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ミュンヘン―オリンピック・テロ事件の黒幕を追え
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ミュンヘン―オリンピック・テロ事件の黒幕を追えの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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届いた「本」は、奇麗で気持ちよく読むことが出来た。頁の「折れ」も「書き込み」も無く、・・。何時も「こうであって欲しい」ものだ。今回は、満足している。以上 | ||||
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オリンピック・テロ事件のことは十頁程度しか出てきません。犯人、殺された選手、他国の選手たち、OP関係者等々の動向、素顔や生の声が書かれているのかと勝手に思い込んで買った私が馬鹿でした。イスラエルと闘い続けたサラメ父子の生涯が時系列で比較的坦々と書かれています。中東の歴史を知りたい方にはよい本かもしれません。ノンフィクションにしてはスパイ小説風、小説にしては登場人物に入り込めないという感じで、ちょっと中途半端だったかなと思います。 | ||||
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昨今世界規模で猛威を振るっているイスラム国を筆頭とするイスラム過激派テロリストたち。 彼らがどこから来て、どこへ向かおうとしているのかを考えるヒントになりうる一冊となるでしょう。 ミュンヘンオリンピック事件を起こしたテロリストたちのルーツを辿っていけばナチスドイツも関わっていたというのは衝撃でした。 中東問題というあまりにも根深い問題。本の中にもありましたが、いつまでこれは続くのでしょうか… | ||||
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スピルバーグの映画は、1972年ミュンヘンオリンピックで発生したパレスチナテロ集団「黒い九月」によるイスラエル選手団虐殺テロに対するイスラエルス諜報機関モサドの復讐暗殺を描いています。映画は2005年12月公開です。一方本書のオリジナル版は1983年に出版された「The Quest for the Red Prince」(赤い貴公子の追跡)で、「Munich」(ミュンヘン)ではありません。その翻訳版が本書であり、映画タイトルにあやかったのか、「ミュンヘン」と改名されて2006年に出版されています。スピルバーグの映画の公開のタイミングで、これに合わせた書籍を売ろうという目論見でしょう。 「The Quest for the Red Prince」(つまり本書)は、「黒い九月」団の首謀者であるサラメが、パレスチナテロの世界でのし上がり、さまざまなテロを企画実行し、遂にはイスラエルを代表するオリンピック選手団を殺害するというミュンヘンテロを仕掛け、復讐に燃えるモサドに復讐暗殺されるまでの過程を通して、パレスチナテロの闇に迫ったノンフィクションです。一方映画の方は、スピルバーグがインタビューで語っているように、3つの確たる事実、ミュンヘンでの虐殺テロでイスラエル選手団が殺された事実、当時のイスラエル首相メイアが非合法に「黒い九月」団幹部の暗殺命令を下した事実、サラメが暗殺されたという事実を結び付けて、イスラエルによる暗殺行動を想像で描いたフィクションです。映画公開にあわせて、早川書房が急遽「ミュンヘン」という題名に変更して出版したものと思われます。私は映画を見て、イスラエルの暗殺活動の組織や情報収集方法を知りたくて、てっきり映画の原本と勘違いして読んだのですが、その観点では選択ミスでした。しかしです。本書の内容は、アラブ・パレスチナ対イスラエルの歴史的背景がサラメの父の時代からサラメの時代にわたり緻密に描写されており、パレスチナ問題、アラブ系民族によるテロの背景を理解するうえで大変に優れた一冊だといえます。 ●なぜアラブ系民族は過去から残虐なテロを平気で繰り返しているのか? ●アラブ民族のDNAには共通の凶暴性が宿っているのか? という疑問、というより偏見に近い感情を私はずっと抱いてきました。 しかし本書により、偏狭な偏見は解けつつあります。彼らは、決して許されないゆうな暴力闘争にしか自己実現をみいだせない世界に閉じ込められているのではないのかという考え方に変わりつつあります。ミュンヘンテロ、911テロ、イスラム国(国ではないし、イスラムを代表しているわけではないのでこの名称には疑問符がつきますが)と続く滅茶苦茶な残虐行為が、長期間白人社会から虐げられて圧縮されてきた歴史を原料とした燃焼であるとも思えてきました。国になどという立派なシステムの整っていなかったころにヨーロッパ列強に支配されてしまった時代に始まり、イスラエル建国により土地を追われ、ユダヤ民族滅亡を図ったナチスに加担して夢破れ、世界に散らばっていたユダヤ民族のイスラエル流入によってさらに土地を侵食されてきたという悲しい歴史です。著者はイスラエル系ですのでユダヤ民族の立場から書いてはいますが、テロ集団の事実や歴史的背景を客観的に描く努力もうかがわれ、その点もこの読み物を重厚なものにしている要因になっています。読後は、ニュースを見る時に、単純なアラブ憎しの怒りから、怒りつつも問題の深遠さに思いをはせられるようになり、知識武装の大切さを再認識しました。 読中に映画とは直接の関係がないことを知り、「ミュンヘン」という題名をつけた早川書房の小賢しさがプンプン臭いましたが、お蔭でいい勉強ができ結果良しです。でも、内容が優れた本なので、もう少しタイトルメークにセンスを働かせてほしいところです。ハヤカワのノンフィクションには概して内容の良いものが多く、また翻訳も上手で読みやすいです。下手な新書版よりあたり外れがすくなくおすすめです。「マネーボール」など」は映画の原作そのものですし、内容は映画よりずっと深く面白いです。、早川書房さん、今後もがんばってください。 | ||||
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自分はテレビで黒い9月を見ていた。 ミュンヘンの惨劇は平和の祭典を脅かしていた。 その真実偽買ってくれる内容ではなかった。 彼らにとっては一つの通過点だったようだ。 内容は悪くないけれども、タイトルはどうかなぁ。 | ||||
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題名はミュンヘンですが、内容は中東問題全般です。 イスラエル建国から始まり、2000年のイスラエルとパレスチナの 会談に至るまでの物語。サラメという家庭を軸に物語は進行していきます。 ハサン・サラメとその子供、孫 の三章で構成されています。 父の時代では、誕生して間もないイスラエルと周辺諸国の対立が書かれており 世界大戦の影響(ホロコースト等)でユダヤ人がイスラエルに流れ込んでくる有様が分かる。 また、大戦終結後の大国の曖昧なイスラエルの管理体制や抗争の激化の原因を把握できる。 息子の時代は、6日間戦争(第三次中東戦争)から始まり、 イスラエルに対するテロ活動を中心に物語は進行する。 父同様、パレスチナ解放を目的にアラファトと共に活動を続ける息子であったが、 あるとき、欧米よりのヨルダン国王からの奇襲攻撃で「黒い九月」というテロ組織が誕生する。 この中でパレスチナの解放活動を逸脱し、テロリズムに向かうサラメの真情を垣間見ることできる。 同時に、イスラエルの諜報機関「モサド」によるテロ組織の暗殺活動なども詳細に書かれている。 孫の時代では、PLOの言論による解放活動など、僅かな希望が見え隠れする。 | ||||
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正直な所、映画がイマイチだったので(私には)もうちょっと深く知りたくなって 読んでみました。 中東絡みの話は本当に理解しにくい... (名前が皆同じに聞こえるからか?) 内容は面白いのですが、人間関係が掴みずらいのは私の頭のせいですね... 時代はWWIIのヒトラーやムッソリーニとダブります。 モサド vs PLO。 | ||||
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