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(短編集)

閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室



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【この小説が収録されている参考書籍】
閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室 (講談社タイガ)

閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室の評価: 3.40/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

ひねりを加えてきた

シリーズ第2弾。全3話が収録されている。
 前巻と基本的な構成・コンセプトは同じ。ただ、若干のひねりがくわわっていて、思わずニヤリとさせられるオチも。
 ストーリーとしての完成度が高く、充実した読みごたえ。満足できる。
 ただ、設定の縛りがあまりにきついので、ちょっと苦しくなってきたかなという感じもある。続刊も次々と出ているようだが、どう工夫されていくのかが楽しみだ。
閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室 (講談社タイガ)より
4062941198
No.2:
(4pt)

勧善懲悪のカタルシス

今巻で死者復活に挑む横死者達は、刺殺された刑事、鼻つまみ者のゆすり屋、やり手な若手社長の3名。
 サブタイトルに"負け犬"と書かれている通り、どの人物も人生の頂点を過ぎた斜陽の人達で、挫折や限界に阻まれながらも、各々の現実を精一杯生き抜いている。
 だから、横死しましたで簡単に己の人生を終えることなんて出来ない。すまし込んだ沙羅の支援?を受けながら、地獄行きのリスクを負いつつも自己の人生を全うしようとして、今日もあの世で人間のいじましい苦闘が繰り広げられる。
閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室 (講談社タイガ)より
4062941198
No.1:
(5pt)

色とりどりの3篇

前作では「死者が閻魔の前で己を殺めた犯人を推理する」という新鮮で強固なフォーマットを守る短編が多かった。設定の強さと、暖かい読後感を演出できるたしかな筆力でもって、上手いことマンネリを回避してきたように思う。
転じて本作は、「どこからでも読める」というシリーズものらしからぬ強みをギリギリで死守しつつ、定型を逸脱することに注力した3篇が収録されている。
暖かい読後感からビターな読み味へ。読者を易々とコントロールしてみせる著者の力量は本物だと思う。おすすめ。
閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室 (講談社タイガ)より
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