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望月のあと
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望月のあとの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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「源氏関連モノ」が目に入ったらとりあえず読んでます。たまたま目に入ったんで、前2作未読です。 玉葛十帖まではとても面白く読めました。個人的にそこまでは☆4ですねー。 その後は何となく「源氏」からは遠ざかってしまった感じで、あまり気を入れて読めませんでした。 | ||||
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三作目ですか。著者のアプローチは独特です。本文中ではそれなりに解説されますが、このシリーズを楽しむためには源氏物語や平安時代についての相当な知識が前提とされます。それがなければこのシリーズの肝である大きなストーリー(メイキング・オブ・源氏物語)が楽しめないのです。 本文で展開される「事件」自体は謎といえるほどの魅力を持って読者をひきつけるものではありません。ワトソン役として事件に直接的にかかわるのは、式部(香子)の周りの人物たちで、これらはフィクションとして造型された人物ですが、その間の会話や話の展開も陳腐なものです。むしろ魅力は、著者が描く、道長に代表される歴史上実在の人物の様々な動きとその交錯なのです。その動きと源氏物語の執筆の動機の関連付けこそがこの作品の肝なのです。 この人物たちの関係は複雑ですが(人物相関図や系図が必須)、そこでは著者の時代と人物への鋭い解釈が広げられ、この時代と源氏物語自体への理解を深めさせてくれます。式部を中心としてその周りに架空の人物を配置し、その人物たちが現代人にもわかりやすい役回りを演じるというフォーマットはとっつきやすいなのですが、どうも重厚感に欠け、著者の狙いとはうまくフィットしないようです。別な「叙述」の形式が必要なのかもしれません。 | ||||
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