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鉄の枷
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鉄の枷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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女彫刻家に何気なく出会って、本作。 ようやく分かりました。 私にはミネット・ウォルターズが合わないようです。 どこが面白いのか、ほとんど分からないままで終わった。 多分面白いのだと思うけれど、私には彼女のよさがいまいち分からない。 設定など、面白いと思うんですけど、 ダンナは芸術家かもしれないが、嫌いなタイプだし、 そんなダンナとさっさと別れるのかと思えば、そうでもない。 優柔不断と言うわけでもないかもしれないし、 その辺がどうしても受け入れられないというか。 合わなかったことが残念でなりません。 (欲しい靴があって、サイズが合わない…みたいな気持ちです) | ||||
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女彫刻家に何気なく出会って、本作。 ようやく分かりました。 私にはミネット・ウォルターズが合わないようです。 どこが面白いのか、ほとんど分からないままで終わった。 多分面白いのだと思うけれど、私には彼女のよさがいまいち分からない。 設定など、面白いと思うんですけど、 ダンナは芸術家かもしれないが、嫌いなタイプだし、 そんなダンナとさっさと別れるのかと思えば、そうでもない。 優柔不断と言うわけでもないかもしれないし、 その辺がどうしても受け入れられないというか。 合わなかったことが残念でなりません。 (欲しい靴があって、サイズが合わない…みたいな気持ちです) | ||||
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本書は、英国におけるミステリーの頂点、「CWA(英国推理作家協会)賞」の’94年度、ゴールド・ダガー(最優秀長編賞)受賞作である。また日本では’97年、「このミステリーがすごい!」海外編で第4位にランクインしている。デビュー以来、CWA、MWA、「このミス」の常連として大活躍のミステリーの新女王ミネット・ウォルターズの第三長編である。 物語はある資産家の老婦人の死で始まる。彼女は睡眠薬を飲んだ上で手首を切り、浴槽の中に裸で横たわっていた。頭にはスコウルズ・ブライドル(本書の原題になっている)という中世の拘束具の一種である鉄製の轡をかぶっていた。やがて、この老婦人は、最近遺言を修正し、遺産を親族ではなく、自分の主治医に遺すように書き換えていたことがわかる。自殺なのか、それとも他殺なのか・・・。これがすべての謎の始まりだった。 これらの“なぜ”をめぐって展開する物語は、一見、“古典的英国風謎解き”だが、そこはウォルターズのこと、現代的な味付けに怠りはない。その代表が、老婦人の主治医セアラであろう。彼女は現代的な、自立した知性のある女性なのだが、決して完璧なヒロインではなく、むしろ悩み多き人間だ。そこからの脱却と、物事に立ち向かう姿勢が実に前向きでユーモラスに描かれている。 本書で読者は、本格ミステリーでもサスペンスでもなく、新古典とでもいうべきまさにウォルターズ・ワールドを堪能するのである。 | ||||
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本書は、英国におけるミステリーの頂点、「CWA(英国推理作家協会)賞」の’94年度、ゴールド・ダガー(最優秀長編賞)受賞作である。また日本では’97年、「このミステリーがすごい!」海外編で第4位にランクインしている。デビュー以来、CWA、MWA、「このミス」の常連として大活躍のミステリーの新女王ミネット・ウォルターズの第三長編である。 物語はある資産家の老婦人の死で始まる。彼女は睡眠薬を飲んだ上で手首を切り、浴槽の中に裸で横たわっていた。頭にはスコウルズ・ブライドル(本書の原題になっている)という中世の拘束具の一種である鉄製の轡をかぶっていた。やがて、この老婦人は、最近遺言を修正し、遺産を親族ではなく、自分の主治医に遺すように書き換えていたことがわかる。自殺なのか、それとも他殺なのか・・・。これがすべての謎の始まりだった。 これらの“なぜ”をめぐって展開する物語は、一見、“古典的英国風謎解き”だが、そこはウォルターズのこと、現代的な味付けに怠りはない。その代表が、老婦人の主治医セアラであろう。彼女は現代的な、自立した知性のある女性なのだが、決して完璧なヒロインではなく、むしろ悩み多き人間だ。そこからの脱却と、物事に立ち向かう姿勢が実に前向きでユーモラスに描かれている。 本書で読者は、本格ミステリーでもサスペンスでもなく、新古典とでもいうべきまさにウォルターズ・ワールドを堪能するのである。 | ||||
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