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(短編集)
たったひとつの冴えたやりかた
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たったひとつの冴えたやりかたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 41~50 3/3ページ
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大宇宙を舞台に多数のエイリアンと構成された連合に属するヒューマン。 この小説は、エイリアンとの接点をベースに3話で物語は進みます。 期待通り、自分が大宇宙に飛び立ち、いろんな場面を体験できとても満足しました。 私は皆さんが好まれる第1話は、残念ながらあまり好きではありません。 コーティのキャラは素敵で可愛らしく読者をハラハラさせますが、 エンドが私の年が取りすぎたのか予想の範囲内だったため感動が少なかったです。 どちらかというと第2話、第3話の方が予想を外され楽しめました。 ただ、第1話があればこその2話、3話なのかもしれません。 後書きで作者の死を知り、「死」が全話にからんでいたのかも?のあたりは、 なるほどと思いました。 川原由美子氏の挿絵は、今回はもう一つかと思います。 コーティだけならば◎かな?川原氏の漫画は好んで読んでましたが、萩尾 望都氏の方が 雰囲気が良かったかなと。。。 評価・星4つは、第1話の結末と川原氏の挿絵で1つ減らしです。 「たったひとつの冴えたやりかた」という音は、今の所最高の響きです。大好きですね。 | ||||
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これはまぎれもない傑作。 宇宙に飛び出した少女。そこでであった異生物が身体に住み着いた。そこで友達になるふたり。 最後に彼女たちが選択した、たったひとつの冴えたやりかた。 感動です。結末は是非、読んでください。最初は普通だったのに、後半から何だか妙にホラータッチになっていて、その空気がなんとも言えない。 | ||||
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ティプトリー・ジュニアといえば「愛はさだめ、さだめは死」や短編集「故郷から10000光年」などハードなSFのイメージが強い。彼(彼女)の作品群の中で、本作は異色と言える。とてもセンチメンタルなのだ。しかし、私はそのセンチメンタリズムにはまってしまった。泣けてしまったのだ。 翻訳や挿絵のおかげでもあるがライトノベルのようなタッチ。10代の女の子の心理描写を描くには最適なチョイスだ。 しかし、内容は非常に重い。究極の選択を突きつけられたとき、私は何を選ぶだろうか…コーティー・キャスのような「冴えたやりかた」を選ぶだろうか? | ||||
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子供の頃、SF映画を見ていて、不思議に思っていたことがある。 「なぜ、初めて出会う宇宙人と、地球人が、同じ言葉で ペラペラ会話できるのだろう?」 ジェイムズ・ティプトリー・Jrの「たったひとつの冴えたやりかた」 は、そんな疑問を飛び越えて、宇宙に飛び立った人類が直面した 「異なるもの」との出会いから理解に至るまで、を描いている。 個人的には、私の長年の疑問に答えをくれた 3本目「衝突」が一番好きだ。 | ||||
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『ティプトリーの本は難解だ』と思って敬遠している人に、ぜひ読んでほしい一冊です。 この本の中でも、この『3話の物語』が図書館を通して利用者に読まれるといった形でつながっています。 他の方が書かれている様に、1話目のラストのショックで2話以降がかすんでしまいます。 2・3話も悪くはないのです。ですが1話目の快活な少女の出会ったアクシデントで、彼女(とその友)が選んだ『たったひとつの冴えたやりかた』・・泣きました。この印象が強すぎます。 | ||||
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新しい版では、片山若子氏の表紙イラストになり,挿し絵もありません。 以下のレビューは、旧版に基づくものです。 ご了承ください。 SFというものにあまり馴染みのない方へ。 あなたがまず目にするのは、星の海に浮かぶ船、まっすぐな眼差しの女の子。 川原由美子の描く表紙イラストです。 本を開き頁をめくれば、デネブ大学の図書館での微笑ましいシーン。 そして表題作の第一話「たったひとつの冴えたやりかた」が始まります。 「リフト」、「超C通信」、「GO型太陽」・・・・・・。いかにもSFっぽい用語が、しかも説明なしにでてきます。 でも、川原由美子の挿絵と、何より元気いっぱいの主人公、コーティがあなたを引っ張ってくれるはず。 気がつけば、見たこともない果てしない宇宙が目に浮かぶようになっています。 読み終えた方へ。 第二話、第三話の印象はどうでしたか? 第一話の衝撃で、もしかしたら印象に残っていないかもしれません。 私もそうでした。初読の際は、活字を目で追ってはいましたが、内容は全く頭に残りませんでした。 ですが、ティプトリーの凄みはこの中編集の随所に潜んでいます。 また、この本を手に取り、じっくりと読み込んでみたとき、きっと読み取れると思います。 いつの日か、ティプトリー自身のように、自分の「たったひとつの冴えたやりかた」を選ばなければならなくなるのでしょうね。 | ||||
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遠い宇宙の果ての図書館にて、司書と利用者がエンターティナーとなる 形式の3部作です。エイリアンから観たヒューマン像(地球人)や、 ヒューマン自身の声による記録が、壮大な世界観を創りだすと共に、 現実の我々が抱えている問題を指摘し、その解決のためのヒントが 描かれています。しかしながらその表現方法はとても易しいものに なっているので、特にSFを読まない人にも受け入れやすい内容では ないかと思います。ハンカチの用意は忘れずに。 | ||||
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宇宙の溝「リフト」を舞台に3つのストーリーが語られます。 ティプトリーというとハードな印象がありますが この作品は読みやすく、やさしさとあたたかさにあふれています。 SFうんぬんは抜きにして素晴らしい一冊。 | ||||
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究極の選択とはこのことです。 | ||||
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著者のジェイムズ・ティプトリー・ジュニアは実は本名、アリス・シェルドンという女流作家です。この作品を書き上げた時、彼女は70歳近くのご高齢でしたが、翌年悲劇的な死を遂げました。 表題作「たったひとつの冴えたやりかた」は『この小説を読み終える前にハンカチがほしくならなかったら、あなたは人間ではない』とまで言わしめた大傑作。川原由美子の可愛らしいイラストと共に、主人公の少女コーティー・キャスの宇宙を舞台にした小冒険は意外なクライマックスを迎えます。コーティーの選んだ「たったひとつの冴えたやりかた」とは一体何でしょう?是非、この作品だけでも読んでみませんか? 他に「グッドナイト、スイートハーツ」「衝突」の2篇を収録。 | ||||
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