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告白



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【この小説が収録されている参考書籍】
告白
告白 (中公文庫)

告白の評価: 4.48/5点 レビュー 176件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.48pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(2pt)

長い…途中、読み飛ばした

最初の1/3くらいまではじっくり読みましたが、あまり引き込まれる内容ではなく、ストーリー展開も焦れったくて、途中から読み飛ばし、かいつまんで読み続け、一応、頑張って最後まで読み切りましたが…、結果、「目が疲れただけ」という感想です。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4120036219
No.12:
(1pt)

時間の無駄

230ページまで読み進めても全く面白くならなかったので読むのを辞めました。
大きなストレスは以下の2つです。

感情移入ができない主人公
ダラダラ長い自己満足の文章

高評価の方を否定するわけではありませんが、かなり人を選ぶ本であることを理解した上での購入をおすすめします。

全て読んでもいないのにレビューするのはどうかとも思いましたが、230ページまで読んでも本の世界に引き込まれないような本をこれ以上読む気にはなりませんでした。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4120036219
No.11:
(2pt)

ピンと来ない

高レビューだったのと殺人犯の心理には興味があったので楽しみに読み始めましたが、本の中程まで読んでも話に(キャラに)全く引き込まれませんでした。細かい思考の描写も時にはしつこかったり、グロテスクだったりで次に進むまでに疲れてしまう。主人公がそんなに変わっている存在とも思えないままに大人になったあたりで、自分には珍しく途中で読むのをやめました。  
主人公の誠意や忠実さが空回りして誤解され、社会から疎まれてしまう様を描いた作品はいくつかあり(サリンジャーのライ麦畑で捕まえて。やカミュの異邦人など)私にはこの作品はそこまでのインパクトも主人公に対する共感も生まれませんでした。感情やその結果の行動やなぜそうなったか読者に託し行間を読ませるのではなく、事細かに映像のように描写してしまう為、読者の想像力の域が限られるように感じました。私には合わなかった。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4120036219
No.10:
(2pt)

魅力的な文章だが、不自然なキャラ設定で白けてしまう

主人公の熊太郎は、思考をうまく言語化することができないという。
しかしほんらい、思考と言語とは不可分であろう。

熊太郎の思考内容は、地の文で独白的に、雄弁に、詳細に記されている。
思考内容を言葉として表出できないとすれば、運動性失語や吃音のごとき障害が存する可能性もある。
だが会話文を読むかぎり、そういうことではないらしい。

とすれば、熊太郎は言語に頼らず思考しているのか?そしてその思考を、著者が代弁しているのか?
・・・これはやはりおかしい。「言語なしの思考」を前提に置く時点で、破綻している。

文章が魅力的であるだけに、こうした不自然さが余計に残念である。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4120036219
No.9:
(1pt)

途中断念

私には全く合わず。
クライマックス場面だけでもと思ったがそれすら耐えきれず。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4120036219
No.8:
(1pt)

虚無と渡りあう ― 町田康さんの告白 ―

日本文学史に残る傑作なのはまちがいない。
文学以外に絶対に為し得ない表現を達成している稀なる作品なのだから。
けれど、精神が不安定な人は避けたほうがいい。

そうはない救いのない小説を読むことにはなるから。途中で本を置くことなどできないで。
読売新聞夕刊に連載されたが、中断され、後半が書籍になってはじめて完結したのも納得。
仕事が終わって帰宅して、やれやれと憩いのために読むようなものではない。前半はともかく。

読みはじめ、あれっ、思ったより通俗的なものを書いてるんだなと思った。
『くっすん大黒』しか読んだことなかったので。志はもっと高いはずじゃあと。
とにかく、物語の仕掛けを活用して、読者のエモーションをアップダウンさせまくり、
それでもって、「感動した」って言わせようとしてんだろうな、と。
後半、どんどん、鬱ぽくさせてるのでさえ、「嫌ミス」的なダークな感情を味あわせるのが目的だなと。

たぶん、新聞に載せられなかったあたりから、読み続けるのが恐ろしくて、わざわざ周りに人が一杯いる場に出向いて読み続けた。
物語りのエンジンは強烈なんで、どんなに恐ろしい破滅を見せられることになるか分かっていても、
降りることはできなかったから。
けど、最後までなんとか読みっ切って、予想していたよりもっともっと恐ろしい小説なんだと分かった。
まぎれもない文学作品だと。
「生きていることの真実」を本当に伝えよとしてるんだと。容赦なく。
決して、誰も決して開けたくはない地獄の釜の蓋をあけて。

「人はなぜ人を殺すのか」というフレーズがやたらついてまわるが、たぶん、うまく言えてない。
そんな、ほとんどの人にとってはどうでもいいテーマを描いてるわけではないんじゃないと。
「人が人を殺すに至る絶望・虚無の深さ、それにに渡りあう言葉はあるか」が正確なんじゃないかと思える。
私たちみんなが、日々、虚無から逃れようと右往左往している。それは「危機」としてはじめて自覚される。
「危機」に襲われるないことが約束された人生などどこにもない。だから、切実なテーマだ、誰にしも。

熊太郎の余りに深い虚無が生まれるプロセスを観察し、細大漏らさず、執拗に、恐ろしいほどのページを費やし、徹底的に言葉を与える。
町田さんが書こうとしているのがエンターテインメントではなく文学だから。それが文学の仕事だと町田さんは考えるから。
現実の犯罪記録をよんでも、「かっとした」とかまったく犯罪者の内面をなんにも伝えることができない言葉や、あるいは、なにか象徴的な言葉に回収させてしまうやり方ではなく。
また、映画なんかなら、犯罪の激烈さの描写に置き換えてみたり(肝心の十人殺しの描写は徹底的に圧縮され、サービスとしてのカタルシスはない)、あるいは虚無を象徴するシークエンスにするしかないものに言葉を与えようとする。

多分、町田さんが、絶望・虚無に言葉をあたえようとしたのは、
言葉こそが人間最大の武器であり、この武器で「虚無を檻に入れる」ことに成功すれば、
それこそが問い掛けへの答となり、救済は見つかるはずと考えたからではないかなと。

しかし、すさまじいまでの戦いを続けたのちに、熊太郎(=町田さん)はこう「告白」する。

「まだ、ほんまのこと言うてへん気がする」
 熊太郎は思った。
 俺はこの期に及んでまだ嘘を言っている。・・・・
 俺は生きている間に神さんに向かって本当のことを言って死にたい、ただそれだけなのだ。・・・・
 そう思った熊太郎はもう一度引き金に足指をかけ、本当の本当の本当のところの自分の思いを自分の奥底の探った。
 曠野であった。
 なんらの言葉もなかった。
 なんらの思いもなかった。
 なにひとつ出てこなかった。
 ただ涙があふれるばかりだった。
 熊太郎の口から息のような声が洩れた。
 「あかんかった」
 銃声が谺した。

十人の人間を殺すしかなった人間の絶望・虚無に、徹底的に肉薄した。
けれど、その虚無の深淵はなお底を顕わそうとしなかったのだ。
救済は得られなかった。
たぶん、これが『告白』というタイトルの意味だ。

傑作であるとは、他人事の記録をおもしろおかしく無責任に(=批評的に)読むに終わらないということだ。
つまり、読者は、熊太郎の絶望・虚無を追体験することになる。
人間が最も目にしたくないもの、自分の中心にポッカリとあいている虚無に正対することになる。
だから、星ひとつしかつけない人たちにわたしはむしろ共感する。
こんな経験、嫌悪感しかないのが素直な反応だと思えるからだ。
それがこの本にたくさんのレヴューがついている同じ理由じゃないかなあと。
重量感のある読後感を担うのに、なにかが要るんじゃないかなあと。

町田康という作家は恐るべき作家だ。
その軽妙な文体が達成するのは、凶暴といえるほどの倫理性だから。
狂おしいまでの「自由」への希求が、世界を燃え尽くしてしまうから。
偽物の希望を語らず、本当の絶望を語るから。
真の改革者が持ちえる資質、野蛮さを溢れさせているから。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4120036219
No.7:
(1pt)

ろくでなしの人生に付き合わされた…

人と同じことが出来ない不器用な少年が、博打でだらしなく身を持ち崩した挙句大量殺人を犯すまでのお話。以上。

殺人を犯す理由が人より思弁的だから、だから何!?としか思わなかった。
言い訳がましくくどい文章が延々と続いて非常に苦痛。
謎めいた出来事が謎のまま放り出されているが、(著者について詳しくない)推量出来ない読者にとっては意味不明でしかない。
イライラしながら読んでいたせいか、作者がユーモアとして書いているらしき部分も全然笑えずスベりまくりだった(あくまでも私の中ではの話)。
高かったし頑張って読了したけど時間の無駄だった。この値段ならもっと面白い文庫が2冊買えてるw

面白くなかった理由として、全然感情移入出来なかったことを挙げようと思ったが、同じように他人とのコミュニケーションに苦しんだことのある身としては、それを安堵するべきかも知れない。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4120036219
No.6:
(2pt)

実話

昭和生まれの私なので、大好きだったおばあちゃんは、明治生まれでした。
この小説の時代背景は、明治ですね。
明治時代が身近に感じられる世代です。
若い方は、明治?
でしょうね。
今、明治の人が生きていたら凄いことですものね。

実話 大阪河内が舞台の何とも陰惨な後味の悪いお話でした。
実話!ですからね。

確かかなり前に 河内音頭 流行りましたよね。
河内家菊水丸さん。
全然聴いていなかったから、10代位だったかな?
その内容がこの話ですか。
町田康さんも、文献に載せていましたね。

どんな時代も殺人はあると思います。
人は、何故人を殺すのか?

知りません。
思ったことないから。

だから、知りたいと思いました。
世の中がこんなに、殺伐としていますからね。

熊太郎が主人公。
あほ。あほ!なんで、そこで、そんな事するわけ?
そんなに考えてどうするわけ?
嗚呼あほ! あほ!
と、又吉さんは、笑ったと帯に書いてらしたけれど、笑えない。
イライラしてしまいました。

そんなんごちゃごちゃ考えるんやったら博打すな!

そこで、情けかけるな!

自分でやったことが運が悪いところもあるとしても、落とし前の付け方が、方向が、全くおかしい。

ただ、そのおばかさんを、利用する、更に屑の様な人々がえげつない…

悲しくなりました。

救いの無い。

唯一、熊太郎を、兄ぃと慕う弟分も、不幸な生い立ちで、頭は切れるけれど、ただのいらち。短気。
短絡的。ムカつくから殺す。分かりやす過ぎ。
違うでしょう。逆に考えなさい…。

最後の惨殺。
最後の逃亡。

最期の、あかんかった。

って…。
只のエゴイストの一生を、よくも、これだけ長く書けた事自体、
ある意味、狂気を感じました。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4120036219
No.5:
(1pt)

読了出来ず

レビューが良いので期待して読んだ。
面白くない。面白くない。面白くない。ダラダラ何書いているのかと思った。
エピソードも熊太郎の思考も陳腐で非常につまらない。
なんとか大量殺人のところまで読もうと思ったが、時間の無駄だと考え直し読み切れなかった。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4120036219
No.4:
(2pt)

自己表現が上手くできないばっかりに大量殺人に至るバカの話

それを超長ったらしく回りくどく描いた長編。

最後の大量殺人のシーンはまるで映画のようなはじける感じがして秀逸だったが、いかんせんそこに至るまでが長すぎる。長かったゆえに溜めに溜めこんだものがババババーんと放出されたようなラストに繋がったかもしれないが、大して面白くない話を長々と聞かされているようなしんどさがあった。

神の視点であるナビゲーターが現代語を話すというのはアイデアとしては面白いが、ちょっと自己満足だなと感じる文体も多かった。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4120036219
No.3:
(1pt)

これを絶賛する人は、あまり良い本に巡り合っていないのだろう。可哀想な人達だ。
これより面白い本は、いくらでもあるのに。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4120036219
No.2:
(2pt)

この人に長編は合わない。

文章だけ見れば面白いです。しかしなんの偉い賞とったか知りませんが
この人は短編が本領の人だと考えます。
町田さんは若いころ落語やらに通いつめたおかげで特異な文体を身に着けた作家で
エッセイなどには無類の強さを持っています。
しかしこの人の思考回路は思ったことをそのまま書き散らしていくものらしく
じっくりとものを考えたりはしないようです。
その向きが今回の作品にあらわれたようで、この長編、退屈です。
「このつぎはどうなるんだろう」というワクワクを欠如しています。
作品の主題はとても明白なのですがこの主題だけを下手なテクノ音楽みたいに
延々とループされ、ああもういいよ、どうせ熊次郎がヘタレなんだろ、と投げ出したくなります。
この人はひとつのテーマで700P埋めるべき作家ではない、とひしひし感じます。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4120036219
No.1:
(2pt)

長すぎて作者の視点が定まっていない

熊太郎は、実際はどんな人物であったのだろう?作者は熊太郎を、心の中の思いと

言葉が一致しない人間として描いている。このことが彼自身を自ら追い詰めていく

ことになるのだが。熊太郎の生い立ち、そして大事件への軌跡。それらはとても

興味深いものだったが、ちょっと長すぎるような気がする。熊太郎の心情を描いた

部分も、だらだらとしている。作者はこんな事件を起こした熊太郎という人物を

どういうふうに思っているのか?そのことが全然伝わってこない。単に面白おかしく

書かれたもの・・・ただそれだけの印象だった。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4120036219

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