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護られなかった者たちへ



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【この小説が収録されている参考書籍】
護られなかった者たちへ
護られなかった者たちへ (宝島社文庫)

護られなかった者たちへの評価: 4.31/5点 レビュー 418件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全344件 221~240 12/18ページ
No.124:
(5pt)

今の社会問題そのもの。

どんどん話に引き込まれてていつのまにか読み終わっていました。すごく考えさせられる内容で、胸が痛くなりました。読んでよかった
護られなかった者たちへAmazon書評・レビュー:護られなかった者たちへより
4140056940
No.123:
(4pt)

面白かった❗

ストーリーは、とにかく面白かった。ただ、難しい漢字と言葉が多いのが、気になりました。
最後のどんでん返しが、すごく面白かったです?
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4140056940
No.122:
(4pt)

ノンフィクション社会批評よりのミステリー

痛切な社会批判ものとして読んでいて心に刺さりました。
このミステ大賞の触れ込みによりふと本屋で手にとった方は多いかと察しますが、
読み進めていけばどん底を暗く描く現代日本への問題提起だったと分かります。

キーワードは『差別』『放火』『罪と罰の等価』 読後もこのワードが頭にちらつきます
生活保護制度自体は社会のセーフティネットとして素晴らしい仕組みだと賞賛できます。
しかし、受け取る側も、出す側も、はたまたそれをただ見てる市民側もこの制度を歪な目で見ている現実があります。この小説にはヤクザはシノギの為に、娘に学歴をつけさせたいがため、不正受給している者達がいる裏で、身体も不自由で今日の飯もろくに食えない者達が受給申請を却下される例が山ほど挙げられています。この小説には生活保護制度が正しく運用されているシーンが全く出てこないのですね。
彼らの扱いの差は何なんでしょう。私には、福祉職員が乱暴な彼らと関わりたくないからという忌避で、ヤクザにシノギを渡し続け、声すら出せない貧困者を排除していった背景があると考えます。そして、その選別には弱者への差別の視線が根本にあるのではないかと思われます。

中世では、街には教会があり飢えたものたちは教会の炊き出しを頼って今日の飢えを凌ぐ事ができました。
なぜ教会がそんなことを無償でできたかと言うと地元の名士や領主達がこぞって教会に寄付をしたからです。 当時の聖職者は社会福祉のない時代に最後のセーフティネットを担っていたと言えます。
時代は変わり、現代のセーフティネットは教会ではなく、国家が担うようになりました。しかし、国策を策定するエリート達は中世の聖職者と同じ視線を注いでいると本当に言えるでしょうか。例え崇高な理念から社会システムを作っていったとしても、現場で働く現代の聖職者達は公平な判断を下せるのでしょうか。四大卒から役人になり 困窮そのものを見た事がない人間にとって、働かず税金を貰う受給者に偏見のない視線を向けることができるかは大いに疑問です。

そして、本著はこの問題を私たちにも向けて来ます。現代の聖職者とも言えるケースワーカーや教職に限らず、働き口、食料品店、医療者。この世の大半の職業が貧困者にとっても同様に必要な社会システムであり、それらが公正に運用されなければ彼らは飢え死にしかないのです。物語内ではちらちらナチス政権の例が引用されていますが、ここに作者の生活保護制度への大いなる問題提起があると推察します。ナチス政権は最も叩きやすい弱者を叩く事で支持を拡大し、ユダヤ人の大量虐殺は思考停止をした人間が最も効率的な囚人搬送システムを作る事でおこなわれました。彼ら加害者党員の殆どが軍人ではなく、ごく平凡な事務職員であり、家に帰れば妻子と夕飯で団欒を過ごしていました。今の日本のシステムを運用している者たちは真の意味で思考をしていると言えるのでしょうか。もし、システム自体が破綻していて歴史上大量の貧困者をシステムが産みだしていたとしたら自ら思考し、システムを止められる者たちなのでしょうか。餓死寸前のけいに対して、炊き出しの場所すら教えようとしなかった彼らは、思考停止したシステムの一環でしかないと思えてならないのです。

翻れば、けいが本当に必要だったのは生活保護制度ではなく、教会の無償の炊き出しのはずです。けいが餓死直前まで申請をし続けたのは公正でないシステムへの唯一できる反抗だったようにも思えるのです。
けいは利根を暴行事件からボヤ騒ぎを起こす事で救出しますが、私たちは火事が起きるまで知らぬ顔を突き通せるほど愚か者だったのでしょうか。けいや利根に放火を起こさせるまでに追い詰めたのは、知らぬ顔を貫いた我々ではないでしょうか。

本著は生活保護制度を受給者と福祉システム内の問題に収める事を許してはくれません。納税者であり、今後衰退していく国の国民であり、いつか受給者になるかもしれない私たち読者にその責任の所在を痛切に訴求してきます。けいや利根や申請が下りなかった者たちは未来の私たち、あるいは私たちの子孫の姿かもしれないからです。その1点において本著はあらゆる政治経済本よりも広範にわたって私たちの当事者意識を変えさせるはずです。
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No.121:
(5pt)

この作品の伝えたいこと

本当に、身に積まさせる事の本でしたが、本当に引き込ませました。最後のどんでん返し面白かったです。
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No.120:
(5pt)

生きていて欲しいという細やかな幸せ

一気に読めます 読んで日常の幸せを噛みしめ真摯に生きていきましょう
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4140056940
No.119:
(4pt)

テーマと物語と

テーマに対して、犯人に肩入れしたくなる物語が散りばめられて、結果ラストの落としどころで腑に落ちる感じ。空港から先の緊迫感は一気に読まざるを得なかったです
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4140056940
No.118:
(5pt)

映画も観るが本も読む

映画化で知ったのですが、その前に読んでみたくて購入。
世の中は理不尽で不平等です。
いかに情報が大切か再認識します。でも、もっと周りから情報が入ってくる
世の中だといいのにと思います。
大変な事が多い中にも少しでも光がみえてほっとします。
是非読んで色々な角度から考える事が出来るといいと思いました。
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No.117:
(4pt)

愛と憎しみ…

読み終わった後はタイトルで泣けます

何故護られないのか
何故報われないのか
そう言った人たちに何ができるのか…

一人一人が出来ることには限りがある
それでも、集まれば大きな力となり、大切な人を護れるはずだった
にも関わらず、たくさんの人を動かす大きな力は護る相手を間違える
そこに対抗する術など一個人にはない
市民にも、職員にも…

人を愛する気持ちが、憎しみを生まないように
犯人の想いが、そう遠くない未来に、当たり前のこととなって欲しいと思います
報われて欲しい
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4140056940
No.116:
(5pt)

譲られなかったものたちへ

面白かったです
映画みたいですね
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4140056940
No.115:
(4pt)

社会派小説として読むと 最高。

これはミステリー小説として読んでは 言葉での説明が 多くスッキリしない感じで もったいない…でも社会派小説として読むと とても重厚で読みごたえあり 人と人の絆や 優しさ 理不尽な悲しさ怒りなどリアルに感じられ 最後まで イッキ読みでした。映画の予告で聞いた 桑田佳祐の曲が重って 最高のエッセンスになりました。いいタイミングで読ませてもらったな…と 思います。
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No.114:
(4pt)

流石、期待通りの七里作品です。

七里得意のどんでん返しもあり、社会に対する問題提起もあり、流石、期待通りの七里作品です。
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No.113:
(4pt)

まさかの結末

生活保護の実情が良く理解できる。世の中の理不尽さや、公務員の社会的な責任、震災による貧困からくる犯罪など、多くの出来事が凝縮された内容になっている。
最後は意外な展開でしたが、何故か最後になるにつれて辛くなってくる。今もこうやって苦しんでる人がいると思うと、とても切ない。
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No.112:
(5pt)

綺麗でした

迅速に届けられきれいでした。満足しています。
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No.111:
(5pt)

「どんでん返し」に深い意味を感じる

ミステリーとして面白くするために用意された「どんでん返し」と言うよりも、社会の偏見に一石を投じるための「どんでん返し」だと感じた。
犯罪歴のある人と、公務員の人というだけ聞くと、公務員の人の方が殺人を起こす確認が少ないのではないかと思ってしまう(再犯率のこととかは置いておいて、犯罪歴のある人だからという目で見てはいけないということが作品の大きなテーマの一つでもあることを加味すると)、最後の「どんでん返し」は、なくてはならないものだと感じた。
ミステリーの体裁にすることで、
読者に対して、考えさせる作品であると感じた。
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No.110:
(4pt)

読み応えがありました

最後の結末が意外な展開。そこにたどり着くまでがちょっとくどい感じかな。
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No.109:
(5pt)

映画の感想をみてどうしても原作が読みたくなった一冊です。

この本を読んでフィクションとはいえ、どこまでがと思いました。今、このコロナ渦の中どれだけの人がお金に困っているのかと思うと、ひとごととは思えないことして読みました。私も役所の人が苦手で何でそんな偉そうなんって思ったことがあります。
そして驚いたのが、マイナンバーカードより凄い生活保護の資産調査って何ってこの本の通りだったら、どんなに苦しくても生活保護の申請なんかしないと思いました。
でも、元々財産とかがない人にとっては最後の砦である生活保護がこんな状態だったらけいさんみたいな最後になるしかないのかなって悲しくなりました。
そして、ずっと犯人は利根だと最後の最後まで思ってました。どんでん返しでした。
まさかでした。利根が言ったことが貧乏っていうのはありとあらゆる犯罪を生むって重かったしそういう犯罪は多いんだろうって思いました。
死んで焼かれるのは税金で、何で生きる為に使ってくれないのかと?
とにかく、いっぱい思うことがありました。泣けてもきました。たくさんの方に知って欲しいと思いました。そして本当に困っている人のところへ税金がいくことを願います。
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4140056940
No.108:
(5pt)

社会派小説

ミステリーのかわをかぶった重厚な社会派小説でした。
東日本大震災の記憶が薄れつつある中、社会保障制度とそれを絡めた内容は圧巻でした。
最初はミステリーのような始まりですが、途中で犯人の予想が立つ頃に、あぁ、これはそう言うことかと小説の表情がガラッと変わるのに驚かされます。そこから先はあっという間の展開で最後の締め方まで美しい。
久々にこれだ!と思う小説でした。
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4140056940
No.107:
(5pt)

緊張感あるし読み応えある!

展開が早く緊張感、臨場感ありでどんどん物語の世界観に突入してしまう。読み応えあり!
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4140056940
No.106:
(5pt)

行政に公平を求めるのは間違いか?

日本の福祉はこんなものか。悲しい気がする。
ちゃんと励めよ福祉行政!
やはりお役所は遅れず、休まず、仕事せず、日本に限らず外国も同様だろう。
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4140056940
No.105:
(5pt)

一気読み

先が気になり一気に読みました。途中読んでてつらい描写もありましたが、生活保護を必要として困窮している人々の現実を知りとても考えさせられました。
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4140056940

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