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窓の魚



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【この小説が収録されている参考書籍】
窓の魚
窓の魚 (新潮文庫)

窓の魚の評価: 3.19/5点 レビュー 27件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 1~20 1/2ページ
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No.27:
(3pt)

久しぶり 西加奈子さん

寝不足な中、読んだので、途中からボ~ッとしてた。 この作家の本を読むなら、「サラバ」「円卓」「漁港の肉子ちゃん」がお勧めです。  さて、この本について、あいかわらず心理描写がたくみだなぁ。登場人物一人ひとり、まったく違う過去を曳きずりながら生きている。はじめは仲良し4人組の、温泉旅行のはじまし、はじまり。しだいに心の闇といったらいいのか、本当に恋人同士なの?ハルナなど、一番見た目も性格も可愛い、と思いきや違う。なんか怖い女。 一番の善人は、たまたま一緒に泊まった老夫婦。 サスペンスものじゃないんだろうけど、誰が犯人なのか、自殺なわけないよね。
窓の魚 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:窓の魚 (新潮文庫)より
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No.26:
(1pt)

全てにおいて中途半端。

「西加奈子さんが純文学っぽいものを書こうとして大失敗した作品」という感想しか持てなかった。

ミステリー寄りにしたいのか純文学にしたいのか、どちらにせよ非常に中途半端。
どちらの要素もあってさらに面白い作品は世の中に山ほどあるけれど、これはどちらの要素もあるのにつまらない。
「結局水死体は○○でした」なんて結末、ミステリーとしては最低だし、この不条理さが純文学なんだとしたら「純文学を舐めるな」としか…。
単純にストーリーがつまらない上に登場人物全員魅力が皆無だし、窓に股間押し付けてる描写なんて、なんかもう気持ち悪さしかなくて…。

西加奈子さんの良さが全く発揮されていない作品でした。
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No.25:
(5pt)

「円卓」などとはべつな西加奈子

それぞれの登場人物の視線から同じ物語が語られるタイプの作品。
真反対なくらいにそれぞれのキャラが違うので一見噛み合っているようにみえるものがまったく噛み合っていなかったりするのがおもしろい。
途中で出てくる違和感のある描写が単なる心象風景ではない重要な役割だったことに吃驚してしまう。
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No.24:
(2pt)

苦虫、いやカメムシを噛みつぶしたような読後感

読んで得することは全くない作品だった。四人のうちの誰かしらが陰で粛々と追行する様に戦慄を覚えた。死体を浮かんでいるのを美しいとする見方に共感できない。常軌を逸脱している人物しか出てこない。謎も釈然としないままだ。まるで泡沫の如く消えていったようだ。見た目は綺麗に見える奴が裏では一番黒いのだとまざまざと感じさせられた。モラルの無い描写、人物に辟易した。そう思わせる筆力と構成は見事です。ただ、決して好きになれる類の作品ではない。
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No.23:
(3pt)

藪の中

西加奈子の『窓の魚』と芥川龍之介の『藪の中』
 
登場人物が同じ対象について、バラバラの解釈を語っていく。 不審死もある。
影響を色濃く受けていると感じたのは私だけではないですよね。
スッキリしない感じでフィニッシュですが、描写は綺麗です。
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No.22:
(3pt)

4人の決して交われない人々(現象学的にも読める)

西加奈子氏には不思議な魅力があります。特にその言葉遣いには時にハッとさせられます。この物語も、大きな起伏はないのですが、本当に言葉が美しい。

これまでいくつかの作品を読んできましたが、私が読んだ中ではかなりの確率でバリバリの関西弁を喋るおばちゃんがでてきて、ガナるような場面がありました。例えばきいろいぞうとか。
残念ながら今回は、関西弁をガナる人が出てきませんでした。私の西さん歴のなかでは初で笑
以下、ネタバレを避けるため、いくつか簡単にポイントだけ書かせて頂きます。

先ず読むうちに感じたのは、登場人物が余りにも通じ合っていないということ。良かれと思ってやっていることが嫌味に映ったり、意図したことが相手に通じ合っていないと感じました。物語を読んでいて自分の色弱を思い出しました。私は色弱なのですが、赤とか緑とかが良く識別できません。私が見ている赤は妻が見ている赤とは違う色調なのですが、『綺麗な赤だねー』というと齟齬なく会話ができてしまう。でも私が見ている赤と妻が見ている赤はきっと違う色調なのでしょうし、そもそも私という主観は他の主観と分かり合えるのかすら危うく思えてきてしまいます。そういう意味ではドイツ現象学的文脈でも味わうことができるでしょう(済みません、無視してください)。

堅苦しい話になりました。さて、その他本作で気になったのは、4人の語りのうち、トウヤマの章です。夫々個性が違うので語り口が四者四様なのですが、トウヤマの語りはしばしばハッとされられます。場末のバーテンダーという設定ですが、おいおい国語力高過ぎじゃないか!?と思わせるほど情景描写が素敵です。特になまめかしい祖母の着物姿の描写は、さてはトウヤマはめちゃくちゃボンボンで相当な教育を受けたのかと裏読みしかねないくらいです。

その他、作風は多分に退廃的・倒錯的な雰囲気に満ちています。と言うか、四人とも(そして幾つかある挿話も含め)皆が世の中の”普通”から結構ズレているように感じました。或いは作者はこのようなズレ感のある人物を通じて、普通なんてものは幻想だ、と言いたかったのかもしれません。

まとめますと、ストライクゾーンの狭めの作品です笑 物語の起伏を楽しむのではなく言葉の美しさを味わうという観点からはおすすめできます。暇つぶしに読むときっと眠くなってしまうのでお勧めしづらいです。その他、モチーフとしては美容整形、母と子の絆、女性からみた性、主観と間主観性、こういったワードに興味がある方にはおすすめできると思います。
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No.21:
(4pt)

とにかくうつくしい。

読んでいると情景が目に浮かぶ。
美しい。本当に美しい文章だと思う。
美しいが故にか、「あの世」のような雰囲気を醸し出しているような。死者の気配がするような。

出てくる子たちは、糸のように細いけれど光を見出しているのではないかと思う。この子どうなるの?って子もいますが。
白黒はっきりしませんが、素直に読んだままで納得していいのかな。
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No.20:
(3pt)

そこはかとなく文学的

二組のカップルの温泉旅行。一見仲睦まじい彼らのひと時が描かれた作品だ。

四人のそれぞれの心のうちが、登場人物の視点から章をわけて語られる。それぞれが、パートナーへも明らかにしていない深刻な心のうち。互いの愛情すら定かではないのだが、振る舞いのひとつひとつに小さな毒がばらまかれ、全体として毒々しい感情が溢れ出してくる。

無味乾燥な関係性が、そこはかとなく文学的に表現されおり、底冷えを覚えさせるのに成功しているのだろう。ひとつの出来事が複数の視点から繰り返し描かれるのは、時として退屈を感じてしまうが、本作品は頁数としてはちょうど良いのだろうね。
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No.19:
(5pt)

複雑な精神構造の人にはおすすめ

一歩間違えれば誰もが陥る可能性がある人間の心の闇、それによって引き起こされ醜い行動を静かに美しく書いた小説。
登場人物は現代の一般的な若者であり、文章も難しくないのですっと頭に入ってきました。

一方で、素直でまっすぐに生きている人には理解しがたい感情が書かれていることから合わない人も多いだろうと思います。
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No.18:
(4pt)

登場人物が全員狂ってる。

時折出会う理解できない人。行動。
その理解できないものごとも
その人の中ではある程度正当な考えを持って
行われているのだと。
そんなことを読後思った。
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No.17:
(1pt)

才能は十二分に感じる

西加奈子さんの作品を4冊読んだのち、こちらを読みました。4冊ともに気分が上がる作品だったので、こちらの作品が全く違う感じで、西加奈子さんの才能は十二分感じましたが、私の苦手な「救いようのない」感じのエンディングで、できれば読みたくなかったです。苦手なのですが、一度読み始めると引き込まれて、気づくと最後まで読み続けておりました。
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No.16:
(1pt)

つまらない

長編ではなかったので
読みきれたが、つまらないまま終わった。

4人のそれぞれが心に抱えてるものが、ただの自己陶酔に思えて…。
若い頃なら、共感して酔いしれることができたのかな?

西加奈子は初めてです。
どうやらそれまでとは違うテイストみたいですが、もう他の物も読む気にはなれなくなってしまった。
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No.15:
(1pt)

あまり快く読めなかった

評価が高かったので買い求めましたが、自分には合いませんでした。
登場人物 4人の誰にも感情移入できず。登場人物は皆ほとんど自分のことしか考えていなくてあまり恋愛という感じでもなく。
この作者の作品は、「うつくしい人」と本作を読みましたが、チョイスが良くなかったのかもしれないけれど、「外見の美しさ」に対するコンプレックスばかり感じられて、不快といわないまでも読んで良かったという気持ちにはなれませんでした。
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No.14:
(4pt)

深みのある本

文章自体は簡単だが、そこに暗示される意味を汲み取ることが難しい。2回読んでぼんやりと輪郭が掴めた感覚。でも、3度、4度繰り返し読むと、どんどん印象が変わっていくのかもしれない。

久しぶりに深みのある本に出会えたような気がする。
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No.13:
(5pt)

すごいとしか言いようがない作品

この小説から受けた読後の印象が何日も頭にこびりついて消えなかった。何十年もたくさんの作品を読んできたが、こんな奇妙な体験はじめてであった。
 人間はいずれ無機物質へ解体するが、その方向へ数歩ふみこんだ世界が描かれているように感じた。登場人物のだれの言葉にもまったく共感できなかったにもかかかわらず読むことをやめることができなかった。
 文庫本の裏表紙に「恋愛小説の臨界点」と記してあった。「えっこれが恋愛小説?」と意外に感じたが、そうかもしれないと思うとともになぜか目の奥が熱くなった。
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No.12:
(4pt)

初 西加奈子

西加奈子が話題になっており、初めて西さんの本を読みました。
ストーリーの展開が気持ち良く、登場人物がそれぞれ個性的で魅力がありました。
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No.11:
(5pt)

気さくです(#^.^#)

西加奈子ちゃんの,気さくな泉州弁のセリフが
すっごく気に入っちゃいました('∀`*)。♥。

難しい年齢を生きる若者の日常を
淡々と描いている姿が
“西さんらしさ”が醸し出されていて
すっごくおもろかったです♪゜・

読書を始めたいと思った方には
“オヌヌメの一冊”です(`・∀・')!
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No.10:
(2pt)

少し怖かったです

西加奈子さんの、割には、初めて少し怖かったです
登場人物が、4人だけで、スラスラ読めますが、
少し怖かったです
興味のある方は、おすすめですが、本来の?西加奈子さんの、ストーリーと、違いびっくりしました
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No.9:
(2pt)

「アラサー」の言動がこれではイタい。

最近のヒット曲の歌詞にも通じるような気がしますが、
34歳のわたしにはどうにも説明過多な文章のように思えました。

物語は大きく4章に分かれ、
語り手は主な登場人物である4人が順番に受け持っています。
心情の描写の細かさが小うるさく、
行間の余韻を感じることができない物足りなさを感じました。
また幕間(?)に挟まれる供述調書のような文章も、
非常に細かいうえにごく個人的な内容かつ文学的な表現で、
どういう状況で誰に話した内容なんだとツッコミたくなりました。

ミステリーと言うには中途半端だし、登場人物にも共感できないまま。
アキオが抱える心の闇も、ハルナのアンバランスさも
到底寄り添ってやりたくなる類のものではなかったし、
ナツはただかわいそうなだけで、トウヤマはただ自己憐憫に浸っているだけ。
全員、ときどき一瞬我に返ることはあっても、根本的に身を正す気はサラサラない。

帯には「誰も、本当のあたしを知らない」
「誰かといるのに、ひとりぼっち」とあります。
18歳の青春ストーリーならそれもありだと思うのですが、
この小説は20代前半が1人で、あとは28歳が2人と30歳が1人。
現代的と言えばそうなのかもしれませんが、イタいです。
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No.8:
(5pt)

良書

読み始めて止まらなくなった本は久しぶりでした☆

おもしろかった,,,,美容室の予約キャンセルしちゃいました★笑

そして一気に読了。

西加奈子さんの本は他のも好きなのあるけど、 この本が、 いまんとこ一番好き。

物語自体は人間の裏側とかドロドロした部分が見えたりとかで展開、
続きが気になって一気に読んじゃって、
でも何回でも読み返したくなるような不思議な爽やかさがある。

描写が綺麗だからかな。

ノベルゲームとかじゃないのに読み込みたくなるっていうことは良書決定ですね。

読了感、 後味がサラッとしてるのに深い内容を好む人にオススメ♪ そうゆう本って少ないと思います↑ 大体、
深い内容だと重く重くなっちゃって、
おなかいっぱいになるし(≧∇≦)

貴重な本!
窓の魚 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:窓の魚 (新潮文庫)より
4101349568

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