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黄金の灰



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【この小説が収録されている参考書籍】
黄金の灰 (創元推理文庫 106-12)
黄金の灰 (1960年) (創元推理文庫)

黄金の灰の評価: 4.20/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

邸宅火事と失踪事件との繋がり

邸宅の火事と、それに続く美術評論家の失踪事件を扱った作品である。
 と言っても、冒頭でそれらの事件が起こるわけではない。前半は邸宅に家政婦として雇われることになったベチーの視点から描かれるのだが、途中でコレクション名画に関して怪しげなことはあるものの、なかなか事件は起こらない。全体の4割ぐらいでやっと火事が起き、ベチーは保険会社調査員の訪問を受け、さらに失踪事件についてフレンチ(本作の翻訳では警視と訳されている)が訪ねてくる。
 その事情聴取後、視点はフレンチに移り、その2つの事件の捜査ということになるのだが、前半があることから、犯人の目星だけはフレンチ登場前から容易についてしまう。そのため、フレンチが本命以外の容疑者について調査を行うのが煩わしい感じがするのだ。最後はお得意のアリバイ崩しになり、そこはさすがに鮮やかにまとめてくれていたが。
黄金の灰 (創元推理文庫 106-12)Amazon書評・レビュー:黄金の灰 (創元推理文庫 106-12)より
4488106129

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