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(短編集)
夜空に泳ぐチョコレートグラミー
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夜空に泳ぐチョコレートグラミーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 41~60 3/4ページ
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登場人物たちはみんなそれぞれ痛みを抱えていて、その表現の仕方がドキッとして気になって、どんどん読み進みました。 最後はみんなそれぞれ前に進んで、カッコいいなと思いました。スーパーヒーローとかの意味では無く、静かででも覚悟があってカッコよかった。読んで力をもらえました。 | ||||
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今月の公募ガイドでインタビューされていた町田その子さんの記事を読み、どんな作品なのか読んでみたいと思い手に取りました。どの物語も暖かくして、優しい気持ちになる物語でした。 | ||||
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水槽のような町を舞台としたオムニバス。随所に水や魚を思わせる比喩が出て来て、ショッキングな出来事も多いのに夜の水族館のように静謐。 下手なりに泳ぎ方を覚えるもの、群からはぐれ居場所を探すもの、意図せず追い出されるもの。 まるで表面張力のように、辛うじて水槽に踏み止まり、精一杯ひれを動かす主人公たちの姿に共感した。 私もここではない場所に憧れて小説を読み、物語との出会いを生きる糧としているから。 一番はじめのカメルーンの話が一番切なくて、美しかった。 | ||||
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短編集と見せかけて、構成が秀逸。面白かった。この作者の小説は初めてだったけど、好きになった | ||||
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この作者の作品は初めてでしたが、最高の出会いでした。暫くはこの作者の本を読み続けることになりそうです。 | ||||
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52ヘルツを読んで、町田さんを追ってみようと買ってみました。期待通りです。彼女のテーマが気になります。他の作品も買ってみます。 | ||||
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ひねくれ者なので○○賞とかは避けて来ましたがこれは・・・(';ω;`) 私にはどストライクです(';ω;`) 数日間登場人物を身近に感じるくらいでした 純愛・・切なくて悲しい そして幸せとは何か・・・共に生きるって・・・ | ||||
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作者のデビュー作ということだが、何という構成力!読み手をぐいぐい引き込んでいく筆力!感情を大きく揺さぶられながら、読み進めることができた。 構成としては、連作短編集の形式を取ってはいるが、それぞれが独立した話で、登場人物がどこかで重なっているという、さりげない仕掛けが心憎い。 小さな田舎町に住む登場人物たち、それぞれが悩み、苦しみ、生きづらさを抱えながら、それでも生きている。作者の視点は限りなく優しい。どの話も、決して予定調和ではない、心のどこかに小さな希望の灯を灯してもらえたかのように、優しく読み終えることができる。 私にとっては、第3話「波間に浮かぶイエロー」がダメだった。心を鷲掴みにされた。感情を抑えることが出来なかった。途中、クスッと笑いながら読んでいたのに…。終盤、嗚咽を漏らしながら、それでも物語の中に引き込まれていた。 今、ちょっぴり生きづらさを感じている人たちに、この本を薦めたい。決して大きな力ではなく、そっと心に寄り添い、優しく背中を押してくれる、そんなあったかい一冊。 | ||||
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めっちゃ面白いのひとこと。 構成がやばい。 色んな感情にもなる。素晴らしい。 なので、他の作品も読んでるが、これが最高傑作だと思う。 | ||||
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面白かったです! 祖母と二人暮らしだった女性の話から始まる短編連作集です。 もう他のレビューでも言われてますが、読むと感情が揺さぶられます。 大人な描写があるので子供には勧められないけど、この本を読むと人とのつながりを大事にしたくなります。 勧善懲悪みたいに悪者をこてんぱんにするわざとらしい描写がないのも好きです。 じんわりと作品世界の感情に浸れる作品でした。 | ||||
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途中で分かった事なんで恥ずかしいですが、どこか同じ町での取敢えず関連する人の心の動きを何かとても懐かしく暖かく、そしてつつましやかに書かれているので物語に引き込まれました。心のひだがあれば残る物語ですし気持ちが楽にもなります。不思議な小説です。他の作品は見てませんが、町田さんという作家がすべてわかりそうです。 | ||||
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本州のどこかの小さな地方都市を舞台にした連作短編集。とはいっても、登場人物の端っこと端っこがつながっている程度のゆるーい連作。生きづらさを抱えて、でも何とかしのいでいく空気感だけが同質な世界。方言がないし、雪は降らないところみたいだ。 粗暴な幼なじみが恋人だったシングルマザー。ずっと守り育ててくれた祖母が認知症になってしまった小学生。恋人が自殺してしまって残された女性。固定化された人間関係に耐えられない障害を持つ女性。流産と死産の後に夫のDVに苦しむ女性。これら各編の中心人物にからむ登場人物たちが、それぞれまた何らかのハンディキャップを抱えている。みんな、派手に怒ったり悲しんだりしない。むしろ、おろおろと戸惑っている。その戸惑いに、そっと寄り添えるような読後感。 | ||||
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最初は、よくいる最近の作家かと、1話目読んで思いました。文章が箇条書の様に。 〜だ 〜る で終わる 流行り?の作家かなぁと でも2話からはガラって変わり、後はただ読み進むだけでした。面白い!の一言です。 | ||||
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解説の方が仰ってるように、仕掛けがあり、楽しんで読めました。 | ||||
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表題作の他、「カメル-ンの青い魚」、「浪間に浮かぶイエロー」、「溺れるスイミー」及び「海になる」の5つの短編から構成される"弱者が抱く未来への希望と自由への憧憬(束縛からの解放)"をテーマとした連作短編集。魚や海関連の名称が多い各編の題名から窺える通り、例えば、金魚鉢中の熱帯魚を不自由の象徴として主人公(ヒロイン)との対比として散りばめている点が印象的。一方では、ウツボを"憧憬"の対象としている短編もあったり、(未来において)水槽の中で"共生"する事が"希望"の証という短編もあったりする自在さもこれまた印象的。 各編の詳細には触れないが、着想外な冒頭からテーマへと着地させる構成が巧緻で感心した。また、全体として多彩な工夫が凝らしてある。舞台は地方都市で、その地方都市が寂れて行く様子のさりげない描写。主人公(ヒロイン)とその関係者を児童養護施設出身者やシングル・マザーの子供(あるいはシングル・マザー自身や死産した母親)としている徹底振り。愛しい人の"匂い"に対する拘り。生の営みでもあるセックス・(DVを含む)暴力シーンの赤裸々な描写を厭わない気概。"おばあちゃん"の存在感。雨、雲、雪及び草木を中心とする風景描写による"しめやかな"雰囲気の醸し出し。LGBTを積極的に扱うジェンダー・フリー風味(雄性先熟も言及される)。その雄性先熟に代表される"色"に対する拘り。(連作短編集だから当然とは言え)因果の連鎖とその因果を容易には悟らせない巧みな全体構成力。 多彩な工夫と巧みな全体構成力とで"弱者が抱く未来への希望と自由への憧憬(束縛からの解放)"というテーマを浮き彫りにした傑作連作短編集だと思った。 | ||||
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話に繋がりがある短編は繋がりに気がついたときにうれしい気持ちになる。 全部で5話の短編からなる一冊。どれも生きづらい人たちの生き様を描いている。以前に読んだ52ヘルツのクジラたちもそうだが、町田さんの作品に触れると、今いる身近な人をもっと大切にしたくなる。今生きているのが当たり前ではない。幸せなことは奇跡的なこと。改めてそう感じさせてくれる。 特に好きなのは波間に浮かぶイエロー。 最後に衝撃の事実がわかった。 人の優しさをたくさん感じられる作品です。読み終わった後に身近な人をもっと大切にしようと思えるはずです。 | ||||
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お話しの内容もですが、ストーリー展開がバトンがきちんと繋がっていて楽しく読むことが出来ました! | ||||
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衝動的にどこか今の場所とは全く違う場所に行きたくなる。それは海外だったり日本でも辺鄙な所だったり。普通には理解されづらい私の生き方が、いい感じに小説にされてるようで嬉しかった | ||||
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題名にあるチョコレートグラミー以外にも熱帯魚の名前が入ったタイトルのお話が入ってます。 誰かを切実に思う“熱帯魚”たちが織りなす涙腺崩壊のお話です。 連作小説で、最後に一周して戻って来ます | ||||
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どの話も場面が鮮やかに浮かび、記憶が呼び起こされるような感覚になる作品集。 | ||||
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