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かがみの孤城



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かがみの孤城の評価: 4.37/5点 レビュー 777件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.37pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全643件 501~520 26/33ページ
No.143:
(5pt)

感動

一人ひとりの繋がりがわかってくるラストはすごい。自分の過ちを起こして欲しくない思いは子どもに伝えなければと思いました。
かがみの孤城Amazon書評・レビュー:かがみの孤城より
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No.142:
(5pt)

文句なしで辻村深月の最高傑作

辻村深月は昔からお気に入りの作家で著作はほぼ全て読んできたが、今回の作品がダントツで出来がいいと思う。まさに集大成の作品ではなかろうか。
人物造形の巧みさ、世界観の創出やその引き込み方、ストーリーテラーのうまさ、プロットの練り込み具合など本当に無駄がない天才的な運び方で、一気に読ませられた。
核となるトリックは今流行りのアレではあるがその使い方がすごくうまいですね。最後のシーンなど思わず涙ぐんでしまいました。
本屋大賞、これはとるよなぁと納得のおもいです。
買って損はしないので迷ったら買っちゃいましょう、面白いですよ。
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No.141:
(5pt)

全ての面においてハイクオリティ

「素晴らしい」の一言に尽きる。登場人物、設定、話の展開、全てにおいて非常にハイクオリティ。読んでいて退屈だと思う場面が何一つない。

著者の作品はまだスローハイツとV.T.R.しか読んだことないものの、これらは前半ゆっくり・後半怒涛の展開という印象。本作品もその傾向はあるものの、前半の部分にも常に惹きつけられる。

伏線回収も非常にハイクオリティ。展開を読み切ったと思いながら読み進めていったものの、完璧に読みきれなかった。最後は感動した。
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No.140:
(5pt)

終盤から一気に読めました

本屋大賞だったので、たまたまいった本屋に大量平積みされているのを目にして購入しました。
クラスの女子とのトラブルで不登校になった主人公「こころ」が、かがみの中にあるお城で
同じ不登校の子と触れ合っていくストーリーですが、たくさんの伏線が一気に回収されていく最後の章はとてもよかったです。
ある程度結末はわかっていましたが、さらにその上をいく展開。
自分も中学生の娘がいますが読んでもらいたいと思いました。
(不登校にはならなかったですが、ちょうど学校でいろいろとトラブルがあったため)

小説全般、、母は強しですがお父さんは空気なのが自分的にはつらかったです。
個人的にはすごくよかったし最後少し泣けました。読んでよかったと思える小説でした。
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No.139:
(5pt)

主人公は中学生だけど、とても大人びた細かな描写なので大人でも入りやすい。

ファンタジー風の設定と不登校の中学生が主人公なので、感情移入できるのかと、読み始めは心配でしたが、大人でも理解できる、ていねいな感情描写で上手く入っていけました。
自分が子供の頃を思うと、そこまで考えていたかと言うと、もっとモヤっとした感じなので、全体に大人びた感じがしました。
ただ、いじめの悲愴感や不登校の問題をテーマにした物でも無く、ファンタジーやミステリーとして限定される物でも無いように思います。(この本は、小説なので、ネタバレになりそうであいまいな言い方ですが…)
ラストの展開はあまり多くの本を読んでいるわけではないですが、久々に泣ける展開でした。
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No.138:
(4pt)

オチが素晴らしかった

鏡の中のお城に集められた学校に行けない7人の中学生。出迎えるのは狼面の少女(オオカミさま)
ガスも水道も来ていない謎のお城で奇妙な共同計画が始まる。

まず、少年少女たちが交流しながら各々の問題と向き合ったり(あるいは向き合わなかったり)する物語として単純に出来が良いと感じた。
それぞれの抱える微妙な問題、周りの大人や子ども、そして少年少女の心理状態が丁寧に描かれていたと思う。

舞台が舞台だけに謎解き要素も。
このお城はなんなのか、集められた7人に意味や繋がりはあるのか、オオカミさまとは何者なのか。
この部分は不満もあったかな。
登場人物がそれに気づかないのは無理があるんじゃないかという点、展開が強引に感じる点がそれぞれあった。

ただ、オチを見て細かいところはどうでもよくなった感。
最後に行われる「who」の部分の答え合わせ。
温かい気持ちになる良いエンディングだと感じた。
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No.137:
(5pt)

記憶を呼び覚ましてくれました

中学時代に経験したことと、主人公に起こったことがだぶり、思わず泣いてしまいました。
私はもう大人になってだいぶ経つけれど、中学生の自分を、自分でこれまでとことん慰めてこなかった事実を突きつけられました。こんな歳になって初めて、当時の私がどんなに傷ついたのか、この事に直面して、声に出して泣いてしまいました。
できればおおかみ様の力を借りて当時の私に読ませたかったけれど、今この本に出会えて、本当に良かったです。
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No.136:
(4pt)

一気に読める長編小説

もともと一筋縄ではいかない設定を、中学生という幼い少年少女たちが誤った深読みで一層ややこしくこじらせていくSFファンタジー作品。一気に読める長編小説としては完成度が高い。
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No.135:
(5pt)

かつて中学生だった人、そして親になった人へも

サンプルで出だしを読んだら、主人公の親の描写がドンピシャで即購入。
読みすすむとと息苦しい感覚になりました。ファンタジーと片付けてしまうにはもったいない。
たしかに後半、ある程度オチが見えてきてしまいますが、それを差し引いても読む価値あり。
かつて苦しい中学時代を送った人、そしていま親になって子供と向き合ってる人は是非。
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No.134:
(5pt)

おおかみさん。。。(泣)

3月までの、こころと仲間との距離感が縮まったり離れたりの連続に胸がヒリヒリする進行から、閉城・エピローグまでの怒涛の展開が息をつかせませんでした。
フリースクールの先生の「正体」がアキらかになり、私は感涙です。

人からの評価、どう思われているかを気にして生きてきたこころは、そのことに気づき、自分の時間を奪った相手を許せなくなります。しかし、そのような相手は、名前を変えて次から次に現れることも知ります。ここでようやく、こころは落としどころを見つけます。

「城」のトリックは、(私のように)高齢であればあるほど早く気づくと思います。(汗)
でも気づいたとしても、その気づきを本著で辿ることはとても有意義だと思います。若い人はそう思っているのか、と。

読了後に、もう一度最初から読み直すと、「おおかみさん」の一言一言、振る舞いがとてもいとおしくて切なくなります。
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No.133:
(4pt)

涙が出ました

主人公の心理が丁寧に描かれていて、ところどころ涙ぐみながら読みました。
中学生の保護者や先生に読んでほしい1冊です。
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No.132:
(5pt)

面白かった。泣いた・・・・。

中学生の子供が、クラスのトラブルに巻き込まれ、数人に軽くいじめられていて対人関係で親子で悩んでいた時に・・・。
テレビの番組でこの本の存在を知りました。

文学部国文科出身なのになぜか本嫌い(笑)の私が、久し振りに素直な気持ちで読めた本です。

簡単な文体なのに、ここまで女子中学生の閉塞的な学校生活、交友関係をリアルに書けるとは!。
子供もまだ読んでいないけど多分読めば「わかるわぁー」と何度もうなずくでしょう(笑)。
そして・・・
自分が中学生の頃なんとなく思っていたこと感じていたことが思い出されるだけでなく、この子たちの親の気持ちも今だからわかる。
ラノベのような小説かもしれないけど、いろんな年代の人がそれぞれの登場人物に自分自身を投影しながら読み進められると思います。
あと、アニメですが、幾原監督の「輪るピングドラム」「ユリ熊嵐」をなぜか思い出してしまいました。

ミステリーとかファンタジーとか、普段読書しない私にはそのカテゴライズがよくわかりませんが・・・・。
この本をあえて何かのカテゴリーにあてはめる必要はないように思いました。
不思議の国のアリスのように純粋なファンタジーでなくてもミステリーなのに結末がすぐ想像できてしまっても、だからといって話のテーマというか本質を損なうものではありません。

今現実に不登校の子が読んでどう思うかは、人それぞれだと思います。
この本を読んで励まされて「さあ学校に行こう」とは簡単にはならないでしょう。

しかし、昔、国文科の教授が言っていました。

文学とは100人のうちのたった1人のためにあると。

そういった意味では本著に救われる人も少なからずいると思います。
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No.131:
(5pt)

不登校の気持ち

こころがコンビニに行くシーンやテレビについて(何かした気になるからつい見てしまう)とても共感しました。
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No.130:
(4pt)

物語の謎解きを

この本は本屋大賞で辻村深月さん著なので興味が湧き手に取りました。
物語の謎解きは真ん中あたりからなんとなくわかってきました。
でも、本に引き込まれるように一日で読んでしまいました。
そして、大人の人に読んでほしいです。
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No.129:
(4pt)

生きづらいと感じている人たちへ

ニュースゼロの高橋大輔さんと辻村深月さんの対談を見て読みました。子供向けかなと思いきや大人でも楽しめます!毎日が生きづらい、と感じている人たちへオススメです。
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No.128:
(5pt)

辻村さんの新世界

登場人物みんなに恋をできる辻村さんらしさが出ている作品で、ずっと優しい雰囲気で読んでいける。
中盤から少しずつ話の展開が早くなり最後の数十ページは、辻村さんの新しい挑戦のように感じられる展開であった。
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No.127:
(5pt)

お勧めです。

ぐんぐん引き込まれていく物語で、とても面白かったです。読んで損なしです。
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No.126:
(5pt)

今年読んだ本の中でぶっちぎりのベスト

久しぶりに本当の良い本に出会えました。
辻村先生に感謝っ!!
登場人物1人1人の心理描写が凄く丁寧で、個性的な7人をしっかり書き切る技量はただただ息を飲むばかりです。伏線の回収もお見事!

ただ、引きこもりや登校拒否で今現在苦しんでる方は絶対に読まない方が良いと思います。

こころやマサムネには皆と会える城があった。良い意味での逃げ場があった。
でも今苦しんでる方の現実は…………救いの無さに絶望しそうです。

後、本格的なミステリーのトリックを求める方には物足りないかもしれません。鈍い私でも先が読めた部分がありましたので(-_-;)

ネガティブな話を書いてしまいましたが、私個人としてはこの本大好きです。売らずに本棚に一生しまっておきたいと考えております。
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No.125:
(5pt)

読めてよかった。

素晴らしすぎました。自分は去年2日間だけ検査入院したことがあり、病院のベッドで読み始めて、そこから半分ぐらい読んで辞めていました。でも、半分読んだだけでも、何か別格な感じがして「来年これは絶対本屋大賞取るで」と、本好きの周りの人達に言いまくってたんですが、実際本屋大賞を受賞して、何だか読んでないのが恥ずかしくなって、そそくさと1年ぶりに最初からもう一回読み始めました。550ページ近くあるのですが、3日で読み終えました。遅読の自分でも引き込まれてページを捲る手が止まりませんでした。

何らかの理由で中学校に行けなくなった少年少女7人が、自宅の鏡を通って行くことが出来る謎のお城に集められて、、、探し出すと何でも願いの叶うという「願いの鍵」をそのお城で探す、、、これだけ聞いたら、少しファンタジー色が強いストーリーなのですが、がっつり現実を描いています。生きづらい現実を懸命に闘って生きている主人公達の心情は読んでいて息苦しくなるぐらいリアルでした。いじめ問題、不登校、虐待、教育問題、大人になるということ、人に寄り添うということ、人が救われるということ、生きていくことのすべてが詰め込まれている本に思います。同じ著者の本は映画化された「ツナグ」と「ハケンアニメ」、その他、いくつかの短編しか読んだことがないのですが、間違いなくこの著者の最高傑作だと思います。良い仕事しはったな~、、、著者自身もインタビューで「子供の頃の自分に、自信を持って勧められる本が書けた」というふうに仰ってました。

すべて読み終えた時は泣けました。本の帯に書いてある「すべてが明らかになるとき、あなたは驚きとともに何度も涙する」の通りでした。こんなラスト、こんな物語どうやって考えるんだろうか。著者は自分とほぼ同年代なので、ゲームのネタとかもかなり面白かった。1度読み終えた本は普段2度と読まないのですが、これは何度も読み返したいです。読むと中学生だった頃の気分、気持ち、を思い出せます。でも、何より中学生や高校生だった頃の自分に読ませてあげたい。

自分は中学生では無いし、今の時代が、閉塞的なのか、生きずらいのか、分かりませんが、確実にいつの時代も絶望して生きずらい思いをしている子供はいると思います。たとえば今、現在、生きずらい思いをしているそんな子供がこの本を読んだとしたら「怖がらなくても、大丈夫だ」と言ってくれ、じっと手を握ってくれる、そんな1人の頼れる生身の大人のような存在になれる本。だと思います。
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4591153320
No.124:
(5pt)

小説はほとんど読まないが

たまたま本屋大賞だったので読んで見たのですが面白かった。

後半の展開がすごくよかったです。読んだ後もこころのこと考えてた。

後日、辻村 深月さんの他作品も買いました。
かがみの孤城Amazon書評・レビュー:かがみの孤城より
4591153320

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