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天上の葦
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天上の葦の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.55pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全150件 41~60 3/8ページ
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| 幻夏の続編、今回では鑓水の過去にもクローズアップしている。 おなじみの3人組のやり取りは、もうこなれてきて、遣水の予想外の行動や頭のキレに 相馬が驚くのはお約束で、そこはきっちり踏襲されている(笑)。 ただ遣水も隙がけっこうあるのがホームズとかの名探偵との違いで、 年配の方や権力者と相対すると一本とられることも多々あり、そこが魅力とも思う。 ネタバレになるけど、言論統制がテーマで、戦時中の言論統制が、 いかに愚かで恐ろしいことかを印象づけ、 それは現代でも起こりうることを警鐘してる。 戦争の経緯は義務教育の過程で散々聞いており、自分も食傷気味で、 最近は戦争について触れるのを忌諱する傾向にあるが、 こうやって実力派の作家に文章でつきつけらると、改めて襟を正すべき出来事と思う。 そして太田さんは女性でありながら男を書くことに卓越しているなあと、 島に住む人々の描写を見て改めて感じさせられる。 近々、東野圭吾や宮部みゆきさんらの錚々たる作家にも名を連ねてもおかしくない。 思想的に左寄りっぽいけど、コロナ禍の今こそ読んで今一度考えさせられる名作。 | ||||
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| 太田愛さんの小説は本作で三冊目になります。今回もグイグイ惹き込まれていきました。 | ||||
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| 面白い! ハラハラドキドキ。 ストーリーは良かった。 ただ、ジャーナリズムって権力批判だけすればいい、って訳じゃないよね? バランスが大事。 政府の言いなりになるジャーナリストは要らないけど 「事実はどうでもいい。 チャンスがあれば日本人、日本、政権を貶めるぜ」 という嘘ばかりの朝日新聞も要らない。 | ||||
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| 初めて読む太田愛さんを不覚にも男性作家だと思っていました。これは高村薫さんの時も同じでしたが、それほどお二人の男臭い描写に違和感を感じなかったからです。読み始めると、松本清張・高村薫・横溝正史などの香りを感じながら、理不尽な戦争と国民を騙し続けた「大本営報道」を背景に、醜い人間の性を痛いまでに突く太田節の骨太の内容に、グイグイと引き込まれていました。疎開先で生まれた私に親が戦争の話をしなかったのは、あの辛い時代を嫌悪し忘れたいという想いの方が強かったからでしょう。私達は今のコロナの時代にも蔓延る権力側の「盲戦思想」を許してはいけません。それらにNO!を突き付ける事が、作者の望みだと思います。 | ||||
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| 一人の老人が渋谷駅前のスクランブル交差点中央、正午丁度に天空を指差しながら崩れ落ちるように亡くなる。 そんな印象的シーンから始まるこの物語。都会では軽妙でアップテンポしたストーリー展開、一転して孤島の田舎では、老人たちとのゆったりとした緩徐な流れ(少々退屈)。しかしそれはそれで十分楽しめましたが。圧巻は3月10日の東京大空襲の凄まじさ。被災者側からの詳細な描写は作者の確かな力量が感じられました。一気に読破しました。 | ||||
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| 今まで読んだ日本文学が体中から泡のように消えていくように思いました。このように重要な歴史的事実を元に、太田愛さんの才能と経験が雄弁で心温まる美しい物語を完成しました。感動と感謝の気持ちでいっぱいです。 | ||||
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| 初めからは少しないを言いたいのかな、、、、、、と思いながら下巻に来た。 | ||||
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| 下巻に来て話が面白くなって来て、最後になって、ようやく何が言いたいのかわかると、その主題が、とても大きく、重く、身にしみて、感動した。動かされた。ありがとう。 | ||||
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| 戦中の事とか大変興味深かった 涙が出ました。 話がどんどん引き込まれていきます。 シリーズ3作目ですがまだまだ3人の活躍を読みたいと思います。 続編が待ち遠しいです。 | ||||
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| 今、下を読んでます | ||||
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| つぎの展開が楽しみでスラスラ読み進める。 女性らしい視点での作風も面白い。 | ||||
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| 現在のマスコミの危うさを感じながら読みました。 | ||||
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| 深いテーマですが、シリーズ化された3人の軽妙なやり取りもあり楽しく読めます。歴史物と爽快な探偵物が融合した素晴らしいエンターテインメントです。筆力に脱帽です。 | ||||
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| 「犯罪者」もそうですが、こちらの方が話のスタートがこれからどう話が進むの?と先が読めなさから引き込まれていきますね。 徐々に真相が明らかになっていき読者を引き込む展開はさすがです。 | ||||
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| 大きな敵を追い詰めて、という展開ですが、最後の決着のところはもう少し攻防を期待したのですが、意外と・・ という点が少し残念です。 | ||||
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| 折り重なるように仕掛けが張り巡らされ、縦糸と横糸が緻密に編み上げられていく作品です。ミステリーの仕掛けだけに凝った作品はいくらでもありますが、そこに過去から現在、未来へのつながる重厚な課題も織り込まれ、極めて重厚感のある、かつ過去2作に比べてはるかに読みやすい作品に仕上がっています。タイトルにも書きましたが、圧巻、圧倒、別格。もう少し短くまとまれば、直木賞だったのでしょう。しかし、まとまれば、良さも薄まってしまうようなに感じます。作者の紹介には必ず「相棒の脚本」という文言が登場しますが、この3作をもって、もうそこから離れませんか。最もこれからが期待されるミステリー作家です。 | ||||
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| 今この時代に、こんな骨太なテーマに切り込める作家がいるのだとまず驚いた。 それも幾重にも伏線を張り巡らせ、エンターテインメントの包装紙で包み込んで提供される。 極上のエンターテインメントであり、現実社会に向き合うことを促す書でもある。 「犯罪者」「幻夏」から続くこのシリーズの続編を楽しみにしています。 個人的には、著者の反権力的な姿勢に好感を抱きます。 | ||||
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| 面白かった。 戦時中の日本にそんな事があったのかと驚きです。かなりの数の第二次世界大戦に関する本を読まれた著者に感服です。 | ||||
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| よく練られたストーリーで面白かったが、途中の島での話が盛りだくさんで読み疲れてしまい、そのぶんラストが薄まって物足りない気もする。ただ、文章は前2作と比べて読みやすくなった。 | ||||
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| 壮大なテーマをベースに面白い作品である事は間違いなく加えて情報統制の恐ろしさに警鐘を鳴らす作者の意図も十分に感じ取ることも出来た。ただ、物語の端緒となる動機の所だけが相当のページを使い心情を描かれていた割には何故か分かりにくく共感しづらい面(決して戦争中の話しだから・・ではなく)もあり些か残念であった。 しかしこの作者は本当に巧い。次から次に事件や場面が変遷し読み手を飽きさせず一気にエンディングに持ち込む仕掛けはさすがとしか言いようがない。 「犯罪者」「幻夏」そしてこの「天上の葦」で3部作(?)を読んでみたが、何れの作品もとても良い疲労感があった。特に3作品ともに一本芯の通ったテーマがありなかなかの力作である。 | ||||
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