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(短編集)
夜空に泳ぐチョコレートグラミー
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夜空に泳ぐチョコレートグラミーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 21~40 2/4ページ
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ぐんぐん引き込まれる面白さ、登場人物が時に重なりながらも離れる様はまるで人生のよう。 | ||||
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人は人から愛され、そして人を愛することで成熟してゆくのだけれども、最後はどのように人と別れるかで、形作られてゆくのだ。そしてその別れもまた、傍にいる穏やかな存在により救われるてゆく。それが愛ではなくとも。 重層的に重なり合う人のつながり、と人の想いの重なりの物語。 | ||||
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よかったです! | ||||
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一気に読み切ってしまいました。中学生の娘にはちょっと早いかな?という印象です。 | ||||
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満足しました | ||||
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久々に小説でも読もうかと思い、こちらの本を読んでみた。キリが良い所で止めようと思い読み始めた…がもう気になってしまってどんどん読み進めてしまった!! で一気読み!! 登場人物に感情移入しまくりました。本の表紙もとても素敵。 | ||||
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本をあまり読まない人へもオススメできる一冊です! 短編なので読みやすいです 僕は会社へ行く通勤時に読んでたんですが通勤時にはオススメできません 続きが読みたくて仕事になりません。 是非読んでみてください | ||||
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悲しい出来事を明るく吹き飛ばすことはできなくても、生きていくためになんとか顔を上げようともがく登場人物たち。 そんな強くありきれない人の心も肯定してくれる内容がとても優しくて、読んでて穏やかな気持ちになれた一冊です。 身近な人との死別や別れなど、読んでいてつらい描写がたくさん描かれていますが、その悲しみに寄り添い、傷がやわらぐようにと祈るような優しさを感じられる台詞や独白も散りばめられていて、所々でウルっときてしまいました。 | ||||
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本屋大賞を受賞された町田そのこ氏の作品を初めて見ました。 天邪鬼な性格なので騒がれてる作家さん達の本は えー本当にいいの?そんなにいうほどいいの?本当にぃ? というスタンスで読みますが、まぁ当たり前なんですがマジで良いんですよね。 人気の作品には必ず人を惹きつける何かがある(稀にないものもある)!! 町田作品は解説の方もおっしゃってた通り本当にビックリするくらい筆力が凄まじくてスルスルスルスル読めるんです。 もう夏にうまい素麺食ってる並にスルスルスルスル文字が読める。 読みやすすぎておかわりしたくなるくらい読みやすい。 一度町田その子氏の文を読み始めると信号がない高速道路のようにノンストップで読めるんだから、本当凄いとしかいいようがない(語彙力) Amazonの評価トップの方は結構厳しい評価をなさってましたが、安心してください。 一般人にはこの本の悪い点とか特にわかりません。 めちゃくちゃ本が好きで死ぬほど読んでます、文章にはうるさいのよ!私は!みたいな人が読んだら気になるのかもしれないですが、別に、ただの素人の読書家が楽しみのために読むなら何も気になることはないです。 むしろ面白い!!!!! 私みたいに読むスピードが遅い人間が2日かからず読めたので、早く読める人は1日経たずして読了できるはずです。 しかも読後感はとても和やか。 もし今読むか悩んでるなら、ぜひお読みください。 超オススメです。 | ||||
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「52ヘルツのクジラたち」の著者のデビュー作。連作短編集である。 ・カメルーンの青い魚 主人公のさっちゃんの前歯2本は差し歯だ。高校のときの彼氏、りゅうちゃんがケンカしているところを止めようとして折られたのだ。りゅうちゃんは中学を卒業した後左官屋になったのだが、ある日姿を消した。どうやら裏の世界に入ったらしい。さっちゃんは高校を卒業して工場に就職した。自動車のアームレストのカバーを検査する仕事だった。 さっちゃんは両親を知らず、祖母に育てられた。りゅうちゃんも児童養護施設で育ち、さっちゃんと知り合ったようだ。そんな2人の出会いと別れが描かれる。モチーフになっているメダカが少し悲しげな雰囲気を醸し出している。 ・夜空に泳ぐチョコレートグラミー 前編に出てきた啓太が、中学生になって新聞配達を始めた。周りの大人は、「えらい」と褒めたり、母子家庭だと知って子どもを働かせる親に腹を立てたりする。 この話ではいじめられっ子だった啓太の同級生、晴子が出てくる。祖母の烈子に守られてばかりだったが、最近はちゃんと反撃するようになった。祖母を悪く言われて、いじめっ子の田岡にキレたのだ。 ここでも、晴子がチョコレートグラミーという魚を飼っている。晴子には母がいない。親しくなる啓太と晴子。この話はどう収束するだろう。 ・波間に浮かぶイエロー 語り手は沙世(さよ)。「軽食ブルーリボン」で働いている。店主は芙美(ふみ)というが、実は男である。見た目はオネエだ。同じ会社で知り合った環(たまき)という女性と口げんかしている。 芙美が環に店を開いたとハガキを出し、それを頼りにして、環が4日前に店に来たのだ。芙美は会社員時代に環の願いをひとつだけ、何でも聞くと言った。そこで環は、自分が妊娠しているから面倒を見てほしいと言う。ここから3人の共同生活が始まる。環や芙美のいろいろな事情も分かってくる。そして、そこにさっちゃんが出てくる。この軽食店はさっちゃんの住んでいる町にあったのだ。この短編では、意外な真相が明らかになる。なかなかよくできた短編だ。 ・溺れるスイミー 唯子はお菓子のサブレを作る工場で働いていて、友達として宇崎君というトラックの運転手と仲良くなる。職場の同僚である立野さんにプロポーズされている。 ここにも、「カメルーンの青い魚」とのつながりが見える。宇崎君は、さっちゃんと同じ町に住んでいたのだ。 ここには、とにかくここではない遠い場所に行きたくなる人が出てくる。自分が家にいたいタイプだからかもしれないが、正直言ってそういう人の気持ちも、この短編もよく分からなかった。 ・海になる 子どもを身ごもった桜子。しかし、その子を流産してしまい、夫は桜子に暴力を振るうようになる。浮気もしているようだ。それまでに、桜子は清音(きよね)という男に2度も助けてもらっていた。彼女が死を決意したとき、三たび清音に会うことになる。この話も、「夜空に浮かぶチョコレートグラミー」につながっている。離婚し、助産師になった桜子が出会った子は……という物語。 すべてが終わったとき、そこには希望があった。深刻な短編も多いのだが、そんなに暗い気持ちになることはなかった。主人公たちはこの世界を「泳いで」いく。泳ぎ方が下手な人の方が多いのだが、みんな懸命に生きている。そんな人たちの想いが伝わる、味わいのある短編集だった。 | ||||
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映画をみたかのような読みごたえなある本だった 登場人物の人生を横で見ていたよう | ||||
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初めて読む作者さんです。 よかったです! 読み進むうちにスッカリ入り込み 涙を流して読んでいました。 主人公たちの心がせつない でも、キット本当は強い!!! | ||||
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普段生活の中で、そんな生き方になってしまう人生を抱えている人っていると思う。が、関わりはあまりない…そんな彼、彼女たちの生き様(よう)が絶妙に描かれている作品。 | ||||
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まず、書き出しに引き込まれてしまいます。そのあとは一気に物語にハマります。幸せな最後ではない切ない話しもありますが読後はすごく良かったです。 | ||||
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コンビニ兄弟の1と2は、 ゴミ箱へと旅立ちました。 町田その子さんを体験したくて、 何冊か買った、その初体験でした。 感想は、とにかく合わない。 ぼくの読みたい本ではない。 視点が合わない。 言葉のチョイスが合わない。 読んでいて、初めてなのに、 読みながら飽きてしまう。 たとえば食事。 この本では、 そんなに出てこないですが、 コンビニ兄弟的な表現に、 〈陥って〉しまう話数はあります。 『咀嚼』は、さっきしただろと。 また咀嚼するなら、 もう咀嚼するところは、 表現しなくていいのになとか。 感じかたが変わったのなら、 咀嚼してないで、ほかの行動や、 反応に視点を向けてほしいなと。 空を見るのも好きですよね。 なんか意味もなく何度も見て、 どこにでも転がってる表現で、 空を表して終わりなんて、 (食べ物の表現も同じですが) ムダなことに文字をつかわず、 せっかく何度も描くなら、 ちがう感じかた、 ちがう行動をしてほしいなと。 この本の最初の1話と2話は、 本当に同じひと!? と驚くくらい、感動し、 夢中になって物語に入り込みました。 でもそこから先は、 だんだん退屈になっていき、 コンビニ兄弟ほど、あそこまで、 ウンザリはしなかったですが、 やっぱり、合わんなぁと、 ため息をついて本をとじました。 連作短編集なので、 ひとつの物語として読むほうが、 深く味わえるのでしょうが、 1話と2話だけが別物、 別次元の名作だと感じました。 そこまでなら★は5以上。 あとは、普通という、 なんとも寂しい読後感で。 この著者の作は、 あと一冊くらい買ったのかな? もしまだ積んであるようなら、 買ったぶんは読もうと思います。 | ||||
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ジャケ買いとまでは行かなくとも、なんか面白そうくらいの軽い気持ちで手にしてみたら、一作目から完全に心を持っていかれました。作品の素晴らしさはもちろんなのですが、心の機微を実にシンプルな言葉で表現し、それを読み手の心の一番柔らかいところに届けることをやってのける小説家がいることに感動を覚えています。出会えてよかったと心から思う一冊です。 | ||||
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毎日毎日大変な世の中、大変な境遇だけど優しい人が周りにいるんだな。みんな一所懸命生きていて、幸せそう。私も優しい気持ちを持って生きていこう!と、思えました。 | ||||
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書き出しからストーリー構成、細やかな感情の表現まで全てが絶妙です。自分の好きな小説ランキング1位になりました。あらゆる人におすすめしています。 | ||||
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青いカメルーンが特に心に残りました。きっとまた読み返すと思います。 | ||||
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人は自分自身が置かれた境遇に対して迷いや葛藤を抱えている。 なぜなら、手の及ばない範囲での影響が多すぎるから。 産まれてくる場所、容姿、親の裕福さ、etc 努力どうこうで片付けられるものではない。 ただ、それでも自分の境遇に抗わずにはいられないのも人間。 ここではないどこかを追い求め、常に悩み苦しみながら生きていくもの。 本著の物語に登場する人物は皆、辛い境遇の中で必死に毎日を耐えている所謂”弱者”である。 今の居場所や生き方に疑問を抱きながら生きていく彼/彼女らの抗いは、 読者の心を掴み生きていく上での勇気を与えてくれる。 胸が苦しくなる物語もあるが、それでも最後には優しく包み込んでくれる一冊。 | ||||
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