月の満ち欠け

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評判

月の満ち欠けの評価:

3.43/5点 レビュー 238件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.43pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全474件 301〜320 16/24ページ
No.174
(4pt)

市井の人の「人生の岐路」こそドラマチック

商品説明に「著者は人生の岐路を主題としてきた作家だ」という一文がありました。

人生の岐路は、思い返して初めて気づくものなのですね。だからこそ切ない。

なにげない「あの時の会話」とか、ちょっと迷ったけど「行かなかった」とか、もしくは「行った」とか、その程度のことかもしれません。

理解し難い壮大なことや不思議なこと。かたや、日常生活の中の瑣末なことが、決して「別々のこと」「関係ないこと」ではない、ということを考えると心の広がりを感じます。

個人的に心掴まれたのは、そこそこの長さ連れ添ってきた夫婦の会話を見事に描写していることです。

「また、なんかめんどくさいこと言い始めたな…」と奥さんの話にウンザリしているダンナさまが多いと思いますが、そうやって「今」に向き合わず、雑に扱っていると「人生の岐路」を見過ごしてしまいますよ。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.173
(3pt)

市井の人の「人生の岐路」こそドラマチック

商品説明に「著者は人生の岐路を主題としてきた作家だ」という一文がありました。

人生の岐路は、思い返して初めて気づくものなのですね。だからこそ切ない。

なにげない「あの時の会話」とか、ちょっと迷ったけど「行かなかった」とか、もしくは「行った」とか、その程度のことかもしれません。

理解し難い壮大なことや不思議なこと。かたや、日常生活の中の瑣末なことが、決して「別々のこと」「関係ないこと」ではない、ということを考えると心の広がりを感じます。

個人的に、心掴まれたのは「そこそこの長さ連れ添ってきた夫婦」の会話の描写です。

「また、なんかめんどくさいこと言い始めたな…」と奥さんの話にウンザリしているダンナさまは数知れず。そうやって「今」に向き合わず、雑に扱っていると「人生の岐路」を見過ごしてしまいますよ。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.172
(3pt)

モヤモヤ感

結局、瑠璃は三角と会ってどうなったのか?
小山内に会って何をしたかったのか?
親子の情より男女の情のほうが優先されるのか?
生まれ変わりを成就するたびに壊された家庭、人生がある。
物語は面白いけどなんかモヤモヤ感が残った。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.171
(3pt)

モヤモヤ感

結局、瑠璃は三角と会ってどうなったのか?
小山内に会って何をしたかったのか?
親子の情より男女の情のほうが優先されるのか?
生まれ変わりを成就するたびに壊された家庭、人生がある。
物語は面白いけどなんかモヤモヤ感が残った。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.170
(1pt)

凄い気持ち悪い

ネタバレ。
これホラー小説だったっけ?
というのが読み終わったときの感想。
瑠璃が迷惑で執念深い気持ちの悪い女でしかなく、それを受け入れる歳を取った三角も気持ちが悪い。
旦那であった正木は別にどうでも良いが、瑠璃に乗っ取られた(七歳になったら自我するんだったっけ?そこも都合が良すぎないか?)少女たちとその親たちは不憫すぎる。
大体瑠璃は生まれ変わったと言う割りに、彼女は「事故は希美の不注意。道路に飛び出した希美もよくない」とどこか他人事のように抜かす。
先のレビューにもあったが、瑠璃が何か人間以外の何かであれば、凄く恐いホラー小説となっただろう。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.169
(1pt)

凄い気持ち悪い

ネタバレ。
これホラー小説だったっけ?
というのが読み終わったときの感想。
瑠璃が迷惑で執念深い気持ちの悪い女でしかなく、それを受け入れる歳を取った三角も気持ちが悪い。
旦那であった正木は別にどうでも良いが、瑠璃に乗っ取られた(七歳になったら自我するんだったっけ?そこも都合が良すぎないか?)少女たちとその親たちは不憫すぎる。
大体瑠璃は生まれ変わったと言う割りに、彼女は「事故は希美の不注意。道路に飛び出した希美もよくない」とどこか他人事のように抜かす。
先のレビューにもあったが、瑠璃が何か人間以外の何かであれば、凄く恐いホラー小説となっただろう。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.168
(1pt)

正直、気持ち悪い

好みのミステリっぽい作品というだけで、他の方の感想や直木賞受賞作とかの先入観無しで読みました。
生まれ変わりというテーマは嫌いではない。
大人びた少女やミステリアスといった雰囲気も大好きです。
でもこの作品の読後は気持ち悪いとしか形容できなくて、一途な純愛と言うよりストーカーのような執念深さが感じられて怖かった。

つい自分の年齢や立ち位置から母親の気持ちで読んでしまったからなのかと考えてみましたが、
オリジナル瑠璃がそこまで執着する過程の描写に感情移入出来なかったからなのと
相手男性側の執着度合いに差があるのでは?という疑問が頭から離れずモヤモヤが晴れること無く読了してしまったからかもしれません。
若い時の輝きにも似た一瞬の恋愛、成就されなければ死ぬまで心に残り続けるでしょう。
ましてや相手は不慮の事故にあってしまったのだから…。
もしその相手が蘇ってきたら?と考えると、年月を置いて別の人になって何度も…正直恐怖でしかありません。

“生まれ変わり”という事が実際にあったとしてもなかったとしても事実があれば「そうなのかも」と受け入れることは出来そうです。
でもこの作品内での都合の良さや都合良すぎるくらいの展開にはちょっと納得が出来ずにいます。
もうひとりの生まれ変わりの今後についても想像するだけで気持ち悪かったです。

好評な意見が多く否定するわけではありませんが、先入観ありでこの作品を振り返ってみると直木賞受賞というのに疑問を持ちました。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.167
(1pt)

正直、気持ち悪い

好みのミステリっぽい作品というだけで、他の方の感想や直木賞受賞作とかの先入観無しで読みました。
生まれ変わりというテーマは嫌いではない。
大人びた少女やミステリアスといった雰囲気も大好きです。
でもこの作品の読後は気持ち悪いとしか形容できなくて、一途な純愛と言うよりストーカーのような執念深さが感じられて怖かった。

つい自分の年齢や立ち位置から母親の気持ちで読んでしまったからなのかと考えてみましたが、
オリジナル瑠璃がそこまで執着する過程の描写に感情移入出来なかったからなのと
相手男性側の執着度合いに差があるのでは?という疑問が頭から離れずモヤモヤが晴れること無く読了してしまったからかもしれません。
若い時の輝きにも似た一瞬の恋愛、成就されなければ死ぬまで心に残り続けるでしょう。
ましてや相手は不慮の事故にあってしまったのだから…。
もしその相手が蘇ってきたら?と考えると、年月を置いて別の人になって何度も…正直恐怖でしかありません。

“生まれ変わり”という事が実際にあったとしてもなかったとしても事実があれば「そうなのかも」と受け入れることは出来そうです。
でもこの作品内での都合の良さや都合良すぎるくらいの展開にはちょっと納得が出来ずにいます。
もうひとりの生まれ変わりの今後についても想像するだけで気持ち悪かったです。

好評な意見が多く否定するわけではありませんが、先入観ありでこの作品を振り返ってみると直木賞受賞というのに疑問を持ちました。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.166
(3pt)

風変わりな作品

輪廻転生とは死後何かに生まれ変わるかもしれないという夢想だと思っていたらこの物語はこれを月の満ち欠けに擬制して、欠ければ(死ねば)全く同一のクローン人間が別の場所で生まれる(満つ)、それが繰り返すという奇想天外な話である。
しかし振り返って私は何者?と思う時、この体質、この性格に両親を中心とした祖先からの遺伝を意識することはあってもそれとかけ離れた誰かの生まれ変わりと思ったことはない。まして誰か先人の記憶が私の中に甦るなどという事は寸毫もない。
フィクションとして何を想像しようが自由であるしその構成力には五つ星を付けてもよいが所詮エンターテイメントとして、ちょっと長い百物語として読むしかないない作品ではないか?
小説にはやはりもっとリアルな同感と感動が欲しい。
昨今は何かに付けちょいと驚かせ目立つような作品が評価されがちだけれど読み手も書き手もある種のメタボ状態にあってさらにその上の刺激を求めているのであろうか?
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.165
(3pt)

風変わりな作品

輪廻転生とは死後何かに生まれ変わるかもしれないという夢想だと思っていたらこの物語はこれを月の満ち欠けに擬制して、欠ければ(死ねば)全く同一のクローン人間が別の場所で生まれる(満つ)、それが繰り返すという奇想天外な話である。
しかし振り返って私は何者?と思う時、この体質、この性格に両親を中心とした祖先からの遺伝を意識することはあってもそれとかけ離れた誰かの生まれ変わりと思ったことはない。まして誰か先人の記憶が私の中に甦るなどという事は寸毫もない。
フィクションとして何を想像しようが自由であるしその構成力には五つ星を付けてもよいが所詮エンターテイメントとして、ちょっと長い百物語として読むしかないない作品ではないか?
小説にはやはりもっとリアルな同感と感動が欲しい。
昨今は何かに付けちょいと驚かせ目立つような作品が評価されがちだけれど読み手も書き手もある種のメタボ状態にあってさらにその上の刺激を求めているのであろうか?
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.164
(3pt)

え、これだけ?

死んだ恋人や妻の魂がその死のときに生まれたどこかの誰かに受け継がれる・・という話なんだけど、そんなあり得ない話を長きにわたって書くからには、そこからなにか、実際の人の生きざまにかかわる普遍的な価値観を導いてほしい。結局、黄泉がえりだけで話が終わってしまうと・・・この読書は、なんだったのか、ということになってしまう。黄泉がえりをモチーフにして何かを言いたいんじゃなかったのかな。正午さん!
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.163
(3pt)

え、これだけ?

死んだ恋人や妻の魂がその死のときに生まれたどこかの誰かに受け継がれる・・という話なんだけど、そんなあり得ない話を長きにわたって書くからには、そこからなにか、実際の人の生きざまにかかわる普遍的な価値観を導いてほしい。結局、黄泉がえりだけで話が終わってしまうと・・・この読書は、なんだったのか、ということになってしまう。黄泉がえりをモチーフにして何かを言いたいんじゃなかったのかな。正午さん!
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.162
(1pt)

気持ち悪さ80%

一部の中年男のロリコン願望が『妻』や『人妻』達ににオブラートされているとしか感じられなかった。

これが毎度毎度少女へ生まれ変わるのでなければ、美しい恋愛(百歩譲って不倫が美しさの表現となるなら)で結ばれた二人よ永遠に、を、生まれ変わりによる癒しも含めて読み取れたかもしれない。

男性でも女性でも犬でもスズメでも花でも、とにかく毎回の転生を『少女』にこだわらなければ気持ち悪さが半減すると思う。
生まれ変わるほど好きなら、相手がカエルの王子様でもお姫様でも思いを伝えることができるだろうに。

だが中学生、小学生の身体に大人の女性の魂ということで、
ただの幼女よりも27歳の魂が入っている分物分かりも良く、更に中年になった男のことが大好きな性欲ある子どもにしか見えなかった。

しかもその性欲ある子どもは産みの親となる女性達を利用するだけ利用し、
自分のもくろみが失敗した途端死んでみせるという悪魔の所業を平然と立て続けに行うのがまた恐ろしい。
エイリアンがパターン変えてきたようだ。

まだまだこれから、と言う時期に分断された不倫カップルはかなり欲求不満だったのだろうが、
一応母となる人たちの腹と痛みを借りて転生できたことを考えると、
いくら27歳の中身でも小学生の身体で中年おやじと会いたくて仕方がないという描写に嫌悪感が生じるのは当然。

そんなに好きなら誰も邪魔することのない独居老人にでも転生して愛し合え。
不思議なパワーがあるなら人を巻き込まない方法もちっと考えろ。

天真爛漫な感じだった転生される前の少女の魂への癒しはなしか?
少女達の親や親戚には救いはなくて良い話か?
清美さんは置いてきぼりで、もしも主人公の心が中学生女子に向いた場合かなり哀れではないか?
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.161
(1pt)

気持ち悪さ80%

一部の中年男のロリコン願望が『妻』や『人妻』達ににオブラートされているとしか感じられなかった。

これが毎度毎度少女へ生まれ変わるのでなければ、美しい恋愛(百歩譲って不倫が美しさの表現となるなら)で結ばれた二人よ永遠に、を、生まれ変わりによる癒しも含めて読み取れたかもしれない。

男性でも女性でも犬でもスズメでも花でも、とにかく毎回の転生を『少女』にこだわらなければ気持ち悪さが半減すると思う。
生まれ変わるほど好きなら、相手がカエルの王子様でもお姫様でも思いを伝えることができるだろうに。

だが中学生、小学生の身体に大人の女性の魂ということで、
ただの幼女よりも27歳の魂が入っている分物分かりも良く、更に中年になった男のことが大好きな性欲ある子どもにしか見えなかった。

しかもその性欲ある子どもは産みの親となる女性達を利用するだけ利用し、
自分のもくろみが失敗した途端死んでみせるという悪魔の所業を平然と立て続けに行うのがまた恐ろしい。
エイリアンがパターン変えてきたようだ。

まだまだこれから、と言う時期に分断された不倫カップルはかなり欲求不満だったのだろうが、
一応母となる人たちの腹と痛みを借りて転生できたことを考えると、
いくら27歳の中身でも小学生の身体で中年おやじと会いたくて仕方がないという描写に嫌悪感が生じるのは当然。

そんなに好きなら誰も邪魔することのない独居老人にでも転生して愛し合え。
不思議なパワーがあるなら人を巻き込まない方法もちっと考えろ。

天真爛漫な感じだった転生される前の少女の魂への癒しはなしか?
少女達の親や親戚には救いはなくて良い話か?
清美さんは置いてきぼりで、もしも主人公の心が中学生女子に向いた場合かなり哀れではないか?
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.160
(3pt)

うーむ微妙

「生まれ変わり」はあると思います。ただ、ここまで明らかに鮮明に覚えているものなのでしょうか?
読みやすい文章ではありましたが、終始この感覚が付きまとって・・・ま、それでも気に入らないほどではないので星3つです。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.159
(3pt)

うーむ微妙

「生まれ変わり」はあると思います。ただ、ここまで明らかに鮮明に覚えているものなのでしょうか?
読みやすい文章ではありましたが、終始この感覚が付きまとって・・・ま、それでも気に入らないほどではないので星3つです。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.158
(5pt)

これは久々のPage Turnerです。直木賞の価値があります。

まず最初に言わせてもらうと、例えば映画「エイリアン」を観て、「こんな変なモノいるわけないじゃん」「非現実的!」と言って否定する事って意味ないですよね?だからこの小説の設定はまずそのまま受け入れることをお勧めします。その線で批判しても意味がないと思います。
さて、この小説は今まで自分が愛した人、亡くした人のことをふんわり想うことができる素敵で、不思議な小説です。
すでに失ってしまった時間、記憶、経験について、じわっと思い起こさせてくれる漢方薬のような小説です。
おそらく、映画化しても、アニメにしても、かなり味わいのある作品になると思います。
昔愛した「あの人」を思い出しながら是非読んでください。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.157
(3pt)

生まれ変わりというテーマ

思いを残したまま死んだ人が生まれ変わってまた愛する人に会いに行く、又は近しい家族に前世の記憶が蘇り戸惑う、というストーリーは今までも有った。前者は北村薫のリセット、後者は朱川湊人の花まんまという名作が既にあり、私はどちらも好きな作品だ。本作は両方をミックスしたようなストーリーで、読み進めながら既視感を感じ得なかったが、瑠璃のキャラクターや生まれ変わりが実に三回というオリジナリティ?もそこそこ感じられた。だがしかし、亡くなる状況がいつも不可解なこと、その度に他者を不幸にしていることなど、感動的で普遍的な純愛作とは言い難く、読後感はやや複雑なものとなった。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.156
(5pt)

これは久々のPage Turnerです。直木賞の価値があります。

まず最初に言わせてもらうと、例えば映画「エイリアン」を観て、「こんな変なモノいるわけないじゃん」「非現実的!」と言って否定する事って意味ないですよね?だからこの小説の設定はまずそのまま受け入れることをお勧めします。その線で批判しても意味がないと思います。
さて、この小説は今まで自分が愛した人、亡くした人のことをふんわり想うことができる素敵で、不思議な小説です。
すでに失ってしまった時間、記憶、経験について、じわっと思い起こさせてくれる漢方薬のような小説です。
おそらく、映画化しても、アニメにしても、かなり味わいのある作品になると思います。
昔愛した「あの人」を思い出しながら是非読んでください。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.155
(3pt)

生まれ変わりというテーマ

思いを残したまま死んだ人が生まれ変わってまた愛する人に会いに行く、又は近しい家族に前世の記憶が蘇り戸惑う、というストーリーは今までも有った。前者は北村薫のリセット、後者は朱川湊人の花まんまという名作が既にあり、私はどちらも好きな作品だ。本作は両方をミックスしたようなストーリーで、読み進めながら既視感を感じ得なかったが、瑠璃のキャラクターや生まれ変わりが実に三回というオリジナリティ?もそこそこ感じられた。だがしかし、亡くなる状況がいつも不可解なこと、その度に他者を不幸にしていることなど、感動的で普遍的な純愛作とは言い難く、読後感はやや複雑なものとなった。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080