切り裂きジャック
- 切り裂きジャック (10)
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出版された時に読んでいます。面白いです。そうなんだ〜という素直な感想。 反論が多かったらしいですが、Cornwellがいみじくも「真犯人がわかってしまったら困るからでしょう」と言ってるように、Jack the ripperで食ってるヒトたちが多くて、Cornwellのように巨額の資金を投じることができない輩の嫉妬心があったろうと思う。 Jack the ripperからの手紙というのは、読んでみると19世紀末には、容疑者として挙げられた中で、教養があった人物でなければならない 筆跡、文章などで合致する人物がいなかったように思う。 文中、血液についての言及があり、医者であれば当然持っていて当たり前の「血液凝固作用」という知識を知らない、という分析をしていたScottland Yardの捜査官がおらず、本当にイギリス人はJack the ripperの真犯人を知る気があるのか、と疑ってしまう。 Jack the ripperが手紙をインクを赤で書いた、演出めいているところは、なるほど画家であればペンは黒文字で書くという概念がないのが当然と思えて来る。 シッカートは犯行の始まりの頃、28歳程度の若い青年であり、初めは俳優になろうとしていることから、どうも自分というニンゲンは世間で名のある人物と思われたいという欲求があったことが推測できる。 カネだけが目的であれば、職業は他にあるワケで、わざわざ俳優や画家を選ぶ辺り、相当、自己陶酔癖があったと思わざるを得ない。 絵画業界で名声を得るようになった頃、Jack the ripperの主だった犯行が無くなっていることも興味深い。 初期の頃の被害者のチャップマンの前の被害者は、East endでは知られた娼婦だったらしいから、目立つ犠牲者を選んでいるのは、賢い選択とは言えない。 目立つ犠牲者を選んでいるのは、それなりの理由があるはずだ。 初めの頃、直接死んでいないが、局部に鈍器入れられて死んだ被害者は、おそらく、Jack the ripperが客として現れて「カネ出すから、こういうことさせろ」と言って、かなりおいしい金額を提示したんだろう。 finger printという犯罪捜査における技術革新は知られていたので、finger printを残さないようにしていることは、それなりの地位や、知識を 得られる環境にいたと推測できる。 惜しいことに、シッカートの絵画をx rayで鑑定してないらしい、油絵というのは、Da Vinciの頃より、乾いた絵の具の上に塗り重ねることで、 画家が「描き直し」できるので、ぜひx ray鑑定をしてみるといい。 シッカートは白々しくもCamden town murderというtitleの絵画を描いている、これは、serial killersがよくやる、「署名」行為で、 自分の作品として、犯行を記念品的にする行為。 なかなか興味深い。 シッカートは極めて黒に近いgreyな存在だろうと言える。 シッカートの顔写真を見て思うのは、楽しくて仕方ない、っていう表情を浮かべてることですが、いくつだろう、50才くらい でしょうか、写真を撮影できるようになれるーこの時代では特権階級しか写真は撮影できないーことがうれしくてどうしようもないという表情。 この写真が撮影される20年前は殺人を重ねてたワケですが、この連続殺人の被害者たちが全員、はっきり言ってまともな職業 に就いてたワケじゃないんで、シッカートからしたら「殺されても誰も困らない」ような被害者たちに同情心なんてみじんも 感じてなかっただろうね、と変に納得する。 | ||||
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「~誰なのか」っていうタイトルの割には、既存の犯人を特定していて、その状況証拠を固めていくというドキュメンタリ作品? もう少し新しい事が書いてあれば、それなりに価値は上がると思うんだけど、とくに目新しさはない感じ。 「7億の巨費を投じた」と書いているけど、なににその巨費を投じたのか、大括りではなくて明細がしたいところ。 | ||||
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上巻に続いて、下巻も同様。 「犯人は彼こそにあらん」ってな調子で状況証拠固めに終始している。 それ自体は悪いとも言えなくもないけど、 すくなくとも画像にある帯の「背筋が凍る恐怖から もう、逃げられない」には共感できない。 これが小説スタイルならば、きっとおもしろい作品になっただろうなぁ、って思う。 | ||||
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読みにくい。 いつもならぐんぐんと引き付けるように1冊を読み進められるはずの面白さが無い。 この本では、著者の性犯罪者への憎しみや偏見が先立ち、痛々しく、冷静に読み進める事ができない。 | ||||
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欧米では切り裂きジャックについての知識が一般にあるのだろうか。 切り裂きジャックの犯行といわれる殺人事件の全貌、未解決に終わった捜査の問題点、ジャックからの手紙とされるものの信憑性、そしてこれまであがってきた容疑者たち。 そうした知識が先にないと、本書を楽しむことは難しい。 さらに、本旨に説得力が薄い。 これまであげられた容疑者たちとどこが決定的に違うのか。おそらくそれは著者の中に確信としてあるのだろうが、提示にしかたが演繹的でなく、インスピレーションに頼っているようにしか受け取れなかった。 | ||||
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