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護られなかった者たちへ
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護られなかった者たちへの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全344件 41~60 3/18ページ
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物語は、東日本大震災から4年後、仙台市内で全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生したことから始まります。被害者は福祉保健事務所の職員であり、事件は生活保護制度の欠陥に迫る社会派ミステリーとして描かれています。 本作品の主要なテーマは、生活保護制度に対する批判的な視点です。生活保護制度は、貧困層が生活するために必要な支援を行う制度です。社会のセーフティーネットとして、かけがえのない役割を担っている生活保護制度ですが、実際の運用ではやはり少なからず問題を抱えています。作者は、生活保護制度が抱える問題点を描きつつも、役所側の職業倫理や公私の葛藤についても考えられるよう配慮しています。また、物語は宮城県警捜査一課の刑事と元模範囚の2人の目線で進行しており、それぞれが抱える問題や過去を描くことで、社会派ミステリーとしての深みを増しています。 中山七里氏の『護られなかった者たちへ』は、単なるエンターテインメントとしてのミステリーを超え、現代社会の矛盾や人間の葛藤を巧みに織り交ぜた作品となっています。社会的なテーマに興味を持つ読者や、人間ドラマを重視する読者には特におすすめの一冊です。 | ||||
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題材と事件の結び付け方が素晴らしく、読み出すと止まりませんでした。 色々と現実と即して考えてしまいます。 | ||||
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この本に出会えてよかったです。 自分の知らなかった生活保護の現状など浅はかに考えては行けないと切に思った | ||||
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図書館で途中まで読んで、Kindleで見つけたので最後まで。 面白かった。 同じ作家の本も探して読んでみようかと思う | ||||
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読みやすくて一気に読みました 本当に感情移入しやすいと思いました | ||||
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生活保護を含めたシステムの近くで働いている作者と同世代の者です。いつも大変面白く読ませてもらっております。本作はストーリーの面白さに加えて,かなり露骨に作者が訴えていたことが胸に刺さりました。世の中の二極化や,給食がご馳走とされる子供たちの報道に胸を痛めながら,自分が何もできていない現実に腹立たしく情け無い思いを抱いております。せめて1人でも多くの方にこの本をお薦めしたいと思います。普通のミステリーとしての面白さに加え,腹にこたえる学びがあると思います。よろしくお願い致します。 | ||||
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中山七里さんの作品は何冊か読んでいました。そのどれもが社会問題を炙り出していといる秀作ですが、本作は私にとって最高傑作だというのが、読後感です。物語の展開の上での犯人は逮捕されました。しかし真犯人は一体誰なのか…、深く考えさせられました。国や政府や役人達という、ありきたりの回答ではなく、おそらく一人ひとりの人間が持つ『自分さえ良ければ』という心の闇こそ、真犯人の構成要素なのではないでしょうか。『おためごかし』という表面上だけの関係が跋扈している現代社会。格差を是とする世の中。とても衝撃的な作品ですが、非常に素晴らしい一冊でした。 | ||||
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予想した結末からさらにもう一つどんでん返しがあり大きなショックを受けた。細かい点をつけばツッコミどころはあるがストーリーとしては面白い。友人にも薦めたい一冊。 | ||||
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読み進めると結末は、見えてきますが、刑事と犯人のそれぞれの視点がうまく描かれており、十分楽しめます。 | ||||
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生活保護が必要な人に行き渡らない現実と、不正受給で楽をしている人。正しい世の中になる事を願います。 | ||||
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生活保護費を受ける事に対する間違った情報が多く偏見を持っていた。罪人に費やされる税金を生活困窮者に回される税金や、困窮者へ回されなければならないはずの税金を搾取する人を罰する事など、考え直して欲しいと切に思う。 | ||||
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今まで中山七里さんの作品を読んできましたが、この作品が1番胸にささりました。本はまたいつか読み返したいと思います。 | ||||
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とても読みやすく退屈することなくサクサク読めました。生活保護についても色々知れて興味深ったです。 ハラハラドキドキ、あっと驚く、といった展開も散りばめられておりミステリやエンタメとしてよくできているといった印象です。ただ、被害者がなぜそんなことをしたのか?など腑に落ちない点があったり、刑事の勘といったオカルトで重要なところが片付けられたり、首を捻る箇所もすこしありました。 総じて、すごく面白かったが、魂を揺さぶられるような感動はない。読み返すほどでは無い。ということで★4です。 | ||||
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生活保護は最後のセーフティーネット、と考えていたが、予算削減で申請自体を却下することが推奨されるような社会で、私は何のために税金を払っているのか。貧富の差と絶望と表面的な享楽の社会であると知っていながら、そんなもんだよと甘んじて声を上げることをしない自分を恥じた。これを期に調べてみよう。 けいさん、会ってみたくなった。あなたのお陰で救われた人がいて、こちらまで安心できる。 | ||||
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最後の展開に衝撃。立場、価値観により正義の形が変わる。フィクションでありながら身近に実際ある問題。 | ||||
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犯人に気付いたときからはずっと泣いてました。誰も悪くないけどどうにも立ち行かない歯痒さがしんどくてとても悲しい。でもそれだけじゃなくて温かい部分もあるお話でした。 途中震災や津波の話が出てきますので苦手な方はご注意ください。 | ||||
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少し、言葉が難しいですが最後まで楽しめました。また違う作品を読んでみようかなと思わせる本でした。 | ||||
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社会福祉の問題点を指摘する社会派ドラマでありつつ、登場人物の幅広さ、一人一人の魅力が描かれています。筆の力のある作家さんで、これから色々読むのが楽しみ。 特に悪役の五代のキャラが魅力的です。 善人にも、善人であるが故の裏の顔がある。差別される側から見た時、こんなにも残酷に差別するのかと空恐ろしくなります。 あるキャラクターの手記には、社会の仕組みからこぼれおちてしまう人たちへのまなざしがあり、涙しました。 | ||||
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人間の優しさと社会の非情さ。 表と裏。泣きそうです。 国民が最低限度の生活を送れる日本でありますように。 | ||||
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とても考えさせられる作品でした。最後がちょっと予想を裏切って良かった。 | ||||
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