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(短編集)
公正的戦闘規範
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公正的戦闘規範の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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著者のこれまで作品同様に現実的なガジェットやテクノロジーを多用されていてディティール部分には惹かれるものはあるが、それだけに飛躍した部分が気になってしまう。 果たして生活のかかっているテロリストが福井晴敏的な浪花節に乗ってくるだろうか?(少なくとも現状の)機械学習は与えられた課題外にまで勝手の増殖する道理はないのでは?量子が未来予知できるってのは流石にちょっと無理ない? どうにもこの短編に関しては「面白い」よりも「気になる」成分の方が多かった。 | ||||
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ストーリーはまあまあ面白いのだけれど、短編のせいかSF的な説得力がちょっと弱い。 SFなので技術的な飛躍はもちろんあって良いのだけれど、CNTでリングワールドを作る話とか、確かに分子一個分の厚みのシートで作れるなら本家より圧倒的に少ない物量で構築できるのはわかるけれど、本編を読んだだけではちゃんと計算が成り立っているのか良くわからない。 しかも本家でさえ物理的に安定しないのでは?と言われているのにこれは安定しないでしょう。 本編中で登場人物が、細長い物体(登場人物が乗っている宇宙船)が、潮汐力で太陽に向かって立つ、と自ら言っているのに、そこから放出したリボンが太陽に対してリング状に展開するというのは、整合性が取れないよなあ...と思うわけで。 なので、もう少し「こうすれば上手く行く」的な描写が、「うわ、気がついたら凄いことになってる!」的な驚きだけで、なんか釈然としないよね、という思いが。 表題作「公正的戦闘規範」は、これはもう「タイトル勝ち」なセンスの良さがあって、中身が何であれ、良い。(だから買った) 音楽で言う「ジャケ買い」のレベルです。 テーマも現代的で興味深いですね。戦争の主体がロボットやAIに取って代わられていくなら、歯止めがなくなるとか、そういう技術を持たない国との戦闘の非対称性とか。まあ、鋼鉄の馬にまたがる戦神(美人)というビジョンは、いいような?無理があるような?気もするけれど。 量子コンピュータ凄い系と、AIの目覚めもの2本。 どちらも「自律進化」しちゃった的な話で、なるほど感はあり。 ただし、なぜ人間に都合の良い方向に進化したのか?というところをもっと書き込んでほしい。作者の頭の中にはロジックがあると思うのだが、作品には「片鱗」しか書いてない。 量子コンピュータは、サラリーマン巡回問題とか解くのは原理的に得意とされているけれど、プログラムのデバッグに使うのはどうなんだろう。しかも、「サラリーマン巡回問題」はベタに解こうとするから大変なのであって、アルゴリズムの工夫で現実解を導き出すのが、コンピュータサイエンスって物ですわね。 ちょっと前にラノベで猛威を奮っていた「ナノマシン」がSFというより魔法の粉であったように、量子コンピュータも取り扱いを誤るとただの流行りもので終わりそうな気がするんですよね。量子コンピュータというネタで、ホーガンやハインラインを凌ぐコンピュータSFの傑作が出てきたら面白いんですが。 | ||||
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SFではあるが、各話かなり乖離した内容でも引き締まった描写のできる著者の懐の深さ・博識に関心した | ||||
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