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IT(イット)
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IT(イット)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 21~40 2/3ページ
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全巻入ってるので、お得です。 分厚くて重いですが。 | ||||
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よく見ないで購入してしまいましたが、高1の息子はまとまって入っているペーパーバックで気に入っているそうです。私にはちっとも読めませんが、夢中になって読んでいます。 | ||||
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映画を見て原作が読んで見たいと思い購入。日本の大衆小説に比べて 描写が緻密で しっかり読まないと訳が分からなくなりそうでした。映画を見ていたので登場人物の顔を思い浮かべつつ読みました。 強く感じたのは ただのホラー小説ではなく 少年達の成長物語であること。そこに深い感動を覚えました。 | ||||
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Kingの小説は、多くの読者が知っているとおり、長いものが多い。そのKingの作品の中でも、この「It」は「The Stand」や「The Dark Tower」(第7巻)と同じようにペーパーバックにして1,000ページを超える最長の作品のひとつである。日本語の文庫本では、4巻に及ぶ。けれども多くのファンが、この本をKingの最高傑作と考えるのには、やはり根拠があると思う。言うまでもなく、この「It」のどう言ったところが面白いのか、それぞれの読者一人ひとりに意見があるだろう。 すべてのKingの小説に当てはまるかどうかは別として、Kingの小説の面白さは登場人物の描写にあると思う。「The Stand」でも「The Dark Tower」でも共通するのだが、DostoyevskyやDickens(最後の“間奏曲”の冒頭に彼の作品の引用がある)のように登場人物が多くて、その人物の描写に多くの部分が割かれている。Kingの作品は一般的にホラーと分類されているので、それほど単純な分類が妥当なのかいつも疑問に思うのだが、登場人物の生い立ち、彼らに起こる事件、彼らの心理についての描写に多くの作業を要しないと考えられがちだ。だがKingは、読者が厭きれるくらいに登場人物の生い立ち、事件、心理を描くことに精力を込めている。こうした彼の作品の持つ特徴が、Kingの作品を映画化した際にそれほど面白くない、或いは、映画よりも原作の方が楽しめる、と言う印象の大きな原因のひとつではないだろうか。そうしたKingの執筆方針がもたらすのは、彼の作品に登場する人物が、生き生きしていて、現実に存在していても不思議でないような印象を読者に与えるのだろう。「It」の7人の主人公たちも、或いは周辺の登場人物も含めて、それぞれ生い立ち、事件、心理が念入りに描かれており、例えばBeverlyの父、夫との確執はその好例だと思う。 ところでこの小説は、彼の作品の中でも特にすばらしいフィナーレを持っている。 “Or so Bill Denbrough sometimes thinks on those early mornings after dreaming, when he almost remembers his childhood, and the friends with whom he shared it.” | ||||
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ITは子供時代の話の方が好きだから、特にこの3巻が一番好きかも。 | ||||
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キング作品のスタンドに次ぐ超大作の電子書籍化❗ 即購入しました | ||||
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久しぶりに読み返してみた本書は、ホラー小説でありノスタルジックな青春小説でもある。 11歳の夏。学校で、家庭で、問題を抱える「はみだしクラブ」の7名が友人の為に、いなくなった 家族の為に、自分たちの為に、見えない「ITーそれ」を倒すために立ち上がる。 吃音に悩むビル。ぜん息で過保護な母親にスポイルされるエディ。暴力的な父親のいるベヴァリー。 ユダヤ系のスタン。黒人のマイク。おしゃべりで眼鏡のリッチー。肥満でいじめられているベン。 どこにも居場所のなかった「はみだしもの」の少年少女が団結していく姿は、名作「スタンドバイミー」を 彷彿させる。さらに彼らの11歳の過去と現代が交差して、物語りはより複雑に交差していく。 「アイツのためになら、死んでもいい」友人のために、そんな事を言えるのは少年時代の特権だ。 単行本で上下巻。文庫ならば4冊と読み応えは充分。 ホラー部分の恐ろしさと、過去を振り返るノスタルジーにひきこまれ、物語りの長さを感じる事なく読めてしまう。 キングの代表作といえる素晴らしい物語りである。 | ||||
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今年映画が公開されるということで読みました。 さすがスティーブンキング。読み続けてるうちに夜中にトイレに行くの怖いときありました。笑 映画の公開が楽しみです。 | ||||
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『IT』は数あるキングの作品の中でもわたしは最高傑作といっていい作品だと思います。 実際、わたしも原作を貪るように読んだのを覚えています。 『IT』は、映像化もされてはいますが、やはり迫力は原作の方が上ではないでしょうか。 キングの作品は映像化されると魅力がなくなると言われております。 それは、何故なのか? わたしなりに考えてみました。 その結論は単純ではありますが、「想像」の余地があるかないかということだと思います。 つまり、原作は自由に自分のペースで読むことが出来るのに対して、映像作品では決められた時間で決められたように視聴しなければならない。より、映像作品の方が想像の余地がなくなるのだ。 その差がそのままキングの原作と映像作品の差になっているのではないだろうか。 『IT』は、キングの魅力が遺憾なく発揮された最高傑作です。その原作の魅力を一人でも多くの方に堪能していただければと思います。よろしければ、原作を読んだ方は映像作品も視聴してください。キングの魅力がより理解出来るはずです。 追記 わたしは「S・キングの原作で最高傑作は何か?」と質問されたら迷わずにこの『IT』をあげる。 だが、「S・キングの映像作品で最高傑作は何か?」と質問されたらわたしは『ショーシャンクの空に』をあげるだろう。 当時、アカデミー賞争いで『フォレストガンプ』に敗れはしたが当時も今もわたしの中で『ショーシャンクの空に』がアカデミー賞作品だ。(2017.8.13記) | ||||
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早くkindle化して欲しい。 kindleだと出先で読めるから。 昔は、重たいハードカバーで読んだけど、今は腕がだるくなる。 | ||||
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ネタバレを避けて書きますが、舞台はスティーブン・キング(1947〜)の故郷を彷彿させるアメリカ北東部のメイン州デリーという架空の街です。ここで不可解な少年少女の死が続きます。 時代は1957-58年と1984-85年が交錯します。50年代は、当時11歳から12歳であった主人公たちの少年時代の物語です。不可解な原因(ITによる殺害)で弟を亡くした兄が、彼を取り巻く友達6人(うち女性1名)と一緒にITと対決します。背景には、悪ガキグループによるいじめ、そのグループとの対決、荒れ地の秘密基地など同作家の作品を原作にした「スタンド・バイ・ミー」(1986)の趣のある少年時代の思い出のようなエピソードが続きます。80年代は、故郷を離れてそれぞれの生活をしていた40代になった主人公たちが再び生まれ故郷に集まり、ITと再び対決する現代の物語です。 分厚い単行本二冊。2段組みで約1,100ページ。ものすごい日常のディティールの積み上げ、ものすごい情報量で、とくに少年時代ではアメリカの50年代の生活が細かすぎるほどに書き込まれています。 物語全体的には、前半ではゆったりと進む2つの時代も、後半になると激しく交錯してきます。とくに下巻の後半は、文章の流れで二つの時代が次々に交錯し、読むことを止めることができないスリリングさです。 最終的にITとは何なのかという謎解きもすっきりと表現されているが、何よりも、作者が訴えたかったテーマが明白で、読後感はホラーでありながら、さわやかなものです。私はラスト100ページぐらいから、思わず目頭が熱くなりました。私個人的には、スティーブン・キングの小説は相当数読んでいますが、中でもこのITは異色で傑作のひとつだと断言します! 余談です。映画化(1990)されていますが、果たしてこれだけの内容を僅かな時間(187分)に詰め込むのは不可能に思われます。キングの小説を映画化したもので、原作を超えるものはひとつもないようですが、さて未見なので挑戦してみましょうかね。 | ||||
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ネタバレを避けて書きますが、舞台はスティーブン・キング(1947〜)の故郷をイメージする、アメリカ北東部のメイン州デリーという架空の街です。ここで不可解な少年少女の死が続きます。 時代は1957-58年と1984-85年が交錯。50年代は当時11歳から12歳であった主人公たちの少年時代。不可解な原因で弟を亡くした兄が彼を取り巻く友達6人(うち女性1名)と一緒に、不可解な死の原因であるITと対決します。悪ガキグループによるいじめ、その悪ガキグループとの対決、荒れ地の秘密基地など同作家の作品を原作にした「スタンド・バイ・ミー」(1986)の趣。一方、80年代は、故郷を離れてそれぞれの生活をしていた40代になった主人公たちが再び生まれ故郷に集まり、ITと再び対決するエンディングに繋がる話です。 2段組みの単行本で約1,100ページ.ものすごい日常のディティールの積み上げです。ものすごい情報量で、とくに少年時代ではアメリカの50年代の生活が細かすぎるほどに書き込まれています。 前半ではゆったりと進む2つの時代も、物語後半になると激しく交錯し始めます。とくに下巻の後半は、文体の流れで時代が次々に交錯し、読むことを止めることができません。 最終的には、ITとは何なのかという謎解きもすっきりと表現されているが、何よりも、作者が訴えたかったテーマも明白で、読後感はホラーでありながら、さわやか。私はラスト100ページぐらいから、思わず目頭が熱くなりました。 映画化(1990)されていますが、果たしてこれだけの内容を僅かな時間(187分)に詰め込むのは不可能に思われます(まだ観ていないですが)。私個人的には、スティーブン・キングの作品をほとんど読んでいますが、このITは最高傑作のひとつであることは間違いないと思います。 | ||||
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値段の割に商品がしっかりしていて嬉しかった。 規制内容に偽りがない。 | ||||
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改行が足りない。 ただそれだけあれば読みやすくなるというのに、なぜだ。 | ||||
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学生時代に、地元の図書館で背表紙の大きさに惹かれ、さぞや超大作であろうと興味本位から手に取りました。 物語は舞台となるデリー市とそこに巣食うITによりもたらされる脅威の描写から滑り出してゆきます。いざ読み始めると、ITというシンプルな表題に相応しく、複雑な設定や考察を伴う描写に頭を悩まされることもないまま深みのあるストーリーが徐々に読み手の脳裏に展開されてゆきます。そして次第に主人公たちの過去と現在それぞれの時空列におけるITとの戦いの記録が互いの伏線となる描写に没頭させられ、気づけば苦もなく物語の佳境まで固唾を飲みながらページをめくり続けていました。読み終えた時の感想は疲労感すら伴わない達成感と凡そホラーには似つかわしくない爽快感そのものです。 キングの著作はほとんど読んだことがないか途中で放り投げたかのどちらかですが、この一作だけは心から楽しめました。 中古で探してもなかなか見つからないので、また図書館から借りだして読む機会を探しております。 | ||||
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2013年翻訳されたキングの新作「11/22/63」の主人公が「IT」の舞台であるデリーにやってきて,本書の登場人物に出会うシーンがありました。 とても懐かしく,ひさしぶりに本書を読み返してみようと十数年ぶりの再読です。 文庫で4冊という分量ですが,登場人物らが少年時代の1958年を舞台としたITとの戦いと1985年の大人になった彼らのITとの戦いが巧くブレンドされ,ぐいぐいと読み進めます。 特に少年時代の物語は「スタンド・バイ・ミー」が好きな方には堪らないのではないでしょうか。 それぞれの心が持つ恐怖を体現する「IT」との対決はもちろんですが,それよりも身体の大きいいじめっ子とのやりとりが格別です。 体格的に絶対かなわないいじめっ子からどうやって逃げるのか,そしていざとなった場合,どうやって戦うのか。 秘密の基地を作ったり,河にダムを造ったり,子どもならではの楽しみ方を満喫しながら,時にハラハラさせられる世界を実に巧く描いています。 そして,友だちって本当にいいな,とひしひしと感じさせられます。 登場人物の一人エディは「友だち」の存在について次のように気づきます。 「きっと,いい友だちとか悪い友だちとかいうのはないんじゃないかな。きっとただ友だちっていうのがいるんだ。いっしょにいてほしい。いなくちゃならないんだと感じる人たち」 | ||||
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アメリカの古き良き時代を思わせる原風景とそこにうっすら入り込む影のような恐怖 そして大人と子供の断絶とそれを乗り越えた相互理解、その辺を書かせたら一級のスティーヴン・キングが その王道を直球で描き、長編で展開した大作 マザー、20世紀少年などそのプロットや世界観はのちの日本のサブカルチャーにも多大な影響を与えています。 しかし長編小説なだけに、一級のジュブナイルにも匹敵する少年時代の書き込み、得体のしれないITの恐怖の執拗な描写 主人公たちが住む町の事細かな描写、少年時代と大人時代の交錯する複雑なプロット等は他のジャンルの追随を 許さないものがあります。ただやはり海外作品だから翻訳の関係でどうしても癖がある、というか読むづらいと感じてしまう部分が 節々にあるのは残念。個人的にはもう一度お金をかけて映画化してほしいんですけどね。。 | ||||
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スティーブンキングの作品は超長編「ダークタワー」を含め多数読んだが、Itはその中でも最高作品だと思う。なぜならば、少年少女時代の過去と大人になった現在が平行に進行し、主人公たちが忘れてしまった過去を解き明かしていくというストーリー展開もあるが、なによりも少年少女たちの友情がノスタルジックな気持ちを呼び起こし、それがホラー作品に独特な味付けをしているからだと思う。 キングの作品らしく長編なのだけれども、一旦話が展開し始めると、ぐいぐいと話の世界に引きこまれ、一気に読み続けたくなり、そして、読み終わって一気に読んでしまったことを後悔すらしてしまう...また、何年後かに読み直してみようと思う。 ちなみに、話に登場するピエロは実在した少年少女殺人鬼ジョン・ケイシ―をモデルとしています。興味のある人はWikiしてみて下さい。 | ||||
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イットはいわばスタンドバイミーの恐怖編といったところかな。 ミッドナイトサマーや少年時代のように、向こうの小説家は本当に子供の心をリアルに書き記す。 映画をみて読んで、つまらないだの誉めてるのは信者だからだの 日本は本当にコミック・ライトノベル化してるんだなあ…文章の奥にある痛みや優しさや怒りを読み取れる能力が欠落しているのだろう。 無論、キングにも駄作はある(しかもわりとww) だが、少なくともイットやデッドゾーンを読んで何も感じないのであれば、キングに時間を費やすのは無駄と言うものだ。 彼の作品は恐怖をビジュアルで描いているのではなく人間の内面に巣くう悪意として書いているのだから。そこに香気を感じないなら読む必要はないのだ。 また、訳に文句をつけている人がいつもいるが、そんな 私は英語がわかっているんですよアピール の場に作品を使わないで頂きたい。 訳して頂けて少なくとも私は有り難いのだから。 | ||||
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20年前買ってそのままにしていたのを今回初めてよみました。まず、デリーという街で怪異現象が起こり、そのあと元その街にすんでいた何人かの人物をデリーに召喚する電話がかかり、そこで昔なにがあったかがゆっくりじっくり語られ、街を支配している恐怖に対峙する主人公たちの行動が交互に絡み合いながら進行してゆき、最後に一つの大きなうねりとなり大団円を迎えるというお話。デリーに主人公たちが召喚されるまでだけでも500ページもあり、その後のラストまで読者はへとへとになるまで付き合わされる超巨編。読み終わるまで1週間もかかって終わったときは正直ほっとしました。 だれが言ったか忘れましたが、ジョン・アップダイクがホラーを書いたらキングになるとの言説があり、この小説の普通小説的部分は自然にやってるのか意図的にしているのか、なるほど、そういう感じが確かにしました。特に1つ1つのエピソードの執拗な積み重ねなどは小説全体にリアリティーを与える為かやたらしつこく感じましたが、その辺りはやはり著者の周到な計算に基づいているのか、必然性を感じました。そしてラスト近くで現在の時制と過去の時制が複雑に絡み合いカタストロフィーになだれ込んでいくところは前衛的試みであるにもかかわらず圧巻で、読んでいて多少混乱もしましたが、著者キングの並々ならぬ筆力に圧倒されました。個人的には最後のカタストロフより日常生活の積み重ねの部分の方が楽しかったですが、その辺は人それぞれでしょう。多分自分の小説的技巧を全て注ぎ込んで集中して書いたであろう怒涛の作品で、この分量でもまだ短いと感じた人もいたのも納得の超大作に衝撃を受けた1週間でした。 | ||||
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