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闇に浮かぶ絵
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闇に浮かぶ絵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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過去が明らかにされる→謎が少しづつ解明される...ではなく、更に複雑になってきます。 主要登場人物の筆頭が主人公ではなく、ただの謎の人物。ヒロインの冴えない夫がほぼ語り部(『』)で、 判官びいきではないですが感情移入してしまいます。頑張れトレン!! これから(下)にいきます。 | ||||
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感想は上下巻通したものです。 この本を読んだのは、2014年度の江戸川乱歩賞受賞作「闇に香る嘘」が、この 作品のパクりだという言う人がいたのがきっかけだった。 それはさておき、感想を述べると、ひと言で言うと「プロットが複雑すぎて疲れる」、 というところだろうか。いやいや、こういう複雑なプロットこそゴダードの醍醐味だ、 という人もいるかもしれない。文庫版の解説にも、「時系列などをメモしながら読むと 良い」みたいなことが書いてある。つまり、逆に言えば、それだけみっちりと読み込み、 流れを確認しながらでないと、頭が混乱する可能性が高い。特に、西暦の年号が何度も 出てくるのだが、そのあたりは、通常の読者であれば、あまり気にせず読み飛ばすので 記憶に残らないだろう。それ故、時系列が混乱し、リーダビリティーを損ねている。 その一方で、時間を掛けてもよいからじっくり読み、作者の意図したミスリードや、 その他の仕掛けを楽しみたい、という人にとっては最高の作品なのかもしれない。だが、 そういう人は、全読者の中では一部ではないだろうか。私自身も決してイージーリーダー ではないし、ライトすぎる小説は好まない人間だ。ミステリー作品は好きで良く読む方 だが、その私から見ても、自然に楽しめる作品ではなかった。よって☆3個とした。 したがって、一般の読者にはあまりお勧めしない。その反面、ゴダードのファンにとっ ては最高の作品でもあるのだろう。 なお、パクり疑惑については、出自の不明な兄が登場するという設定以外、似ていると ころは皆無だった。よって、単なる誹謗中傷か、あるいは無知な人が主張しているにすぎ ないのだと思う。 | ||||
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