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入れ子の水は月に轢かれ
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入れ子の水は月に轢かれの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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見た目はカジュアルですが沖縄史に精通した筆者による、とても骨太な作品です。ミステリー小説ですが、トリックよりも人間の強さと弱さに焦点を当てた社会派です。作品中は現代と1960年代の非常にヘビーな政治情勢とを行き来するわけですが、主人公二人の軽妙なやり取りが重さを感じさせず、サクサクとページを進めることができます。作品としての完成度を指摘する人もいますが、若いですしこれからに期待します。 | ||||
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ドキュメンタリータッチミステリー あの頃の沖縄も味わえるドキドキ感 | ||||
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素晴らしかったので感想を書かせて頂きます 実在する那覇を舞台に、架空の人物らが活躍する 本書の冒頭、舞台となるガーブ川(実在する)を中心とした地図が冒頭にあり、その地図のページに戻りつつ本書を読み進めた。 そこには沖縄の歴史もおりまぜながら、つらい過去を背負った人々の姿が、本題となるミステリーと交差していく。本書の半分過ぎから「ああ、この人が犯人だろうなぁ」と見当がつくも、しかし、そこからグイグイと読者を引き込んで、ページをめくらせてくれる。そんな良書です。 犯人がわかって警察に逮捕されてあとも、「えっ、こんな挿話をするんだぁ」という具合に、以外な構成で読ませてくれました。第8回アガサクリスティ賞の大賞に輝いたことに納得。 本書巻末に審査員らによる選評があり、なかでも北上次郎氏が「いちばん印象的なのは、水上店舗の窓が月明かりを反射して光っているというラストで、まるで建物が生きているかのようだ」(以上引用)とありました。 まさにそのとおりで、ラストシーン数行は「静謐とした美しさを見事に描写している」と個人的感想を持ちました。 最期になりますが、オーガニックゆうきさんは第7回同賞で最終選考まで残った、と聞きます。「うないドール」というタイトルと伺いましたが、こちらの作品もぜひ書籍化されることを切に願います。 素晴らしい作品に出会えました。ありがとうございます。 | ||||
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