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この世の春



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この世の春の評価: 3.83/5点 レビュー 103件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 1~20 1/2ページ
12>>
No.23:
(3pt)

ネタバレ

上巻冒頭からの畳かけるような疾走感は見事。
情景も登場人物もすんなり頭に浮かべられるのは流石御大宮部みゆき節の為せる技。
上中下ページを捲る暇もどかしく
あっという間に読了。

で…
最後の一文を読んで
文庫をバサバサと振ってしまった。落丁?1章抜けてる?ってしゅに陥った(笑)
ハッピーエンドなのに全然すっきりしない…本当にこれで終わり???
結局黒幕とは誰だったのか
名君である筈の現藩主は全然登場せず名君らしい所を前藩主に全部持っていかれてる。これはそういう事だから??ワカラナイ
一之助のその後は何があっても描いて欲しかった。琴音と由依様のエピソードを省いても女馬喰しげさんをもっと出して欲しかったな。
奥祐筆小野家の庄三郎は半十郎に役割を取られすぎ。
一松君(ぎみ)が一松君(くん)読めて仕方ないどっかの六人兄弟みたい。
藩主交替虐待児童殺人事件乖離性多重人格巫女おろしに自然災害と人々の暮らし最後はコイバナ
いくらなんでも詰め込み過ぎてちょっと醸造不足の消化不良。
この世の春(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(下) (新潮文庫)より
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No.22:
(3pt)

面白かったのですが

宮部みゆきさんのお江戸話に最近ハマりこのシリーズを読みました。
面白かったのですが、宮部さんの小説でエロは見たく無かった点がかなり残念です。
この世の春(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(下) (新潮文庫)より
410136947X
No.21:
(3pt)

盛り上がりが・・・

新潮文庫で女性に売れた本1位ということで期待したのですが、不完全燃焼でした。
上巻はモヤっとした感じで話が進みます。中巻の後半でグッと話が盛り上がるのですが、下巻でまた「モヤっ」に戻ってしまいます。起承転結の「結」がダラダラと続く印象でした。残念ながら私は読み深めることができませんでした。
この世の春(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(下) (新潮文庫)より
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No.20:
(3pt)

ファンにはお勧めかも

宮部さんの時代ものは好きですが、本書は結構疲れます。理由は①当時の専門用語が多い②普段使わない漢字が多い③登場人物が多いの3つです。内容については、展開がゆっくりで上巻の最後でやっと本筋が見えてくるので、時間をかけて読む人向きです。(ストーリーは面白い)
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
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No.19:
(3pt)

現実味が薄い

霊的表現は悪くはないが現実味が薄く、繰り返し同じ表現が多くダレてくる。
この世の春(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(下) (新潮文庫)より
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No.18:
(3pt)

漫画チック

面白いけど、基本的に漫画。
するすると読めて後には残らない。
もう少し深掘りした話を読みたかった。
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
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No.17:
(3pt)

社会派ミステリとして読めば楽しめる

ネタバレ含みます。

上巻はこれをどう収拾するのかという期待にページが進んだのですが、物語自体が江戸時代に解離性同一性障害物を成立させるというプロットのための舞台装置でしかない感じで、収拾も時代を置き換えたらこうなるよなという感じが否めません。
が、そこは宮部みゆきさんの力でちゃんと読ませてくれます。

最後に残るもやっと感は、それとは別の話で、作品の伝奇的雰囲気から本格に見えてしまう社会派ミステリだからだと思います。
ここがネタバレですが、実は事件自体がすでに終わってしまっていて、下巻に入った頃には消去法的に存命の真犯人が出てこなさそうな雰囲気が漂い始め、それでもなんとか消化させてもらえる期待をこめてページをめくるが叶えられないという体験が、皆さんのレビューに現れているのかと。
でも、話の流れだけでなく、登場人物が各地に散って聞き込みするなど含め、これは社会派ミステリの型に則った作品なので、その前提で読めば楽しめると思います。
この世の春 下Amazon書評・レビュー:この世の春 下より
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No.16:
(3pt)

上巻の魅力的な伏線に比して、竜頭蛇尾の感を免れない凡庸な出来栄え

下巻を中心とした感想。上巻を読んだ際はかなり魅力的な物語に思えた。その主な要素は以下である。
(1) 「乱心」ではなく「多重人格」となってしまったために「押込」された小藩の英明な先代藩主(重興)という斬新な舞台設定。
(2) 「御霊繰」と呼ばれる、この地方特有の死霊と交霊出来る能力を持つ一族の末裔である元作事方の娘で男勝りの多紀という名の若い美貌の女性をヒロインとした"人の縁"をテーマとした物語。多紀に纏わる恋物語の趣きさえある。多紀は重興を幽閉した館の見守り兼重興の介護をしている(流刑中の鳥居耀蔵を扱った「孤宿の人」を想起させる)。
(3) 16年前、名君の誉れ高い先々代藩主(成興)を重興が弑逆してしまったという事実。
(4) 10数年前程から、藩内で断続的に起こっていた男の子達の"神隠し"。

これらが、下巻でどう有機的に結び付くのか楽しみだったが、竜頭蛇尾の感を免れない安直な解決にはガッカリした。呪術や人の怨念に比重が掛かり過ぎていて、肝心の謎解きがアッサリし過ぎている。"人の縁"をテーマにしているだけあって、夥しい数の人物が登場し、その中には"女馬喰のしげ"の様な魅力的な人物も居るのだが、本作の内容では単なる「お家騒動」、単なる時代小説と大差ない。小藩の風景・気候描写、数多の登場人物間の関係や各自の性格・心理描写が非常に丹念で、一級の時代小説に仕上がっているとは思うが、これなら、「多重人格」や呪術などの道具立てをする必然性は皆無だった。

読み終わって、作者の意匠が良く伝わって来ないのである。「名もなき毒」の様に世の中には醜悪な怨念を持ち続ける人間が居るとか、それでも、表題の「この世の春」が示す通り、最終的には平和的解決が待っているとかの凡庸な事を言っているとしか思えず、斬新な舞台設定の割には残念な出来栄えだと思った。
この世の春 下Amazon書評・レビュー:この世の春 下より
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No.15:
(3pt)

時代物で・ネタバレあります

多重人格の概念が入ってくると違和感あるなあ…
とりあえず、便宜上、「狐憑き」とか「悪霊」と、呼ぶ事にしまして、でもそれは「人格交代」なんだけど、その言葉はとりあえず時代物なんで避けてます、位の方が馴染みやすい
多少表紙に違和感。多紀が武家の女じゃなくて、商家の娘に見えた
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
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No.14:
(3pt)

ん~…

多重人格と、その治療に現代感覚を持ち込んだなら、「呪」の方にも現代感覚が欲しかったかなあ…
事前に自分で、同じ事をやらないと呪えない、ってのが、どうにもちぐはぐに思えてしまった
マインドコントロール的な「呪」の手法を期待してたんだけど…
自分的にはラストがちょっと。どっちかというと、由衣の側に付きたい感じだからw
由衣は天女扱いで、穢れた己の手は相応しくない。美しいものは浄いままであってくれ。は分からんではないが
その点、虐げられた経験がある多紀は、負い目を感じなくていい気安さがあるんだろうから、妥当ではあるけど…
ま、平時の「生活」するなら順当かな
この世の春 下Amazon書評・レビュー:この世の春 下より
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No.13:
(3pt)

読みにくかった

宮部みゆきさんの本は読みやすかったのだが、今回のは読みにくかった。
もう少し噛み砕いて書いて欲しかったかな。
大好きな作家さんだけに、期待が大きすぎてちょっとがっかりしました。
次回作に期待します。
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
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No.12:
(3pt)

ちょっとイマイチ

ここ数年イマイチが続く宮部みゆきですが、時代物は割と自分的には高評価でした。
が、期待が大きすぎたのか、この作品に関しては何もかもがイマイチでした。

ロマンスもいらないし、暗殺者の動機が理解し難いし、何よりも主人公たちにまるで感情移入できず・・・
読みやすいので一気に読み終わりましたが、正直ガッカリな終わり方でした。

宮部作品、もう期待はできないのでしょうか??
この世の春 下Amazon書評・レビュー:この世の春 下より
4103750146
No.11:
(3pt)

筆力で読ませるが内容は?

上下巻あわせての感想(ネタバレあり)です。
さすが宮部みゆき、この長さを冗長と感じさせません。謎の真相は上巻の終わりには見当がつきますが、凡百のミステリーとは違い、それがまったく瑕疵にならないのが宮部作品です。ぐいぐい引き込まれ、2日で読了してしまいました。
サスペンスあり、人情あり、なんといっても人物描写の上手さが彼女の魅力ですね。点描のようにさっと書かれた脇役ひとりひとりが、それぞれの人生を感じさせ、忘れがたい味を残します。今回はしげと金一がお気に入りです!
…と、褒めたところで何ですが、内容の方は少々首をかしげたくなりました。江戸時代という文脈で、怨霊憑きと(当然に)解釈されていた怪事を、開明的なひとりの医師が解離性同一性障害と看破し、治療に成功する。それ自体は、不自然という声もありましょうが、なかなか面白い趣向だと思います。時代小説に現代性を融合させる試みといいますか。
しかし、その原因となった虐待の経緯を解き明かす過程で、結局はおどろおどろしい呪術を持ち出すのは如何なものでしょうか。子どもを生け贄にして術をかければ、親に我が子を手にかけさせることもできるって…そういう世界観で統一されている話ならいいのですが、なまじ現代精神医学を取り入れたものだから、どうにも木に竹を接いだような印象が残りました。
多ジャンルで活躍されている宮部さんのこと、こちらも今回は時代物!とかファンタジー!とか決めてかかると足をすくわれるのはわかりますが、本作についてはリアリズムとファンタジーがうまく融合しきっていないように感じます。
ただ、個人的には多紀は白田医師と結ばれてほしかったので(笑)、点が辛くなっているかもしれませんね。読んで損はない作品です。
この世の春 下Amazon書評・レビュー:この世の春 下より
4103750146
No.10:
(3pt)

読んだ感想

今までの宮部さんの作品をイメージして読むと、ちょっと違う感じです。
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
4101369453
No.9:
(3pt)

何かオチが…

長編ミステリーなのに、オチがあっけなさすぎてちょっとイマイチでした
うーーん、主人公の能力がフル開花&敵勢力との死闘&事件解決のほうが楽しかったと思うんですけど…。
あっさりしすぎというか、お館様強すぎですねハイみたいな。
模倣犯もそうですが、起承転結の起承転まではすごく!すごく面白いのに
最後が、え…みたいなのが多い気がするんですけど
3400円払ったけど、文庫待てばよかったなって思ってしまいました
この世の春 下Amazon書評・レビュー:この世の春 下より
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No.8:
(3pt)

医学史的に妥当なのかどうか

医学史的に見て、江戸時代に「解離性同一性障害(=DID)」の治療が可能だったのだろうか、極めて疑問に思いました。
そんなことで目くじら立てていたら、この小説自体成り立たなくなってしまいますが・・・。
しかしあまりにも、主人公の症状や治療過程もがテキスト通りに進んで行きますので、思わず、現代女性のD!Dを扱った玄侑宗久の「阿修羅」を想起してしまいました。小説の出来でいえば、「阿修羅」の方が完成度は高いかと存じます。
 マァ、この作者には珍しいい恋愛小説的要素もあり、十分堪能したのだから、それで良しとしておきましょう。
この世の春 下Amazon書評・レビュー:この世の春 下より
4103750146
No.7:
(3pt)

時代物は読みにくい

宮部みゆきさんの江戸ものミステリー。時代物は、人物名も難しいし、表現や言葉も慣れないし、正直苦手です。同じストーリィでも現代ものだったら、もっと楽しめるのに。ただ、おそらくは、描かれる人物たちの立ち振る舞いや人間関係の在り方が江戸時代独特のものがあり、その為に、その時代背景にしているのだろうけど。。。さて、下巻へ
この世の春 上Amazon書評・レビュー:この世の春 上より
4103750138
No.6:
(3pt)

微妙な読後感

上下巻読み終えての感想である。大作であることは認めるが、はっきり言って微妙だ。まず主人公・多紀が御霊繰の一族であるため話に絡んで来るがそれ以外の必然性が無い。性格の良さから周囲に愛される設定だが、読者にはそこまでの魅力が感じられない。白田医師か半十郎を主人公にし、彼らの目線から語られた方が良かったのでは…。ストーリーも今回はひたすら重く、全てが解明された後でも、これで重興は本当に大丈夫なの?という疑念が払拭出来ず、大団円ぼいエピローグには違和感を覚えた。
この世の春 下Amazon書評・レビュー:この世の春 下より
4103750146
No.5:
(3pt)

宮部みゆきにしては面白くない

上下巻すべてを読んでの感想です。
著者の作品はほとんど読んできました。この作者のバラバラの出来事がすべて1つになって謎が解明されていく、そういう小説の書き方が見事でとても好きです。あと、人間の内面を深くエグるような、人間の心理描写が好きで、それなのに読みやすいのでとても好きだったのですが・・。
この作品には私の好きな宮部みゆきの要素があまりありませんでした。
とりあえず最後まで読んでみましたが、上巻の途中で謎が分かってしまい、ラストも予想通りで終わってしまった・・。
最後まで読んだのだから何かいいところがあったのだろうけど、これと言って思い浮かばない・・。
とりあえずいいところは幸せになってほしい好感持てる登場人物だったことかな。あっさり終わり過ぎて物足りない感じがします。マカロン食べたあとみたいな感じ。次回作に期待します。
この世の春 下Amazon書評・レビュー:この世の春 下より
4103750146
No.4:
(3pt)

出てくるのが善人ばかり。

どなたかもレビューに書いているけれども「サイコ&ミステリー」の要素があまりないし、登場人物が災厄の元になった親娘2人を除いて善人ばかり。その親娘にしたところで底なしの悪意の持ち主でも冷血漢でもないのだなぁ。
謎解きの段階でいろいろ妨害が入るかと思えば全然ないし、あっと驚く事件の黒幕が判明(例えば、筆頭家老の某とか)というどんでん返しの展開にもならないので、ハラハラすることなく読めてしまった。ひと言で云ったら「怖い話」でなく、結局は「善い話」。『孤宿の人』よりもさらにライトな雰囲気のストーリーと云ったらよいだろうか? このところの宮部みゆきさんの作品は、こういうのばっかだな。
ミステリーなら、小野不由美の『残穢』のような思いっきり怖いやつか、古いけど『火車』みたいにずしんと来るやつを頼みますよ。
この世の春 下Amazon書評・レビュー:この世の春 下より
4103750146

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