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(短編集)
ドイル傑作集I ミステリー編
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ドイル傑作集I ミステリー編の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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50年後が読みたくて買いました 40年ぶりでしたが記憶に間違いがなく感動しました | ||||
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本日届きました。とっても満足しております。 | ||||
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ドイルのホームズものではないミステリー傑作選です。 | ||||
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読んでいるうちに、「どこかで読んだような?」という印象を覚えました。そして「これはシャーロック・ホームズだ」と気が付きました。それもその筈、同じ作者のミステリーの短編を同じ訳者ー延原謙さんが訳した本ですから、当然と言えば当然です。ただ、ホームズとワトソンが出てこないだけ。作風はそのままで、懐かしさすら感じました。ホームズ物以外の作品ーマラコット深海・失われた世界・毒ガス帯とかのSF物は、文庫本を買ったり、高校の図書室から借りて読んだのですが、ミステリー系の作品を読まなかったのは、ホームズ物ほどではないだろうという先入観からだったかもしれません。一読し「ドイルらしい、安心して読める作品」という読後感です。もっと早く読んでおけば良かった。 | ||||
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こどもの中学校で行われている朝読書用に購入しました。楽しそうに読んでいました。 | ||||
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シャーロック・ホームズの出てこない、ミステリー短編集です。 「消えた臨急」列車を一編成消してしまうのですから、仕掛けは大がかりです。仕掛けの大きさより、犯人の冷酷さに驚きました。 「甲虫採集家」たった1日から数日の求人案内で、なぜ、医師?なぜ、身体強健・決断力旺盛?そしてなぜ甲虫学者?起こった事は驚くべき事でしたが、この条件は必須です。 「時計だらけの男」列車で二人が消えて、乗ってないはずの男の死体。トリックは偶然の出来事、内容は悲劇。 「漆器の箱」悪魔のような男を改心させた魔法の箱。 「膚黒医師」これもトリックは偶然の出来事。新たな悲劇になるところをかろうじて防いだ。終わりよければ全てよし。 「ユダヤの胸牌」これはややお話が簡単すぎる。同じく、終わりよければ全てよし。 「悪夢の部屋」は休憩タイム。 「五十年後」は厳密に言うとミステリーではないが「よいお話」。 現在の科学捜査では、全てトリックは簡単に見破られます。ですが、読者を驚嘆させる作者の文章力には、心から敬服します。 | ||||
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ご存じ、シャーロック・ホームズの作者コナン・ドイルによる、ホームズの登場しないミステリ短編集。ホームズの登場しないドイルなんて、と初めは食指が動かないのだが、読んでみると、なかなかどうして面白かった。ホームズが登場しないだけで、話の雰囲気的には、当たり前だけど相通ずるものがある。 中でも「消えた臨急」と「時計だらけの男」は、ホームズの外典とされており、ファンの間では殊に有名だ(といっても、僕は初めて知った)。前者は列車消失の謎を、後者は人間消失の謎を扱っていて、どちらにも犯罪研究家による推理がコメント形式で登場する。それがどことなくホームズを連想させるのだ。 本書に収められた8作品を通読して思ったのは、やはりドイルは物語を語るのが巧み、ということだった。開巻から読者のハートをグリップしてしまう手腕は、さすがというほかない。奇妙な募集広告で幕を開ける「甲虫採集家」、家庭教師が勤務先の謎に巻き込まれていく「漆器の箱」、不可解な殺人事件を描いた「膚黒(はだぐろ)医師」、博物館の宝石をめぐるミステリ「ユダヤの胸牌(むねあて)」、いずれも謎の掛け方や筋運びが魅力的だ。 「悪夢の部屋」という作品に関しては、ちょっと雰囲気が違う。今では絶対許されないオチだが、まだアレが発明されたばかりの当時は、これもアリだったのだろう。と、未読の方にはサッパリ意味不明のことを書いたが、まあ読んでみてください。そして最後を飾る「五十年後」は、これまたガラリと趣が異なって、ディケンズ風の物語。圧倒的に読ませることは間違いないのだが、うーむ、これミステリかな? という気がしないでもない。 ちなみに、本書は昭和32年に初版が出て、僕の手元にあるのは平成24年の67刷。かなりのロングセラーである。それでも読んでいると、これは誤植や推敲不足だよな…と思わざるを得ない箇所がちょこちょこあった。もちろん、これぐらいのことはよくあるさ、という程度のものなのだが、最初にポカをするとこうやってずっと残るのだ。重ね重ねて67刷か。もう誰も直せない。 | ||||
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思い出して読んでみようと思いました。 何だかとても懐かしく、とてもワクワクドキドキさせられました。 | ||||
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名探偵ホームズの作者としてミステリー史に永遠に名を残す巨匠ドイルの傑作短編集第1巻ミステリー編です。本書の原書が日本で出版されたのが昭和32年(1957年)で訳文にも古風な趣があるのは否めませんが、けれど半世紀以上を経た現在でも最高に面白く読めたのには正直驚きました。導入部のつかみの部分の謎はとても魅力的でぜひとも読みたい気にさせてくれますし、ホームズ物語にはないどうなるか予測のつかない緊張感もあって、オマケに古き良き時代の人情も味わえると言う小説巧者が書いた本物の傑作短編は時を経ても全く色褪せる事なく永遠に輝き続けるだろうと思いますね。 『消えた臨急』アメリカから来た謎の紳士からの依頼で用立てられたリヴァプール発ロンドン行きの臨時急行列車が途中で完全に消失してしまう。広い国土があるので完全な密室とは言えず不可能犯罪ではないですが、この悪魔の如き犯人の徹底した非情さに背筋が寒くなりましたね。『甲虫採集家』昆虫学に詳しい医師を求める妙な広告に応じた青年が体験した恐怖の一夜の話で意外な真相に成る程と感心させられましたね。『時計だらけの男』列車内で死体となって見つかった男はたくさんの時計を身に着けていた。トリックよりも悲劇性の強い不幸な人間ドラマに強く心を魅かれましたね。『漆器の箱』昔は札付きのワルだった男が最愛の妻と出会って改心するが、彼女を亡くしてから男にある変化が顕れる。悪の道かと思わせて逆転する素晴らしく効果的な仕掛けのトリックですね。『膚黒医師』新任の膚黒医師と呼ばれる男が突然フィアンセとの婚約を解消してから謎の死を遂げる。元婚約女性の兄が殺人罪で裁判にかかりますが、後半でのドラマチックな逆転劇と感動的な結末が素晴らしいです。『ユダヤの胸牌』ユダヤの胸牌(むねあて)と呼ばれる高価な遺物が博物館から盗まれるだろうとの警告の手紙に新任館長は警戒を強めるのだが・・・・これも悪党が善人に変貌する影に隠れた意外なドラマに感動します。『悪夢の部屋』悪女を巡る二人の男の三角関係が緊張を孕み遂に驚愕の結末が・・・・このすっ呆けたオチには暫く開いた口が塞がらないでしょうね。『五十年後』失業した男が新天地カナダで職を紹介されて愛する女と固く約束して旅立つのだが・・・・悪党に襲われて頭を強打して生死の境をさまよった挙句に記憶喪失になる最悪の不運に見舞われた男が紆余曲折を経てイギリスへと帰国し、彼の帰りを信じてひたすら待ち続けた女と感動の再会を果たす名場面に涙が出て止まりませんでした。大正時代末期に初めて紹介されて多くの読者から好評を得たと言う本編は時代を超えて愛される不滅の名作と言えるでしょうね。 | ||||
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新潮文庫のドイル傑作集が昔は全3巻でなかったのは今更言うまでもないのだろうが、 長期品切れ重版未定になっている巻は確かに今出しても売れないだろうなというのが本当のところだろうなとは思う 「わが思い出と冒険−コナン・ドイル自伝」は復刊企画で一時復活していたがこっちは難しいか 創元推理文庫の似たような企画を見ていると、本傑作集刊行当時には未発掘だった作品も有り、再編、追加収録して決定版をつくってほしいという気もする。延原さんの個人全集だから無理かもしれないけれど さて収録作であるが 消えた臨急と時計だらけの男はイイ。ネタバレになるのでかけないが 五十年後はミステリではなく人情話。日本人作家で同じような話を読んだことがあるような気がするがドイル作の翻案だったのかナ? | ||||
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シャーロックホームズで有名なコナンドイルの短編集 最初の「消えた臨急: The Lost Special」は、ミステリーの基本とも言える鉄道もの。 本線、引き込み線、ポイントといった鉄道の仕組みを巧みに利用している。 シャーロックホームズシリーズの面白さの要素が、ホームズ抜きに綴られている。 | ||||
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人を乗せた儘蒸発してしまった列車、奇妙な求人広告、列車から消えた乗客と増えた死体等々、ミステリ性満載のドイルの短編集。裡2篇には「有名な犯罪研究家」が新聞に寄せた記事が出て来るが、その調子は正にホームズ。『五十年後』は、ヒルトンの『心の旅路』等と同じく記憶喪失ものの感動作。 収録作品は以下の通り。 消えた臨急 甲虫採集家 時計だらけの男 漆器の箱 膚黒医師 ユダヤの胸牌 悪夢の部屋 五十年後 | ||||
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