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(短編集)
合理的にあり得ない 上水流涼子の解明
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合理的にあり得ない 上水流涼子の解明の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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柚月裕子さんにしては珍しく平易で気楽な作品で、ヘビー読者としては好みではありませんが娯楽作として楽しみました。 ただ、柚月作に稀有な誤字や事実錯誤が放置されていました。 それが5話からなる本の5話目「心理的にありえない」に集中しています。 197ページ「酔い覚まし」は「酔い醒まし」の誤字でしょう。 205ページには「一点を与えてもいいホークスの内野陣は中間守備」と書いてあります。 中間守備は併殺とバックホームを天秤にかける際のショート・セカンドの守備で、併殺態勢とバックホーム態勢の中間の位置です。 ここでは「一点を与えてもいい」のですから、「定位置」が定石の筈です。 208ページは野球賭博でホークスとマリーンズのハンデを書いていますが、両チームをFとLで示しています。HとMでなければ訳が分からない。 仮にFが福岡ソフトバンクを指すのなら、千葉ロッテはCでなければ合理的ではありません。 ミスは誰にでもあるのでミスを揶揄する気はさらさらありませんが、奇異に感じるのは講談社に上のような疑問や指摘を受けるサイトの無い事です。 講談社って、重版などの際に本をより良く改めようという意識がないのかな? | ||||
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ありえない謎が提示され、解決編でそれが解き明かされる。連作短編集となっている本書の第1作目はそんな形式でした。 残念ながら、謎を解き明かされても、 「ふうん、その程度のことか」 としか感じませんでした。 マジックの種あかしといっしょですね。あかされてみれば、なんてことはない。 こんな形が残りも続くのか、と危惧したのですが、残りの4編はすこしひねった構成になっていました。 それでも、なかなか「してやられた」みたいな爽快感は得られませんでした。 むしろ、サスペンスとかキャラクターで惹きつけられた感じがして、よかったのがふたつありました。 第3話の「戦術的にあり得ない」と第5話の「心理的にありえない」です。 この2作で挽回して、星3つとしました。 | ||||
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