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(短編集)
公正的戦闘規範
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公正的戦闘規範の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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コンピュータの専門用語が矢のように降り注いでる5作でした。読み進むと頭の中が活性化していくのを感じる作品でした。でも、どれも展開は早く面白くて、コンピュータに詳しい人にとっては読み応えのある一冊ですね。 | ||||
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藤井さんの小説は面白い。 | ||||
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著者のこれまで作品同様に現実的なガジェットやテクノロジーを多用されていてディティール部分には惹かれるものはあるが、それだけに飛躍した部分が気になってしまう。 果たして生活のかかっているテロリストが福井晴敏的な浪花節に乗ってくるだろうか?(少なくとも現状の)機械学習は与えられた課題外にまで勝手の増殖する道理はないのでは?量子が未来予知できるってのは流石にちょっと無理ない? どうにもこの短編に関しては「面白い」よりも「気になる」成分の方が多かった。 | ||||
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久々のSF作品で少々戸惑いながら読み始めたけれど、途中から一気に加速。 SFって、たまに読むと単語でまごついちゃうんですよね、漢字にフリガナとかアルファベット略称とか。 でもまあ、マイケル・ルイスのを読むときみたく、わかんないところは置いといて全体の雰囲気にまかせて読み進めれば、道は自ずと開く。 なんかこう、テクノロジーの進み具合を肯定とか否定とかではなく、流れ流されつつちゃんと見極めてるところがいいですね。 量子とかAIとかウェアラブルとかそういったものがいっぱい出てくる近未来テイストなのだけど、大事にされているのが過去も含めた今だったり、そこにいる人たちだったりするのが、とても安心できる。 たぶんこの人の作品は中・長編が面白いんだろうなあと感じる短編集だった。 いや、物足りないというわけではなくて、もっと伸ばして書き込んでほしいのよ、もうちょっと終わりは向こうに置いてほしいし、というカンジ。 ページを繰るのが楽しいんですね。 世の中は変わっていくのだけれど、大切にするものは変わらない。 そんなことを思ってしまったんです、この本で。 希望、かなあ。 | ||||
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テーマや着想、世界観は好きな分野ですが、途中からストーリーについていけません。脳内で映像が浮かばない、文章力?が足りないと思われる | ||||
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ストーリーはまあまあ面白いのだけれど、短編のせいかSF的な説得力がちょっと弱い。 SFなので技術的な飛躍はもちろんあって良いのだけれど、CNTでリングワールドを作る話とか、確かに分子一個分の厚みのシートで作れるなら本家より圧倒的に少ない物量で構築できるのはわかるけれど、本編を読んだだけではちゃんと計算が成り立っているのか良くわからない。 しかも本家でさえ物理的に安定しないのでは?と言われているのにこれは安定しないでしょう。 本編中で登場人物が、細長い物体(登場人物が乗っている宇宙船)が、潮汐力で太陽に向かって立つ、と自ら言っているのに、そこから放出したリボンが太陽に対してリング状に展開するというのは、整合性が取れないよなあ...と思うわけで。 なので、もう少し「こうすれば上手く行く」的な描写が、「うわ、気がついたら凄いことになってる!」的な驚きだけで、なんか釈然としないよね、という思いが。 表題作「公正的戦闘規範」は、これはもう「タイトル勝ち」なセンスの良さがあって、中身が何であれ、良い。(だから買った) 音楽で言う「ジャケ買い」のレベルです。 テーマも現代的で興味深いですね。戦争の主体がロボットやAIに取って代わられていくなら、歯止めがなくなるとか、そういう技術を持たない国との戦闘の非対称性とか。まあ、鋼鉄の馬にまたがる戦神(美人)というビジョンは、いいような?無理があるような?気もするけれど。 量子コンピュータ凄い系と、AIの目覚めもの2本。 どちらも「自律進化」しちゃった的な話で、なるほど感はあり。 ただし、なぜ人間に都合の良い方向に進化したのか?というところをもっと書き込んでほしい。作者の頭の中にはロジックがあると思うのだが、作品には「片鱗」しか書いてない。 量子コンピュータは、サラリーマン巡回問題とか解くのは原理的に得意とされているけれど、プログラムのデバッグに使うのはどうなんだろう。しかも、「サラリーマン巡回問題」はベタに解こうとするから大変なのであって、アルゴリズムの工夫で現実解を導き出すのが、コンピュータサイエンスって物ですわね。 ちょっと前にラノベで猛威を奮っていた「ナノマシン」がSFというより魔法の粉であったように、量子コンピュータも取り扱いを誤るとただの流行りもので終わりそうな気がするんですよね。量子コンピュータというネタで、ホーガンやハインラインを凌ぐコンピュータSFの傑作が出てきたら面白いんですが。 | ||||
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SFではあるが、各話かなり乖離した内容でも引き締まった描写のできる著者の懐の深さ・博識に関心した | ||||
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現代の延長線上の社会に、もう少し先の技術を添加してみました。的な方向性が、読んでいてとても相性が良かった。 それも、技術の発展が引き起こす悲劇というのとは真逆の方向性で (ただし、解決した先が秩序だけとは限られていない。それが又良い) テーマも、文体もとても相性が良かったので、この著者をこの後追いかけていくことになるなと確信した。 | ||||
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作者の長編作品は全て読んでいるが、近い未来の書き方が非常にリアルで面白い。実際に普及している技術からまだ一般に普及していない技術まで幅広いIT技術をカバーしており作者の技術者としての知識の多さが伺える。 今回の短編集も最新技術を使った近未来が書かれているが、私も量子コンピュータの本を何冊か読んでいた為登場する用語はすんなり理解できた。 ※量子コンピュータがわからなくても問題ないが。 短編集の最後に宇宙を扱う作品があり、過去に読んだホーガン作品を思い出した。 | ||||
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半分くらいの作品はどこかで読んだことがあった。内容を覚えている物もあり、今回はもう少し深く味わえた。巻末の解説を読んで、本書が著者の初の短編集だと知った。今までになかったことに驚いた。それぞれの作品が、それぞれの面白味がある。若干IT分野に偏っているが、その事で私はより作品を身近に感じた。個人的に面白かったのは、「コラボレーション」「第二内戦」の2作品。 | ||||
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人工知能や量子コンピュータといったリアルなテーマを選びつつ、我々の次の社会を描き出している。どの短編も鋭い切り口に驚かされる。 作者の発想が多岐にわたっているためか、作品によってモチーフがバラバラなので短編集としてはやや読みにくいが、それに追いついて行きたくなるだけの面白さがあった。 | ||||
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