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闇に浮かぶ絵
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闇に浮かぶ絵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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面白いのは間違いない。1000ページくらいをスイスイ読めるんだから。ただね、裁判で母親が自分の子供じゃないって言ってんだからもう少し考慮してもいいんじゃないでしょうか。とにかく妙な裁判でした。 | ||||
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ストーリーは、抜群に面白い。一見、『生きていた男』(元々は、映画作品で、ほぼ同じ内容のドラマが日本でも製作された。評者はドラマ版しか見ていない)に似た感じだが、全体は思いもよらない展開をしていく。 次々に明かされていく、ダヴェノール家の過去。それぞれの思惑もあって、事件はもつれていく。上下巻合わせて1000ページ近いが、飽くことなく読みとおせる。 評者が個人的にもっとも魅力を感じたのは、メラニー・ロシター。こういう女性には惹きつけられてしまう。 ただし、ヘニング・マンケルのヴァランダー警部シリーズのような、ある種のカタルシスはない。それもあって、著者の他の作品に手を伸ばすことには躊躇する。 | ||||
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ブームは去ったのだろうが、徹夜本。たしかに。最後の最後まで手を見せずに (うまく見せながら?)引っぱってゆく。 キャサリンの魅力。ただの傲慢な娘だったものが意志の女になってゆくところ。 ジェームズを認めないところ。ヒューゴーのしぐさも像としてよく目に浮かぶ。カ ラーのイギリス映画を見るようだ。みんな滅び去ってしまう。ノートンの裏に、要 するに企みがあるというのは巧い。なぜああも完璧だったかということに説得力が ある。 | ||||
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ゴダードブームは去ったのだろうが、たしかに上質の徹夜本だと思う。最後の最後まで手を 見せずに(うまく見せながら?)引っぱってゆく。(小生の感じでは、クック『緋色の記憶』などの ほうが、「思わせぶりが過ぎる」という印象がある)。 キャサリンの造型に魅力あり。ただの傲慢な娘だったものが意志の女になってゆくところ。 ジェームズを認めないところ。ヒューゴーのしぐさも像としてよく目に浮かぶ。カラーのイギ リス映画を見るようだ。みんな滅び去ってしまうのだ。ノートンの裏に、要するに企みがある というのは巧い。なぜ彼がああも完璧だったかということにも説得力がある。一言で言えば、 答は二つに一つなのだけれど、最後まで緊迫感は途切れない。 | ||||
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「これでもか」的な濃厚さは、 何物にも代えがたい魅力があります。 登場人物・風景どれをとっても、 映像が立ち上る感覚があり、 文字から読み取る感じ取る事の面白さを 改めて認識出来る作品。 どっぷり浸かって楽しみましょう。 | ||||
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失踪した男の突然の帰還が巻き起こす、大きすぎる波紋。すでに他の男の妻となっていた婚約者、裁判、殺人、そして陰謀・・・「実らなかった恋の記憶」ではじまるロマンティックな導入から、准男爵家の相続争いへと、ドキドキワクワク一気に読ませる。複雑に絡み合う人間模様。上流階級の世界に繰り広げられる数々の事件は、絶妙のお下劣さ加減で読者のワイドショー覗き見的好奇心をこれでもかと刺激する。「イギリスの貴族、みんな人間関係こんなことになってるわけじゃぁあるまいな・・・」とよけいなことまで喚起させる、悶絶のゴダード・ワンダーランド! | ||||
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ゴダード独特の複雑なプロット。登場人物間の複雑なつながり合い。まさにこれぞゴダードという作品だろう。失踪・死亡したと考えられていた准男爵継承者とその一族に関連する人々の過去。その事件の成り行きを、失踪准男爵の元婚約者の夫による「手記」という形で物語は進んでいく。いったい、この男は何ものなのだ?失踪した准男爵の母と弟は彼を認めようとしないが、展開は男に有利に進んでいく。息も切らせぬストーリーテリングで一気に読ませてくれる上巻である。 | ||||
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行方不明の跡取り息子が11年ぶりに現れ、自己の権利を主張する。そこで起こる一族の混乱と裁判。家族の忌まわしい過去の歴史。そのシナリオを欠いたのは誰?ゴシック風の歴史は最後の最後にあっという種明かしにたどり着く。まさに万華鏡。ゴダードの最高傑作だと思う。ゴダードの風呂敷の広げ方としまい方が完全にうまくいった傑作である。 | ||||
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