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鬼神の狂乱
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鬼神の狂乱の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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幕末に各地で起こった「ええじゃないか」の乱舞にも通ずるような、阿波との国境に近い土佐の地に起きた、集団的な超常現象の顛末を描いています。著者が前書きで述べているように、多くの資料をもとに、なるべく史実に忠実に綴ろうとしています。 ただその分、自由な設定がなく、やや物足りない展開のように思えます。身分制度に絡む社会問題も浮かび上がらせてはいますが、なにやら中途半端な感じがします。消化不良のまま読み終えました。 主人公と村娘の恋物語も、この程度の描き方なら、ない方がよかったかもしれません。 | ||||
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狗神憑きによる人々の狂乱の原因は何か? 四国の山村で起きた事件が、郡奉行所を困惑させます。 事件は、奥正月の晩の粥釣に始まります。 五人で来た筈なのに、帰り姿は四人。山人の姿がない。 謎を含んだ展開でテンポ良く進んで行きます。 主人公は、みつと信八。百姓の娘と役人。 普通であれば、一緒になれる間柄ではないのですが、この事件の「謎」が、彼らを接近させます。 閉鎖された江戸の時代が終わり、やがて来る新しい時代の息吹が、旧い狗神憑きという形で現れてきます。 このあたりの旧い物を描きながら、やがてくるであろう未来を予感させる物語が、読み手に快い読後感を与えてくれます。 | ||||
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