■スポンサードリンク
IT(イット)
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
IT(イット)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
翻訳がひどい。新訳を望みまする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1959年、嵐が過ぎ去った日に起こった惨劇。アメリカ東部メイン州の町デリーでは、26、7年周期で子どもの行方不明、殺人が急増するという歴史があった・・。町を流れる運河、水路、下水道から現れる「IT(それ)」。「それ」に立ち向かった7人の少年少女たち・・・。時はめぐり1985年、周期が巡り、また「それ」が現れた・・・。物語は1959年と1985年とが交互に描かれる。11歳の子ども時代と大人になった彼ら。家庭環境、生活、初めてのデート、空き地に作った秘密基地、川遊び・・・。子ども時代の回想というとある種のノスタルジーを伴い語られるものであるが、著者の筆は時として冷酷で残酷だ。貧富の差からくる生活レベルの違い、殺された弟に絶望する両親、乱暴者の級友、父親からの虐待・・・・日常生活の描きこみがすごい。それにしても文庫4冊は長い。中心となる7人のほか、登場人物も多く、また7人が再会するまでは、それぞれの過去と現在のストーリーが交錯し、並行に語られていくこともあり、整理しながら読む必要がある。ディテールは細かいが、一方でプロットは単純。これを描き込みのすごさと驚嘆するか、散漫なストーリーと捉えるかで、本作の評価は違ってくる。かつての少年少女が大人になって団結し、共通の敵に立ち向かっていくというモチーフ、子ども時代と成人してからの場面を交えつつ描くという展開は、浦沢直樹のコミック「20世紀少年」を想起させられた。ゆっくり時間をかけ、キングが構築した架空の町デリーとそこにすむ人々の人間関係・ディテールをたっぷり味わいながら読みたい。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!