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晩夏の墜落
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晩夏の墜落の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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作家としての作品は少なく活躍のフィールドはテレビ(ドラマ)のようです。同じくテレビが主な活躍の場であるアンソニー・ホロヴィッツのようにまるでドラマを見ているような作品で、テレビ、SNSなどの世情を反映している内容になっています。プライベートジェットの墜落事故で助かったもの、助からなかったもの、そしてそれにあやかろうとするものの人生を交えながら(というかそれがメイン)、事故原因が徐々に明らかなになっていきます。テロや事件性をにおわせながら結末は割と現実的なところに落ち着きますが、それよりも前述の通り、一般市民が突然メディアの寵児になってしまったことによる不幸や事故そのものの不幸がメインの小説かと思います。ドラマを見ているようで良く出来ています(が、反面、特に大きな感想もないかな、と) | ||||
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最高傑作とはこのこと。 スリルとサスペンスのジャンルでここ数年来の中で飛び抜けている。 こういう小説って日本にはうまれない。何かレベルがちがうんだよね。 | ||||
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皆さんご指摘のように、ラストは「はぁ」という感じなのですが、一人ひとりにそれぞれの人生があり、光と影があり、誰の命がより尊いかなどとは誰も言えないということはひしひしと伝わる筆力がありました。 それと、「現実=事実」ではなく、間を埋めるのは見る人の人間性なのだということも、非常によく描けていると思いました。 特に、作者が放送業界でキャリアを積んでいる人だということが興味深い。 アメリカで評判になったのは、2016年。大統領選挙とまさかのトランプ当選の年です。当時、メディアを 駆使してある種の人々が聴きたいと願うことを言い、何も成果を出していないにも関わらず、開 き直って毎日大騒ぎをしているあの人。そして、私が邦訳を手に取った2017年の日本。ミニチュア劣化版を見せられている気分。 アメリカは、こんな作品が出版されて評価も与えられるだけ、まだやっぱり凄いのかも。 全然かっこよくない主人公が最後にそれなりにかっこよくなることが救いとなりました。 ほとんどミステリーは読んだことがないので、ミステリー作品としての感想は大してないので すが、ドラマ「刑事フォイル」を見たときのような静かな感動を覚えました。 | ||||
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墜落した要因は、あっけない幕切れであったが、最後に悪人を誰に仕立てるのかが、すり替えられていて?面白かった。 主人公の幼児への対応、生き様が、かっこいいと感じた。 | ||||
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面白さを問うならば、面白いと思います。 ドラマなどのプロデューサーや脚本家を務められている方の作品のようなので、序盤の飛行機の 墜落や、そこからのサバイバルなど、映像化作品として扱うなら、ある意味扱いやすく、観る側においてもひき つけられ易いものではないかと思います。 終盤の物語の帰結に関しては正直評価が分かれるところだと思います。ミステリー中毒者なら、より重さ を求めるところかと思います。存外あっさりとした終わり方だという印象を受けました。そういうことも含めて、 こねくりまわしていない、割とストレートな作品としての成立をみているのではないかと思います。 それでも、期待を持って読み進めるに値する作品と言えるのではないでしょうか。 | ||||
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さすがに受賞作だと思わせる出来ばえ。 前半は正直「これミステリなのか?」と思わされたが、次々と明らかになるドラマに引き込まれ、やがて「なぜ墜落した」という大きな「謎」に収斂していくのに気づいたら、もうミステリにしか見えなくなった。 間違いなく、今年度のベスト候補の一角を占めるだろう。 | ||||
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