過去からの狙撃者
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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訪米中のソ連外務大臣ポノマレフが何者かに暗殺されるという事件が起こる。ソ連とアメリカ政府の間に緊張が走る。特にポノマレフは合衆国を敵視していた外相でもあり、この暗殺には合衆国側が意図して起こした物だという臆測まで流れる始末だった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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アメリカでソ連大使が殺され・・・というお話。 以下はネタバレなので、読んでいない方は読まないでください。 最後の方に、この小説の肝とも言うべき真相が明らかになりますが、そこで終わらずに、ページが残っているので、この後プロットが二転三転するのが何となく判り、実際にそうなりますが、この辺はこういう小説を長く読んでいて先の展開が判ってしまう輩の悲しさでもあります。まぁこの著者が悪い訳ではないですが。 この小説を読んで思ったのが、著者のバーゾウハーさんがイスラエルの人で、過去にナチの収容所で起こった事実を広めて、ナチスの残虐さ、非道性を伝えたかったのではとの思いでした。自分の先祖が辿った極限状況を広める事で、自分の民族がうけた事を告発したかったのでは、と。謀略小説としてもよく出来ておりますが、そちらの方を読んでもらいたかったのでは、と思いました。 何れにしろ、読んでいて楽しかった(少しキモいです)ので、この後の作品も呼んでみたいと思います。 戦争の非道性を告発したかったらしい謀略小説。機会があったら是非。 | ||||
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「第三の真実(THE THIRD TRUTH)」という原題に恥じない刺激的な一冊。 米ソ間の緊張緩和ムード真っただ中で、こともあろうに米国でソ連外相が暗殺される。それも、別の標的と間違えられて。被害者が続出するなか、第三次世界大戦の危機を回避すべく米ソの秘密機関が共同戦線を張り、犯人の行方を追う。大戦中にナチの強制収容所で起こった事件、旧ナチ残党の暗躍が示唆され、やがてはソ連外相暗殺の第二、第三の真実が明らかになっていく。 序盤は登場人物が多く冗長な印象を受けたが、少しずつ事実が明らかとなるにつれて、想像力と好奇心が掻き立てられる。物語終盤にこれらの真実が明らかになる頃には、完全に物語へのめり込んでいた。読者の想像力を掻き立てるプロットと、最後に提示される真実の明快さに、感嘆の意を禁じ得ない。 | ||||
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「第三の真実(THE THIRD TRUTH)」という原題に恥じない刺激的な一冊。 米ソ間の緊張緩和ムード真っただ中で、こともあろうに米国でソ連外相が暗殺される。それも、別の標的と間違えられて。被害者が続出するなか、第三次世界大戦の危機を回避すべく米ソの秘密機関が共同戦線を張り、犯人の行方を追う。大戦中にナチの強制収容所で起こった事件、旧ナチ残党の暗躍が示唆され、やがてはソ連外相暗殺の第二、第三の真実が明らかになっていく。 序盤は登場人物が多く冗長な印象を受けたが、少しずつ事実が明らかとなるにつれて、想像力と好奇心が掻き立てられる。物語終盤にこれらの真実が明らかになる頃には、完全に物語へのめり込んでいた。読者の想像力を掻き立てるプロットと、最後に提示される真実の明快さに、感嘆の意を禁じ得ない。 | ||||
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good good good good good good good good good good good good | ||||
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作者はヨーロッパで生まれ、現在はイスラエルに住むユダヤ人。知る人ぞ知る、スパイ小説の名手である。舞台は東西冷戦時代。訪米中のソ連外相が暗殺される。第3次世界大戦に発展か? だが翌日、外相の運転手も殺される。真のターゲットは運転手だったのか? CIA部員ソーンダースは、悪夢のような過去の出来事を突き止めるが…。オチの "どんでん返し" も取り立てて意外ではないし、話の展開も地味。バー=ゾウハーの作品としては傑作とは言えないが、それなりにおもしろい。 | ||||
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