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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全151件 61~80 4/8ページ
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長編小説なので読後感が半端ない。これからも頼むぜ。very good | ||||
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この「告白」は熊太郎の告白だけなのだろうか。 昔の事件を題材にしてはいるが、もしかしたら「町田自身」の告白が描かれているのではないだろうか。 いろんな思考がめぐり、皆に伝えたいのに伝わらない。伝えているのに伝わらない。それでも伝えなくてはいられない、叫ばずにはいられない。彼のパンクの衝動のような何かが、この、三島の『仮面の告白』のような傑作を書かせたのかとも思う。 そう言ってみると、三島の『金閣寺』のようなラストに向かっての疾走感や、『憂国』のような刃物と血の生々しい描写も感じられる。 現代版関西の三島に、と期待しつつ、星は一つ預けます。 追伸: 町田自身の「告白」だとすると、最初に殺した顔のでかい「葛木ドール」は〇〇〇か?そして最後に殺した「葛木モヘア(熊次郎)」は自分の言うことをアホ扱いしたすべての人々なのか…妄想だが。 | ||||
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文庫本で850頁。上・下の分冊にもなっておらず、持ち運びで荷物になったが、足掛け4日ほどかけて読み継ぎ、読み終えて、1冊に収めた作者なりのこだわりが分かってきたような気がした。それほどに、破局に向かってなだれ込んでいくような連続感・疾走感がうかがえた。 明治中期、大阪・河内の寒村で起きた極道者2人による「十人斬り」事件を、幾多の記録・資料を踏まえて再現し、やたらと思弁にふける主人公、熊太郎の内面に向かっていく。「河内饒舌体」とでもいうべき、長々しい熊太郎の独白・思弁にはえもいえぬ迫力があり、同時に、地の文での作者自身の作者らしいツッコミなどが顔を出してサービス精神も旺盛。独特の面白さが感じられた。評者が勝手にピックアップした本作のキーワードは、最初のころに2、3回出てくる「あかんではないか」だった。 | ||||
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熊太郎「あかんかった」 うんうん、でしょうね、そうでしょうね、 というだけの話。突き詰めたら(突き詰めなくても)たったそれだけの話。 ものすごく素晴らしいラスト10ページちょいに至るまでが、ものすごく長い長い長い話。 こんなんまともに読むほうが阿呆やわ。この本自体が、熊太郎そのものやん。こんなん相手にするほうがおかしわ。この本読んでなんや分かったよなふりしてレビュー書きこむとか自分阿呆やな。おほほほほほほ。と笑われているような気がするけども何か書き残したくなる傑作。 | ||||
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今し方読了したが、かつてない脱力と衝撃で、この文字を打つ指がうまく動かない。もう詳しくは読んで欲しいとしか言いようが無い。四の五の言わんで良いから、まずはこの八百頁超の大作の、一頁目を開いてみることをお勧めする。 「人は何故人を殺すか」というテーマ、とあるが、果たしてそうであろうか。作者の町田康がそう言っているのなら、そうかもしれないが、しかしこの惨殺事件の根幹は、城戸熊太郎の個人に問題があって、殺人者全ての共通にはなり得ないだろうと思って読んでいた。 それが覆されたのは、ラスト五頁のことである。 様々な人がこの作品を紹介する際、「思弁的な主人公の、他人に自分を告白できないもどかしさ」と言う。主人公である城戸熊太郎は、確かに「思弁的」である。しかし熊太郎は最後、その思弁が、他人の為で無く、自分の為のみに行われたものだと気づく。本当に最後の最後のことである。 つまり、熊太郎の思弁の中で、最後に辿り着いたのは、「自分の為に思弁する自分」即ち個人である。そうした場合、様々な因果を持つとされる数々の殺人者は、皆最後は個人に帰ってくるという図式が自然に成り立つ。 町田康は、読者の知らぬ間に、熊太郎が信じたもの、縋ったもの、全てがドツボの中の曲がった壁となる様子を、八百頁の中に次々と書いていく。そしてそのドツボに蓋をするのは、熊太郎の最後の考察であり、読者はそこまで到達するまで、熊太郎、アホだなぁ、という風にしか読めないように町田康の文章によって緻密に操られ、そして読者は最後の最後に、熊太郎の最後の最後に到達する。 そして熊太郎の「告白」に至る。 その熊太郎の「告白」がどのような結末を迎えたかは、八百頁超の熊太郎の人生を、町田康に操られながら読んだ読者のみ到達できる地点である。是非、一読すべき作品だ。 | ||||
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町田作品は初めて読みましたが、文体がとにかく新鮮!是非オススメします | ||||
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本書は明治中期に「河内十人斬り」として有名になった殺人事件を基にした小説で、河内音頭にも歌われ、知る人ぞ知る内容なのだが、関西人でありながら、私は全く知らなかった。町田康は芥川賞作家としてしか知らなかったが、先日、日経新聞夕刊の「文学周遊」に本書の事が書かれていたので読んでみると大阪生まれで、本書も河内弁が全編に亘り書かれているとあるので、俄然興味を持った。 「おまが潰してへんもんなんでまどわんならんねん」「じゃかましい。ごてくさぬかすな」「おどれはいっこもどきゃがらんと俺にどけちゅいよんにゃ」「なんちゅいよってん」「おちょくとったらあかんど」「いてまえ」・・・・・ アトランダムに書いてみたが、この洪水のような河内弁の連鎖にボーとなる。これは一種の心地よいリズムだ。 安政4年に河内国赤坂村に生まれた城戸熊太郎は、その怠惰な生活や博奕好きから、どうしょうもない人間になっていくのだが、どこか抜けているので憎めない。「河内十人斬り」という世間的には恐ろしい事件も、事情を知るにつれ、熊太郎側にどうしても立ってしまう。結構な長編だが、この長さが全てラストの伏線となり、そのラストの一大騒動記が、筒井康隆も真っ青の痛快無比な読物になっている。 | ||||
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私はこれを実写映画化してほしい。 無理かもしれないけれど、宮崎あおい、岡田准一、高岡蒼甫の3人で演じて欲しい。 正にイメージにピッタリなのだ。 | ||||
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困ったことになっている。仕事がまったく手につかないのだ。町田康『告白』を読了して既に一週間を経過したが、まるで主人公の熊太郎が自分に憑依しているかのようである。読了後に本書のレビューを書くと興奮冷めやらぬまま書くことになるので恥ずかしいレビューになることは間違いなく、少し間を置き落ち着いてからアウトプットを行おうと思っていたのだが、月日を経ても一向に熊太郎の記憶が鮮明に脳裏に焼き付いており、心底驚いているのである。 本書は「河内十人切り」と呼ばれている、明治時代に大阪地方で実際に起こった大量殺人事件をもとに書かれている。「河内十人切り」とは、城戸熊太郎という男が舎弟の谷弥五郎と共に起こした殺人事件であり、理由は、熊太郎の妻の浮気の発覚、さらに、妻の浮気相手の兄に貸していた金を返してくれなかったという、短くまとめてしまうとなんとも短絡的な熊太郎の恨みから、熊太郎が妻と妻の母、そして、妻の浮気相手である松永寅吉の親族もろとも谷弥五郎と共に皆殺しにした猟奇的な事件である。 町田康は800ページにわたって主人公である熊太郎の生涯、つまり、熊太郎がこの世に生を受けてから殺人事件を起こして自害するまでを克明に独特の響きのある河内言葉を使って描写する。その河内言葉には読んでいて心地の良い乾いたリズムとメロディーがあり、物語が横脇に逸れぬよう韻律を整えるように河内言葉が投入されていて、河内言葉の諧謔的な響きが当時河内に生きていた人々の息遣いとなって見事なほど本書に色彩を与えている。 いきなり個人的な見解を申し出て恐縮ではあるが、本書は現代小説の中でも最高峰なのではないか。今まで読んできた小説を思い出しても、本書ほどの感動を得られた本は思い出せない。ただ単に私の読書量の問題であるといわれればそれまでだが、それにしても、この重厚な読後感は後遺症の如くいまだに尾を引いているのである。近所のカフェで本書を読んでいたのであるが、あまりに強い読後感に打ちひしがれてそのままどこかへ行きたくなってしまった。 熊太郎は幼少時代、何をするにしても両親に褒められて育てられた。しかし、両親の愛情によって植えつけられた熊太郎の優越感は、近所の子供たちが誰でも出来るコマ回しを熊太郎ひとりが出来なかったことを馬鹿にされ、熊太郎はその場でみっともないほど大泣きし、その幻想的優越感は友人を通じて外界を知ることではやくも崩れ去った。それから熊太郎は、失敗を恐れるあまり何事にも本気を出さないでのらりくらりと生きようとする。 農業に従事する父親や友人を横目に自らは正業につかず、博打や墓泥棒などをして生活をする熊太郎。真面目にならなければと焦り、朝早く起きて畑仕事に勤しんだりもするが、今まで畑仕事などやったことがない熊太郎が畑仕事をいきなり出来るわけがなく、気味の悪いほど膨らんだ自我も合わさり早々にしてまた元の生活に戻る熊太郎。思惑とは裏腹に、賭博場で喧嘩に巻き込まれたところを熊太郎によって助けられたと勘違いした谷弥五郎とともに、小心と純粋さをひた隠しながら、肩で風を切るようにして生きる熊太郎。 そのような不器用な熊太郎が、妻となる縫と出会い、そして極悪ともいえる松永一家との出会いによって破滅へ向かって突き進んでゆく後半部分の熊太郎の心理描写は奇跡的ともいえる克明さで書かれてある。まるで落語を聞いているかのような陽気な気分にさせる河内言葉で書かれてはあるが、松永一家によって嵌められて、生き場を喪い鬼と化した熊太郎の怨恨は、見事に私へ憑依した。 最期、町田康はたった六文字の言葉を自害寸前の熊太郎に吐かせることで、その一言に城戸熊太郎の全生涯を負わせる。あまりにも重く、あまりにも切なく、あまりにも悲哀で満たされた、この物語の世界に深く深く入り込んだ読者にはとても辛い言葉である。しかし、だからこそ読者の心にこの熊太郎の言葉が突き刺さるのであり、読者の心にこの言葉がいつまでも留まり続けるのである。 生意気を言わせてもらえれば、私は今まで小説に対して大きな不全感があった。世の中で面白いといわれている村上春樹を読んでもまったく性に合わず、ずっと小説の持つ官能性を掴めないでいた。その大いなる私の不全感は、本書の巨大な読後感によって瞬く間に鳴りをひそめた。 本書は私にとって圧倒的である。本書を超える小説を、私はこの先読めることができるのであろうか。 | ||||
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ずっとレビューを書こうか迷っていましたが、未だこの本を超える本には出会っていません。 先日も読み返したら夢中になり、笑いながら泣きながら、読み終わった後も決して忘れさせません。 大学時代、真っ先に書評の対象に選ばせて頂きました。 それまで800ページを超える長編など自分には無理だ、しかも時代物だし。人殺しの話、暗いよね、終始重いよね。 と思っていたのです。あらすじだけ読むとそういう気がします。 町田さんの本はほぼすべて読みましたが、純文学と呼ばせない「町田文学」なるものがありますね。 きっとパンクにも由来しているのでしょう。 弥五郎の存在は熊太郎だけでなく、熊太郎に同化している読者にも救いになったと思いますし、 それはやはり熊太郎が生涯心に抱えていた行き場のない澱みのようなものは我々に通ずるところがあるからだと思います。 何百文字かの言葉では言い表せない名作です。 もう一度、町田さんの傑作が読みたいなと思う次第です。 そして、現役の町田町蔵時代に生まれてライブを見たかったです。 | ||||
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河内音頭の元となった大量殺戮事件を描いた物語。 内容については他の方々の優れたレビューの通りですが、 1日で読破するのは、あるいは難しい本かもしれません。 長編だからという理由ではないんです。 よく見ると紅顔の美少年なんだけど、のらくら者(と思われている) で思いと言葉をうまくひとつながりに表現できない熊太郎。 彼の感じた気まずさ、もどかしさ、高揚感、苦しみ、憤怒、 そして孤独と虚無感。 胸が騒いで、それ以上読み進むことが出来ずに本を置いた日が あったからです。 読み進むうちに、いつの間にか「我が事」のように熊太郎の想いを 実感している自分に気づきます。 これは私。漠然と感じていたけれど人に言えない違和感を、文中に ズバリ指摘されたような驚きと痛み。 彼は私であり、町田康氏であり、同じように心を動かされた読者で あり、1人の狂人なんかではなく、普遍的な存在であるのでしょう。 (それを的確に表現している時点で町田康さんは熊太郎ではなく、 優れた表現者という事になりますが...) それでも読み終わった後、絶望感はありません。 乾いた明るさと脱力感があります。 ああ、この読後感もうまく言い表す事ができません。 こんなに読んでて辛いと思ったのに、多分、この本を手放すことはないでしょう。 | ||||
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何かの答えを見つけたくて人は人を殺すのかもしれない。私もあなたも。 何かの結果を生むために殺されるのかもしれない。私もあなたも。 殺したあとにも人生は続く。恐ろしい現実だなあ。 町田町蔵時代から町田氏はすごい。私もあなたも獅子舞の中で泣いているだけの一人ぼっちの人間なのかもしれない。合掌。 | ||||
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迷ってる方は、買って読みましょう。 思わず引き込まれてしまう。 | ||||
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れいによって本筋から離れた、脈絡のない感じのレヴューを する。 ●獅子頭の件が非常に印象に残る。この一節は小説全体の要約 ともとれるし、メタファーともとれるし、あるいは鍵みたい なことにもなってるようにもとれる。云々。 ●本書から得た情報は耳寄りで、それは盆踊りの持つ意味であ ったり、盆踊りなんかすると人々の情緒はどんな風に変化し てしまうかだったり。云々。 ●事件をモティーフに歌は作られる。本当か? その逆は? 歌が事件を招来する、あるいは歌が事件を扇動する、なんてこ とはあるのだろうか? そんな無駄な思考に時間を費やした。 云々。 なげやりなレヴューで申し訳ないですが、気になった方は、 是非、ご一読のほどを。 | ||||
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芸人の又吉さんが、ご自分の本の中で「何度も読みたくなる」と書かれていたので興味をもちました。 分厚いので、少し読むのに時間がかかりましたが、読んでみてよかったです。 又吉さんの「何度も読みたくなる」気持ちが、わかる気がしました。 今は、母が読んでいます(笑)オススメの一冊です。 | ||||
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主人公・熊太郎の徹底的なダメさ。 生まれてからずっと周囲に責任転嫁して生きてきて、愚痴って、悲観するくせ期待して、自意識過剰で、でも卑屈で。 細かすぎるほどの描写で描かれる彼の人生の軌跡をじりじりと読み進めて、膨らんで膨らんで、最後にボカンと破裂する展開はあまりにも壮絶で悲しい。 熊太郎は、全ての僕達だ。 | ||||
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なぜこの作品がかくも多くの方々から称揚されているのだろうか? 正直、アホーな読者である私にとってみれば、この作品には得心がいかないところがままあるのですが。 例えば「主人公の思考のループに辟易するわ」とか「あんだけ頻出していた森の小鬼云々は結局なんだったのよ」とか 「せっかく楽しい気分で読んでたのに終盤の絶望感はなんじゃい」とか「ていうか縫ちゃんが不憫すぎてもう…」とかである。 でもなんかおもろい。ようわからんけどおもろい。おもろいっていうかリアル、とてつもなくリアル。 腑に落ちないところも含めて、世の中ってこんなもんやん、人間ってこんなもんやん、と言われてみれば確かにそうかもしれない。 でもやっぱりこんなにみんなから褒められるのも何か違う気がするなあ、上手く言えないけど。 個人的には主人公とその妻が連れだって墓参りをするシーンが(その後の展開を考慮しても)白眉でした。 | ||||
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読後のカタルシスがすごかったです。 町田康さんの作品の中で一番好き。 | ||||
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レビューを見て購入しました。 『きれぎれ』を読んで、とても独創性のある人だと感動し今回たっぷり厚みのある本が届き、わくわくして読んでいくと、進むにつれてハマっていくので、泣く泣く一旦本を置く・・・という生活をしていました。 (一気に読むことはできなかったです;) ストーリーは始めからわかっているのに、一語一句、表現の仕方が非常に素晴らしく、とにかく感動しました。 | ||||
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食わず嫌いで今まで一度も読んだことのなかった町田康。なのに、この本はなぜか素通りできず手にとってみて・・・大正解でした。濃厚でおかしみにあふれた河内弁に熊太郎の標準語のことばや思索が時折入るおかしさ、違和感。熊太郎がはまるドツボは笑えるように見えて実は自分にはねかえってくる重さがあります。 周りの視線を気にし、自分の中で堂々巡りして本当に言いたいことがいえず気がつけばにっちもさっちもいかなくなって後悔したことを思い出し、とても面白いのに一気に読めず、インターバルをおきながらでないと読み終えることができませんでした。 熊太郎の結果的に善行に終わった行為が生んだ新しい出会いが熊太郎の存在意義を高めたように見えて、より一層熊太郎を抜き差しならぬ立場に追い込んだように感じられ、最後の方の場面での熊太郎の独白は、心に風穴があいたようでした。なんという終わり方!しかし、一人の人間が生きた実感に満ち溢れています。綺麗にまとまった小説に飽きた方は是非手に取っていただきたい傑作です。 | ||||
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