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虚ろなる十月の夜に
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虚ろなる十月の夜にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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虚ろなる十月、万聖節前夜(ハロウィン)が満月の時、旧き神々が地球へと帰還するための道が開かれようとする。 その時、適切な数の人間が、適切な場所に引き寄せられ、ある者たちは道を開く手助けをし、他の者たちは道を閉ざす努力をする。誰が敵で誰が味方か。それはその時になるまで、そして終わるまでは誰にもわからない――。 19世紀末のロンドンを舞台に、怪人たちが暗躍と駆け引きを繰り広げるゴシック・サスペンス。 本作の主軸はゴシック✕クトゥルフ神話。小説から映画まで、ゴシック作品で有名なキャラクターたちがプレイヤーとなり、2つの陣営に分かれてゲームを行う。なにより、作中で主に描写されるのが、プレイヤーではなくその使い魔たちというのが、ゼラズニィ特有のユーモアを発揮させるのに役立っている。 しかしプレイヤーたちの駆け引きは紳士的で、物語の大半はゲームの準備に費やされるため、起伏の少ない展開に読者は序盤で本を閉じてしまうかもしれない。勿論作者はそれを想定しており、スパイスとしての副軸として、フーダニット(誰が犯人か?)な事件も用意している。これが双方を惑わせ、プレイヤーには混乱を、読者には面白みを与えてくれる。 クトゥルフ神話の方はと言うと、旧支配者の名前や魔導書の類が登場する程度かな、と思いきや、がっつりとその要素を散りばめている。ネタバレになるためにそのあたりは詳しく言えないが、クトゥルフ神話の "世界観" の方を好む人には、本書を楽しめるだろうし、クトゥルフ神話に無知な人でも楽しめる仕様となっている。 | ||||
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表紙にデカデカと書かれているように切り裂きジャックやホームズ達とドンパチする話だと思っていたのだが、主人公達はあらゆる動物であり、ディズニーのライオンキングや101匹わんちゃんのような作品。 表紙に出ている人間は全体の何%しか出て来ない。 普通に人間の話だと思っていたのでなかなか感情移入が難しく、その上本の半分を過ぎても大きな事件も起こらずで本当に読み進めるのが辛かった。 | ||||
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ゼラズニィらしい軽妙な語り口で読んでいて楽しい。 ただ、狼男の行動理由や、何故に臭いで野良狼の正体に気付かなかったのかなど、読後感はイマイチ。未訳の長編で放置しても良かったかも知れない。しかし、「ゼラズニイ」でアマゾンを検索しても「伝道の書に捧げる薔薇」以外は中古ばかりという現状が悲しい。 なお、サッと読むのなら良いが、翻訳文には引っかかるモノがある。例えば、コウモリは「走り去る」(10月15日)ものなのだろうか。 | ||||
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