月の満ち欠け
評判
月の満ち欠けの評価:
3.43/5点 レビュー 238件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全474件 461〜474 24/24ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
月の満ち欠けの評価:
3.43/5点 レビュー 238件。 A ランク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
-----------------
2014年に上梓された『鳩の撃退法』(小学館)以来の佐藤正午の新作です。しかも岩波書店からの出版。大きな期待とともに早速購入しました。
生意気な口ぶりの小学生と、50代とおぼしき小山内がカフェで対峙する冒頭シーンから、あぁこれはまさしく佐藤正午の世界だ、と大いにうなずかされます。
佐藤正午の世界ではいつも、夥しい数の人々が陸続と登場します。しかも彼らの間には互いに一切の続き柄がないかのよう。ところが物語が進むと、彼らの間に奇縁としか呼びようのない結びつきがあることが徐々に見え始め、やがては読者を大いに驚愕させるのです。
登場人物たちの繋がりのきっかけは、彼ら自身の自発的なものでも意識的なものでもありません。あたかもこの世間を超越した何ものかによってあらかじめ宿命づけられたものとして動き始めるのです。これまでの佐藤正午作品である『ダンスホール』しかり、『5』しかり、です。
私は『ダンスホール』を「「六次の隔たり(Six Degrees of Separation)」が人に生きる力を与える物語」だとレビューしたことがあります。その奇妙奇天烈ともいえる「隔たり」が今回もまた見事に顔を見せるのです。
事実、物語が始まってまだ間がないところ(19頁)で次の言葉が綴られています。
「いまこうしてここに自分がいるのはひとえに偶然のたまものだ、と他人事のように思うのもそのせいに違いなかった。自分は見えないものの手でここに連れてこられた」。
実存主義的な見方からは間遠(まどお)い世界観かもしれませんが、<縁起>の考えが仄(ほの)見えるこのくだりは私の意に強く添いました。
さて、小説『月の満ち欠け』がどのような巡り合わせを描く物語であるかは、あえて伏せたいと思います。私は、佐藤正午の新作であること以外の情報を頑固なまでに遮断したうえで頁を繰り始めました。そのおかげで心地よいざわつきをこの胸に得ることができました。ほかの読者にも同じ読書体験をぜひとも味わってもらいたいのです。
ただこれだけは言えます。この小説は、事の次第が明らかになったのち、小山内が残りの人生をいかに歩むのか、その詳細は明らかにされず、読者の想像に委ねられるのです。
それは佐藤正午ワールドの常(つね)なること。登場人物もまた、今朝の私たちと同じく、自らの人生がどこへ向かうのかを、今はまだ、知らないのです。