彼女の全財産が奪われてしまう。

奸計に気づいたマドレーヌは敢然と復讐を始めるのだが、という話。

第二次世界大戦直前の時代を舞台にしたスリラーだが、上巻はさしてスリリングでもなくやや冗長な感じ。

キャラが弱くあまり感情移入できないのが残念。仇の連中も憎み切れない、とういうか・・・。

下巻の展開に期待です。
炎の色 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:炎の色 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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