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リリアンと悪党ども
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リリアンと悪党どもの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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内藤陳さんの「読まずに死ねるか!」で知りましたが、読んでよかった~。最初から最後までニヤニヤしっぱなし。詐欺師まがいのバニー、美人で趣味がよくて生真面目なエラ、ちょっとオヤジギャル?でタフなリリアン(リリアンのキャラクターが絶品)、などキャラクターの立て方やアメリカらしいちょっと小粋でユーモラスな会話もさりながら、過激派を阻止するための天下の奇策やら、悪党たちがこけつまろびつ、話がどんどん転がってラストはアクション活劇になる展開もたまりません。作者のサービス精神にブラボー、な作品。 スラップスティックというと私は筒井さんあたりを想像してしまうけど、これはシニカルではあるけど毒はなく、もっと安心して読める感じ? この作品が絶版になってるって何か間違ってる感ひしひし。ほかのケンリックの作品も読んでみたいです。 | ||||
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初読は高校のガキの時、桜井一さんの表紙絵が印象的でした。 ホームズやクイーン、クリスティからアイリッシュ、ハメット、アンブラーに興味が移っている頃、新潮文庫から「シャドー81 (新潮文庫)」(復刊はハヤカワよりシャドー81 (ハヤカワ文庫NV))や「ブラックサンデー (新潮文庫)」なんかが出始めていた。 少ない小遣いの中から、悩みに悩んで「スカイジャック (角川文庫)」とカッスラー「QD弾頭を回収せよ (新潮文庫)」を購入したのがケンリックとの出会い。背表紙は白からエメラルドグリーンに変わっていましたが石岡瑛子さんのカバー画でした。アニーの飛行機のエピソードで爆笑。でも「ふすまパン」の「ふすま」の意味が判らなかった。「襖」?な訳ないし... ハマッて他の作品は無いのかと探したら「リビエラ」は品切重版未定で、この「リリアン」を見つけました。アメフトのルールが全く判らなかったのであのシーンはほぼ理解不能でしたが(当時の自分の頭の中でどうなっていたのか見てみたい)、そこを除いても無茶苦茶面白かった。(特にシドとエロル) FAOシュワルツやカラヴェルも文脈で判断するしかなかったので、カタカナが苦手な人には不利だと思うけど、ダマされてみてください。 おふざけ企画で、舞台を日本に置き換えてカタカナ固有名詞を差し替えた「翻案」版を作ってみたらどうかな 如何に自分の頭の中で映像化できるかが勝負だから | ||||
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どれも面白いのにあんまり認識されてないのか、本を見かけることが少ないケンリック。まずこの作品を手にとって大笑いしてください。一応誘拐ものなのだけど、こんな展開の話は前代未聞。なにしろ誘拐されなきゃこまる話なのだから。お話は最初から最後までドタバタ笑いの連続で、少女リリアンのキャラクターも爆笑ものです。ただし、この作者のすごいのは単なるお笑いに終わらせず、計算されたプロットと密着させている点。ラスト近く、バニーの見せる機転にはうならされます。もっと読まれて欲しい作品です。 | ||||
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どれも面白いのにあんまり認識されてないのか、本を見かけることが少ないケンリック。まずこの作品を手にとって 大笑いしてください。一応誘拐ものなのだけど、こんな展開の話は前代未聞。なにしろ誘拐されなきゃこまる話なのだから。お話は最初から最後までドタバタ笑いの連続で、少女リリアンのキャラクターも爆笑ものです。ただし、この作者のすごいのは単なるお笑いに終わらせず、計算されたプロットと密着させている点。ラスト近く、バニーの見せる機転にはうならされます。もっと読まれて欲しい作品です。 | ||||
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