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検屍官
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検屍官の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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もう30年も前の作品だからなのかも知れないが、「残虐な姿で辱められ」というその姿がそれほど残虐だとも思えない、という点は割り引くとしても、物語の中程で「真犯人は主人公の身近にいる」と判断せざるを得ない手がかりを幾度も散りばめるにもかかわらず、最終的に判明する犯人が「その人」であるというのはかなり肩透かしな印象を持つ。確かに「被害者に共通する要素」が指し示すのは「その人」でしかないとしても、ならば随所で示された「手がかり」は一体何だったのか、ということになりかねない。何だったのかと言えばある人物の奸計ととなるのだろうが、その奸計自体がただ物語を錯綜させるためだけに持ち込まれたような印象がある。語りそのものは力強いからこそ却って「創作技巧」が目立つ結果となったのは残念。 | ||||
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このシリーズは発売当初からほとんど読んでいます。 駅のそばに本屋さんがあり、よく立ち寄っていたので発売されるとそこに積んであり、見つけるとすぐ買っていました。 今回キンドル版が出ていたので読んでみましたが、登場人物のスカーペッタ、マリーノ、ルーシー、ベントンは覚えていましたが、内容は全く覚えていませんでした。 読んで直して、このシリーズはもっと面白かったはずなのにという感じで、またこのシリーズを読みたいという感覚にはなりませんでした。20数年経ってこちらの感性も変わったのかもしれません。 | ||||
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物語としては面白く読めましたが やはり犯人があまりにも残念でした フーダニットとしてのドキドキも 肩透かしに終わった感じです | ||||
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母が読むため購入しました。また1円で購入できる機会があれば購入したいです | ||||
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何となく全体的に釈然としない人物描写の中途半端さが抜けない作品だというのが感想。描かれている人物像が薄っぺらというか。 主人公が心理的に追い詰められていく様を描きたかったんでしょうが、登場人物の描画が薄っぺらのために、それらの必然性が感じられないのです。ミステリーとしても、特に謎解きもなく、全体としては法医学者を取り巻く人間模様を書いている小説です。犯罪描画はそれなりに詳しいのですが、それが犯人逮捕に結びつく部分は少なく、何というか消化不良気味とでも言えばいいのかな? 雰囲気を楽しむのだったら悪くはないけれど、ミステリーを期待するとガッカリすると思います。 | ||||
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仕事の場面と 私的な場面での 主人公たちの二面性が よく出ている。Kay, Lucy, Marino, Wesleyの 四人が このシリーズで一貫して主要な人物だが、 そのだれも 私生活がうまくいかない。つまり、人間関係でいつもギスギスしているのだ。こういうところが 読者としてはなかなか癒されないところだが、作者は 容赦ない。 | ||||
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仕事の場面と 私的な場面での 主人公たちの二面性が よく出ている。Kay, Lucy, Marino, Wesleyの 四人が このシリーズで一貫して主要な人物だが、 そのだれも 私生活がうまくいかない。つまり、人間関係でいつもギスギスしているのだ。こういうところが 読者としてはなかなか癒されないところだが、作者は 容赦ない。 | ||||
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主人公が女性(キャリア・ウーマン)であるが故のカタルシス、苦悩や対立が 「90年代風」との印象を受けました。今となっては「ちょっと古くさい」という 意味です。 このことは、「ボーン・コレクター」に代表されるジェフリー・ディーヴァーの リンカーン・ライムシリーズと比較して言えることです。 パトリシア・コーンウェルが「検屍官」をひっさげて日本に登場した90年代、 検屍官という職業の新奇さや警察・検察および公衆衛生機関等と対立する緊張感が ヒロイン、スカーペッタの魅力のもとに開花し、多くのファンを獲得したのでしょう。 友人のひとりも「夢中になってシリーズを読破した」と云います。書店や図書館でも 講談社文庫の印象的な白と青の背表紙に「パトリシア・コーンウェル」という活字を 何度もためらって見ていました。 もう少しシリーズ作品を読まなければ、良さが判らないのかもしれません。 | ||||
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これからこのシリーズに入ろうとする方には、損はないとお勧めできる。検死官という職業を知るだけでも読む価値はあるし、最初の何冊かは実に快調だ。主人公ケイと警察官マリーノの関係の微妙な変化が面白いので、できれば出版された順に読むことをお薦めする。 ただ、最後の何冊かは明らかに蛇足だ。ケイが検死官を辞めたあたりでシリーズも終わるべきだった。それは反則だろうという展開まである。何事も終わりが肝心、という悪い見本だと思う。 で、私も蛇足を一つ。この一連の作品を読んで「ネイティブアメリカン」の正しい意味を知った(笑)。我々日本人は英語を母国語とする人を指して使うが、アメリカ本国で使うときは原住民、即ち「インディアン」をあらわすのだ。ちょっと目から鱗だった。 | ||||
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犯人探しを期待していると全く持って裏切られて「なんだそりゃ」と言いたくなりますが、それが全てと言う訳ではないのでその点を非難するのは筋違いだと解ってますが、それでも微妙な気分にさせられます。 とはいえ科学的・専門的な部分(コンピュータ関連、検死関連)については相当説得力のある描写がなされており、話自体もタルい所が無くサクサク読み進められました。ありがちなスーパーヒロインでない所も良い感じです。 | ||||
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主人公はバツイチのキャリアウーマン。女だてらに検屍局長をやっているという、ケイ・スカーペッタ。いかにもアメリカ人受けしそうな(ハリウッド映画でありそうな)設定だ。じっさいストーリーも連続拷問/強姦殺人というハリウッド映画的なサスペンス。真犯人への手がかりなどについての伏線はほとんどなく、ミステリというより純然たるスリラーかサスペンスという感じ。女性主人公版のハードボイルドというべきか?ストーリー進行や小説そのものとしては、さすがベストセラー/新人賞4冠だけのことはあって、勢いさえつけば読みやすい。サスペンス好きには良質の小説といえるが、本格ミステリ好きにはお勧めできないなぁ…という感じ。量産型作家(といってもデビュー作だが)の常として、残るものがないんだよなぁ。 | ||||
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初めてこのシリーズを読みましたが、期待しているほどではありませんでした。私にはちょっと話の展開がスローに感じました。しかし描写などは結構細かくイメージできた感じがしました。平均以上の作品ではあり、好き嫌いによるところかも知れません。 | ||||
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家庭問題をかかえ、医師となるまでにさまざまな性差別&いやがらせを受けたせいか、情緒不安定なヒロインがあんまり好きになれない…。そんなに感情的にならんでも、と思ってしまう。訳では、仕事で上司と会話するときも「~だわ」っつーのはいただけない。小説だと会話を女言葉にしなきゃ、誰の台詞かわかんなくなっちゃうから仕方ないのかな。奔放な暮らしをする母親に見捨てられた子供と、叔母であるヒロインとの交流は温かみがあり、闇に沈みがちなムードを救っている。 | ||||
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