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検屍官



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【この小説が収録されている参考書籍】
検屍官 (講談社文庫)

検屍官の評価: 3.75/5点 レビュー 44件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 1~20 1/3ページ
123>>
No.44:
(3pt)

惹き込まれるのだが……。

もう30年も前の作品だからなのかも知れないが、「残虐な姿で辱められ」というその姿がそれほど残虐だとも思えない、という点は割り引くとしても、物語の中程で「真犯人は主人公の身近にいる」と判断せざるを得ない手がかりを幾度も散りばめるにもかかわらず、最終的に判明する犯人が「その人」であるというのはかなり肩透かしな印象を持つ。確かに「被害者に共通する要素」が指し示すのは「その人」でしかないとしても、ならば随所で示された「手がかり」は一体何だったのか、ということになりかねない。何だったのかと言えばある人物の奸計ととなるのだろうが、その奸計自体がただ物語を錯綜させるためだけに持ち込まれたような印象がある。語りそのものは力強いからこそ却って「創作技巧」が目立つ結果となったのは残念。
検屍官 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:検屍官 (講談社文庫)より
4061850695
No.43:
(3pt)

再読

このシリーズは発売当初からほとんど読んでいます。
駅のそばに本屋さんがあり、よく立ち寄っていたので発売されるとそこに積んであり、見つけるとすぐ買っていました。
今回キンドル版が出ていたので読んでみましたが、登場人物のスカーペッタ、マリーノ、ルーシー、ベントンは覚えていましたが、内容は全く覚えていませんでした。
読んで直して、このシリーズはもっと面白かったはずなのにという感じで、またこのシリーズを読みたいという感覚にはなりませんでした。20数年経ってこちらの感性も変わったのかもしれません。
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4061850695
No.42:
(3pt)

犯人が・・・

物語としては面白く読めましたが
やはり犯人があまりにも残念でした
フーダニットとしてのドキドキも
肩透かしに終わった感じです
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4061850695
No.41:
(3pt)

いい

母が読むため購入しました。また1円で購入できる機会があれば購入したいです
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4061850695
No.40:
(5pt)

組織内の権力争いを含む、幅広い社会問題を描いた一級のミステリ

さすがに大ヒットしただけあって面白かった。驚くほど残忍な連続殺人事件が起こるのは定型として、検屍官という仕事の特殊さ、過酷さ、そして、警察を含む司法組織全体を巻き込んだ政治権力争いの徒労感がてんこ盛りで、これじゃ普通にプライベートとか崩壊するわな、と思わせる。実際、主人公の女性はバツいちの一人暮らし。なついている10歳の姪っ子がいるが、それは、その母親(つまり自分の妹)がどうしようもないだめんずウォーカーだから、という設定はリアル。
  
《「ラルフの前のボーイフレンド。くず物置場に行っては、空びんを銃で撃ってた。すごく遠くからでも当たるんだから。おばさんなんかできないでしょう」》
  
この二行だけでもうダメすぎる。10歳の女の子にそんな行為を自慢するラルフも、そんなんと付き合う妹さんも。でも、いるでしょ、こういう人たちって。すごく、いる。いそう。
  
さらには一連の事件を通して、職場における女性差別問題、メディアの倫理問題、アメリカの連続殺人犯の闇の心理など、幅広い社会問題に触れている高コスパ推理小説でもあります。残念ながら、その諸々の問題は25年以上経った今も未解決のままだけれど。
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4061850695
No.39:
(4pt)

パトリシア コーンウェル

10年振りくらいに読み返しましたが 、いいですね。初期の作品からよかったので、引き込まれてファンになりました。
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4061850695
No.38:
(4pt)

読むのに 精神的なタフさがいるかもしれない

シリーズを通してのレギュラーな登場人物は四人で、 この四人がそれぞれ 私生活でうまくいかない。結婚してもうまくいかず、人との付き合い方において どこか性格的に問題を抱えているように見える。 その四人が 難問事件に際して 連携して挑んでいく。が、事件の猟奇性は、この四人にたいして とてつもない心理的負担をかけ、心を虫食(むしば)んでいるのではないかと 思わせるところがある。 残忍な犯罪者と戦う過程で、自分たち自身がその悪の影響を受けてしまうのではないか という問題意識が随所に出てくる。例えば、それは、典型的に Lucyの変貌に 出ている。あるいは、Marinoや Bentonがシリーズを追って疲れた姿を見せるようになる。悪と戦うには 悪と接しなければならない。であるがゆえに、それぞれの心を病ませ、お互いの人間関係をぎすぎすしたものにしていく。
モンスターのような犯罪者との戦いは 四人にとって さまに 消耗戦だ。
 けれども、自分たちの生活や心を犠牲にしながらも、いわば肉を切らして相手の骨を切るかのようにして、悪魔のような犯罪者に立ち向かっていく 姿勢が 感動的ですらある。
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4061850695
No.37:
(4pt)

落ち着く(^。^;)

懐かしい作品ですが、主人公の冷静沈着で聡明な、性格にホッとします。時にイライラしつつも、楽しく読ませて貰いました。最近のミステリーでは、ヒロインがやたらと勝ち気で、強引に独走する、警察ミステリーが多いの為、とても良かった。
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4061850695
No.36:
(3pt)

ミステリーとしては微妙

何となく全体的に釈然としない人物描写の中途半端さが抜けない作品だというのが感想。描かれている人物像が薄っぺらというか。

主人公が心理的に追い詰められていく様を描きたかったんでしょうが、登場人物の描画が薄っぺらのために、それらの必然性が感じられないのです。ミステリーとしても、特に謎解きもなく、全体としては法医学者を取り巻く人間模様を書いている小説です。犯罪描画はそれなりに詳しいのですが、それが犯人逮捕に結びつく部分は少なく、何というか消化不良気味とでも言えばいいのかな?

雰囲気を楽しむのだったら悪くはないけれど、ミステリーを期待するとガッカリすると思います。
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4061850695
No.35:
(4pt)

続編も読みたい

飛びぬけてここが凄い!っていうところはあまりないけど、
非常に安定感のあるミステリで、安心して読めます。
情景描写が結構緻密で、洋画や海外ドラマのようなビジュアルが目に浮かぶようでした。
なかなか面白いです。
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No.34:
(5pt)

読み始めたら止まらない

情景描写が結構緻密で、洋画や海外ドラマのようなビジュアルが目に浮かぶようだった。あと主人公ケイが政治的に追い詰められていく際の心情描写は巧みだったなぁ。SQL云々の部分にリアリティを感じなかったのは20年近い時代差かもしれない。
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4061850695
No.33:
(4pt)

いいミステリーだと思います

快楽殺人犯の生態を研究しての作品らしく、
犯行の詳細にぞっとしながらも
物語に引き込まれた。
テッド・バンディやエド・ゲインなど、
実在の快楽殺人犯が取り上げられており、
犯人の作りこみに力をかけたことが伝わってくる。
情景描写が結構緻密で、
洋画や海外ドラマのようなビジュアルが
目に浮かぶようでした。
あと主人公ケイが政治的に追い詰められていく際の
心情描写は巧みだったなぁと感心。
検屍官 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:検屍官 (講談社文庫)より
4061850695
No.32:
(1pt)

ミステリー小説?

本作を一言であらわすならば、
「事実は小説よりも奇なり」が当を得ていると思われます。

ですから、「ミステリー小説」として「謎解き」を楽しみたい方には、お勧めしません。
結末には、意外性は感じられますが、ストーリー性は感じられないからです。

それよりも、「ドキュメンタリー」として考えれば、非常に興味深い作品だと思われます。
結末に向けて、誰にでも起こりうる恐怖に直面した時の、
心身に対する強いストレスが、上手に描かれていると思われるからです。

なお、専門的な知識や経験について、高い評価がされていますが、期待しない方が無難です。

先ず、コンピュータ系の話は、専門家から見ると、リアリティーが感じられません。
(詳細はネタバレになるので記載しませんが、知りたい方は専門家に聞いて下さい。)

次に、DNA鑑定の話は、後書きを読む限り、証拠能力に大きな疑問が残ります。
(作中では、DNA鑑定に高い精度があるとされていますが、
 後書きに紹介されている日本の事件は足利事件でしょうから、当時の精度は低かった筈です。)

ところで、通貨(ドル)の桁が間違っているとしか思えない箇所が幾つかあるのですが・・。

異色の作品として、意見が分かれるとは思いますが、
個人的には、「謎解きを楽しみたいコンピュータの専門家」でしたので、☆は1つです。
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4061850695
No.31:
(3pt)

人間関係が不得意な主人公たち

仕事の場面と 私的な場面での 主人公たちの二面性が よく出ている。Kay, Lucy, Marino, Wesleyの 四人が このシリーズで一貫して主要な人物だが、 そのだれも 私生活がうまくいかない。つまり、人間関係でいつもギスギスしているのだ。こういうところが 読者としてはなかなか癒されないところだが、作者は 容赦ない。
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4061850695
No.30:
(3pt)

人間関係が不得意な主人公たち

仕事の場面と 私的な場面での 主人公たちの二面性が よく出ている。Kay, Lucy, Marino, Wesleyの 四人が このシリーズで一貫して主要な人物だが、 そのだれも 私生活がうまくいかない。つまり、人間関係でいつもギスギスしているのだ。こういうところが 読者としてはなかなか癒されないところだが、作者は 容赦ない。
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4061850695
No.29:
(2pt)

法医学ミステリと呼ぶには余りにも貧弱な内容

作者のデビュー作で、その後のシリーズの端緒となったもの。女性検屍局長ケイを語り手兼ヒロインにした作品で、今でこそ検屍官を主人公にした小説・ドラマが目に付くが、本作はその"はしり"と言って良いだろう。そこを差し引いても欠陥が目立つ。
男性社会の中での40歳の女性検屍局長と言う孤立的立場。叩き上げの刑事との確執。離婚して独身だが、地区検事とは愛人関係にある。扱う事件はサイコ・キラーによる女性連続殺人。余りにもルーチン化した設定に加え、作者の前職がプログラマーと言う事もあって、法医学的描写より計算機に係わる描写の方が多かったり、40歳の検屍局長にしては情緒不安定だったりと違和感を覚える。アメリカの法制度には詳しくないが、検屍局が事件の責任を負う訳ではないだろうから、事件解決に賭けるケイの姿勢に釈然としない物を感じる。また、検屍局のセキュリティ・システムが余りに脆弱過ぎるのも奇異。
にも係わらず、本作が辛うじて読み物となっているのは、作者がリッチモンドと言う南部の地方都市を丹念に描いている事と、担当刑事マリーノの現実主義と渋さが上記の欠点を(ある程度)カバーしているせいだと思う。脇の人物の描写も木目細かい。それにしてもケイは魅力に乏しい。独善的で被害者意識が強い上に感情抑制が効かない。シリーズ化されたのが不思議に思える。実は本作の主人公はマリーノで、ケイはピエロ役の語り手であるとの印象を受けたが...。連続殺人のミッシング・リング発見のキッカケも使い古されているもので、この点でも新規性を感じない。
法医学上の知識が事件解決に役立っておらず、何のために検屍官を(見かけ上の)ヒロインとしたのか意図不明。連続殺人の細部が全て説明されない点にも不満が残る。法医学ミステリと呼ぶには余りにも貧弱な内容。
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4061850695
No.28:
(5pt)

クリア

鮮烈のデビュー作にして大人気シリーズの一作目にあたります。止むことのない残虐非道な連続殺人に、女性検屍官のケイ・スカーペッタが
最新技術を駆使した科学捜査で奮闘します。
作者自身、警察担当記者や検屍局のコンピュータープログラマーとして勤務していたことから、とても豊富な知識が特徴のシリーズですね。
尚且つ、それを堅苦しくなくクリアに用いているので、とてもスピーディーで読みやすい。
あくまで個人的に思うのだが意外にありそうでない作風かもしれません。本書は1990年作だが、この20年の時流に乗って科学捜査を扱う
ミステリーは増えましたが、特にアメリカの場合それは付随にすぎなくて、往々にして整合性のないアクションシーンの連発に陥るきらい
は否めない。が、本作は主人公ケイの繊細な心理描写や、仕事場の脇役たちを丁寧に描いているのでリアリティがありながら奥行きがある
のです。
合理的な利便さをもろに作品に反映させておきながら、一方で母性すら描いてしまう。。これをタテとヨコの線にしてきりむすぶ所に
コーンウェルの独創性と力量を感じさせます。我が道をゆく女流推理作家ですね。カッコ好い。
検屍官 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:検屍官 (講談社文庫)より
4061850695
No.27:
(5pt)

読み返します

翻訳をされた相原真理子さんの訃報を先ほど偶然目にしました。ご冥福をお祈り申し上げます。このシリーズが出版された当時、初版本を手に入れたくて何冊も本をあさったことを思い出しました。読み返してみたいと思ってます。
検屍官 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:検屍官 (講談社文庫)より
4061850695
No.26:
(3pt)

ヒロインのカタルシスが、今後どう昇華するか

主人公が女性(キャリア・ウーマン)であるが故のカタルシス、苦悩や対立が
「90年代風」との印象を受けました。今となっては「ちょっと古くさい」という
意味です。
このことは、「ボーン・コレクター」に代表されるジェフリー・ディーヴァーの
リンカーン・ライムシリーズと比較して言えることです。
パトリシア・コーンウェルが「検屍官」をひっさげて日本に登場した90年代、
検屍官という職業の新奇さや警察・検察および公衆衛生機関等と対立する緊張感が
ヒロイン、スカーペッタの魅力のもとに開花し、多くのファンを獲得したのでしょう。
友人のひとりも「夢中になってシリーズを読破した」と云います。書店や図書館でも
講談社文庫の印象的な白と青の背表紙に「パトリシア・コーンウェル」という活字を
何度もためらって見ていました。
もう少しシリーズ作品を読まなければ、良さが判らないのかもしれません。
検屍官 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:検屍官 (講談社文庫)より
4061850695
No.25:
(3pt)

シリーズ最後の「神の手」までを読んだ総合点

 これからこのシリーズに入ろうとする方には、損はないとお勧めできる。検死官という職業を知るだけでも読む価値はあるし、最初の何冊かは実に快調だ。主人公ケイと警察官マリーノの関係の微妙な変化が面白いので、できれば出版された順に読むことをお薦めする。
 ただ、最後の何冊かは明らかに蛇足だ。ケイが検死官を辞めたあたりでシリーズも終わるべきだった。それは反則だろうという展開まである。何事も終わりが肝心、という悪い見本だと思う。
 で、私も蛇足を一つ。この一連の作品を読んで「ネイティブアメリカン」の正しい意味を知った(笑)。我々日本人は英語を母国語とする人を指して使うが、アメリカ本国で使うときは原住民、即ち「インディアン」をあらわすのだ。ちょっと目から鱗だった。
検屍官 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:検屍官 (講談社文庫)より
4061850695

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