■スポンサードリンク
検屍官
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
検屍官の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 21~40 2/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スカーペッタシリーズはこの1作品目から長く続いていますが、作者が途中でシリーズを終了させようとしたらしく作風がガラッと変わります。 この1作品目さえ読めば「業火」までは、どの作品を読んでも内容が分かる(登場人物や過去の出来事に説明があるので…)ようになっています。 「業火」のラストがシリーズの大きな転換点で、以降の作品は続きで読まないと解り辛いですが、シリーズ前半は、一話完結なので好みで選んで読んでもOKです。 一検屍官が扱うにしては、ちょっと大げさ過ぎ(?!)と思える事件もありますが「審問」までは「検屍官」シリーズと言える現代的な科学捜査を駆使したミステリーファンにお勧めの作品です。 但し、「審問」以降の作品は読む価値があるかどうか疑問です。 ハッキリ言って、「審問」でシリーズを終わらせるべきだったと思います。 ミステリーではなくなるし(どう読んでもサスペンス…)、一人称から三人称に変えた為に視点がフラフラとして場面が掴み辛いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後まで読んで、気が抜けた。 でも読んでいる最中はものすごく引き込まれる。 恐ろしい描写が衝撃的だけど、何故か興味津々に読み進めてしまうのよね。 これがこわいものみたさ?映画だったら耐えられない内容に思う。 活字だから何とか。バッチリ想像してしまうけれどね。 他人に猜疑心が沸いてきてしまう、人間不信になりそうな事件。 でも実際これに近い事があるんだと思うと、かなしいものだ。 見たことのない世界を垣間見ることができる点でとても面白かった。 (面白がってはいけない内容だとも思うんだけど。) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
バージニア州リッチモンドで起こった連続レイプ殺人事件。 一人暮らしの女性4人が被害者だったが、黒人と白人がおり、 なぜ彼女達を狙ったのか、また犯人の残した、石鹸の後や強い 体臭を探ることが、犯人逮捕への糸口となった。 女性検屍官長ケイ・スカーペッタとマリーノ警官が事件解決へと 奮闘する一方で、途中で、アンバージー衛生局長官の妨害や、 女性記者アビーの妹、ヘナも殺害され、事態は悪化し、ケイの 身に危険が迫ったが、結末はいかに。 一人暮らしの女性は無用心で危ないという警告を思い知らされる 身の毛のよだつ話でした。米国で行われる検屍について詳細が載って いますが、頭蓋骨も切って点検するなど、驚愕の内容が載っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
パトリアシア・コーンウェルの「検死官」シリーズはこの1冊から始まった。はっきりいってシリーズ第一作としては、出来は良くない。むしろ、ケイを取り巻く主な登場人物の紹介程度と考えたほうがいい。今後、彼らが、主役の座をを奪ってしまう活躍をすることもあるのだから、早めに紹介しておきましょうって感じ。それにしても、この時期のコーンウェルは、圧倒的に美しい。美しさに免じて、星4つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何度も読み返して思うのだが、 やはり犯人が「誰でもよかった」みたいな人だったのが、がっかりしてしまう。 しかし、当時としては非常に新しい方法(科学捜査)の様子がはっきりと描写され、 今では当たり前になったDNA鑑定についても、触れている。 今後、ケイの右腕になるルーシーは、 ぽっちゃり・分厚いめがねの子供。 子供の頃から、私の理解を超えるPCの知識がある。 「神の手」まで発売されている現在、 当時の恋人・ビルなんて、すっかり忘れていた。 マークや元夫は、何かと触れるので覚えていたけれど。 丁寧な描写は、創造力を働かせることができるので、 読んでいて、まるでそばにいるかのような錯覚さえ感じる。 けれど、まだまだだな…なんて思える部分があり、 作品を重ねるうちに、コーンウェル自身が成長している感を味わえる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
犯人探しを期待していると全く持って裏切られて「なんだそりゃ」と言いたくなりますが、それが全てと言う訳ではないのでその点を非難するのは筋違いだと解ってますが、それでも微妙な気分にさせられます。 とはいえ科学的・専門的な部分(コンピュータ関連、検死関連)については相当説得力のある描写がなされており、話自体もタルい所が無くサクサク読み進められました。ありがちなスーパーヒロインでない所も良い感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
訳本としては異例のベストセラーであり、ロングセラーでもある「検屍官シリーズ」の一作目。こうした特異な職業を作品としえて描くには、豊富な経験がなければリアリティに欠ける陳腐な作品になってしまうことがある。しかし、訳者のあとがきにもあるように、著者は事件記事担当の記者と検屍局でのプログラマー経験を持つ。こうした経験が充分生かされ、緻密なディテールをもったサイコサスペンス作品として成立している。また、作品が連続殺人事件の犯人を突き止めることだけでなく、検察や警察との緊張関係の中で繰り広げられる心理戦といった、伏線を持つところが人気を博した理由のひとつではないだろうか。日本人になじみの薄い部分に解説を挟んだ、相原さんの翻訳も読者にやさしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公はバツイチのキャリアウーマン。女だてらに検屍局長をやっているという、ケイ・スカーペッタ。いかにもアメリカ人受けしそうな(ハリウッド映画でありそうな)設定だ。じっさいストーリーも連続拷問/強姦殺人というハリウッド映画的なサスペンス。真犯人への手がかりなどについての伏線はほとんどなく、ミステリというより純然たるスリラーかサスペンスという感じ。女性主人公版のハードボイルドというべきか?ストーリー進行や小説そのものとしては、さすがベストセラー/新人賞4冠だけのことはあって、勢いさえつけば読みやすい。サスペンス好きには良質の小説といえるが、本格ミステリ好きにはお勧めできないなぁ…という感じ。量産型作家(といってもデビュー作だが)の常として、残るものがないんだよなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本に出会ったのはもうずいぶんと前のことで、やたらとミステリーを乱読していたころ。ぼくはこれを読み終えて激怒した。科学的データに基づきながら死体から犯人の情報を読み取っていく様子はおもしろく、徹夜で一気に読み進めた。で、最後の最後に裏切られる。別に本格ミステリーでなくてもいいのだけれど、「これは本格ミステリーです、犯人はこの中にいます、読者のみなさんも当ててくださいね」というメッセージを発しておきながらこの結末なのだから、「詐欺だ!」と叫んでしまった。それ以来このシリーズは手に取る気にもならない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めてこのシリーズを読みましたが、期待しているほどではありませんでした。私にはちょっと話の展開がスローに感じました。しかし描写などは結構細かくイメージできた感じがしました。平均以上の作品ではあり、好き嫌いによるところかも知れません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本では事件捜査の裏方に見られがちな検屍官が八面六臂の活躍をする傑作サスペンス小説。以前にフジテレビ系列で放映されたドラマ「きらきらひかる」を思い浮かべられると小説の世界がイメージしやすいかも知れない。「羊たちの沈黙」に出てきそうな猟奇的連続殺人が起きる。被害者たちに共通しているのは、死体にレーザー光線を当てると浮かび上がる謎の煌く物質が付着していることだった。謎の物質の追跡、被害者たちのミッシング・リンクを捜し求めてドラマは展開される。我々にはなじみの薄い検屍官の舞台裏などを垣間見ることができて大変興味深い。さらにクライマックスにさしかかるにつれて、鼓動が早まり指に汗がにじんだ。追記。パソコンのデータベースのハッキング事件が並行して発生するのだが、「ウィンドウズ95」が登場する前の話なのでアイコンが存在しない。パソコンにいちいち指示を打ち込まなくてはいけないのだ。そのためパソコン操作の件が現在読むと理解しにくい面があるのは否めないが、物語の趣向を削ぐものではないだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今をときめくコーンウェルの処女作がこの検屍官である。訳のうまさも手伝って、洋物にありがちな分かりにくさが少ないと思う。最初は主人公や他の人物像、アメリカの検察・警察・検死(検屍)制度に戸惑うかもしれないが、読み進むにつれて引きずり込まれていってしまう。著者の経歴が十分に生かされた作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何せ、女性検屍官ドクター・スカペッターシリーズはワラワラと沢山ある!。これは記念すべき第一作です。これを読んだら最後、1.検屍官2.証拠死体3.遺留品4.真犯人5.死体農場6.私刑7.死因8.業火 ・ ・ ・とまあ、全部読んで行きたくなる訳っすから・・・。ちなみに私は、現在、私刑を読んでる最中。映画化される時は、ケイ・スカペッターはジョディ・フォスターがやるのかな?UNIX知ってる方も、楽しめます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
存在は知っていましたが、「速読」系と思って手をだしませんでした。遅ればせながら初めて読みましたがおもしろい。久しぶりに寝食を忘れて読ませるシリーズ。中でもこのシリーズの中ではこれが一番いい。登場人物の関係が馴れ合いになっていないし、緊張感がある。これ以降も十分おもしろいけど、馴れ合いがちょっと。自分が好きな読み物は、字を追ってシーンが具体的に見えてくるもの。この作者はけして細部にわたる描写はないけれど、ポイントを押えているのでシーンがぽんぽん浮かぶ。あと翻訳の方の功績も大きいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初はカタカナの名前がいっぱい出てくるし、お偉い肩書きもたくさん出てきます。それはしょうがないことなのです。だって海外の小説だから・・・。だけど読み始めると段々ものすごくおもしろくなってきて・・・、私ははまりました。今では大好きな作品の一つです。主人公が女性の検察官で事件の流れとともにその主人公にもはまります。ぜひ読んでみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
家庭問題をかかえ、医師となるまでにさまざまな性差別&いやがらせを受けたせいか、情緒不安定なヒロインがあんまり好きになれない…。そんなに感情的にならんでも、と思ってしまう。訳では、仕事で上司と会話するときも「~だわ」っつーのはいただけない。小説だと会話を女言葉にしなきゃ、誰の台詞かわかんなくなっちゃうから仕方ないのかな。奔放な暮らしをする母親に見捨てられた子供と、叔母であるヒロインとの交流は温かみがあり、闇に沈みがちなムードを救っている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
たぶん、20~30年前、いや現代でも、このシリーズを男性作家が手がけていたとしたら、ヒロインのケイ・スカーペッタは、こんなに理性的で論理的な頭脳を持つ人物ではなく、命の危機なんていう場面には慌てふためいたパニックの挙句、何一つ反撃も出来ず気づくと男性に救われていたなんて女性になっていたのではないだろうか。それも何度でも同じことをする。 遺体を検死する手で、家ではピザを作る(しかも凝ってる!)。銃を持つこともあれば、男性とちゃんとデートもするプライヴェートも大事にする女性。 男性ミステリ作家が長年かけて描いてきた主人公像の創造に、やっとFミステリも追いついたと感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ケイという衝撃的なヒロインの登場に目が眩みました。 彼女は私たちの代表なのだ!完璧ではなく、努力の人。 自分の弱さを知るが故に強がってしまう人。 悔やんだり、落ち込んだり、怒ったり、人を嫌ったり、調子に乗ったり、私たちが素直に共感できる人。 でも、死体の語りかける声が聞こえる人。 そして、自分にできることを精一杯やる、誠実な人。私たちは安心してケイに事件を任せられます。 彼女ならその時々で一番素晴らしい解決策を実行してくれるでしょうから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私の愛するケイ・スカーペッタシリーズの第1作である。イタリア料理を作り、姪のルーシーを愛し、アスピリンを常用する主人公。愛すべき警官マリーノ。いつか行ってみたいリッチモンド。とにかくすばらしい小説シリーズである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
パトリシア・コーンウェルのケイ・スカルペッタシリーズ第一弾。これを読まなくては、ケイを取り巻く人間関係が把握できない。シリーズを読み始めるための必読の書。このシリーズが人気があるのも、事件の内容や速いテンポの展開もさることながら、ケイという1人の女性や彼女の生活が現実感を持って浮き彫りにされているからだと思う。 太って汗くさいマリノ警部や頭の切れる姪ルーシーたちに対するケイの感情、そして料理をしたり、ガーデニングを楽しんだり、風邪をひくケイは、魅力的な実在する女性検死官となってくる。また、コーンウェルは科学捜査の先端技術を微細に描写することで、ケイが立ち向かう事件をアメリカで現在起こっているかのように思わせる。読者がそのようなケイに成りすますとき、もう一つのスリルある人生を体験することができる。これぞ、読書の醍醐味ではないだろうか。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!