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デトロイト美術館の奇跡
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デトロイト美術館の奇跡の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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全部で104ページ。実話を元にした、短めの小説である。 舞台はデトロイト。デトロイト美術館を中心として物語は展開する。2013年に、デトロイト市が財政破綻の危機にあり、その解決策として、デトロイト美術館がコレクションを売却するという話が持ち上がっていたのだ。デトロイト市の債権者や年金受給者がその考えに賛成していた。売却されれば、アメリカ国民の宝である数々の絵画が散逸してしまう。年金受給者を救うのか、それとも、絵画を守るべきなのか?果たして、デトロイト美術館に起きた奇跡とは・・・ 私は別にアートファンではないが、この物語はまさに、アートを愛する人々が起こした出来事と言える。感動する、とまでは行かないが、すがすがしい読後感の残る作品だった。 | ||||
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美術館は、たいそうなところではない。 いつでも、絵画に会える場所だ。 常設なら特に、この絵に会いに来た、という人は多いのかもしれない。 小さな薄い本であるが、その思いが凝縮された良書だと思う。 原田さんらしい内容で、 だらだらとしていないのがいい。 上野の森美術館で開催中の美術展を これを読んでから、 楽しみながら、この絵たちに会いにいきたいと思う。 こんなPR書なら、いいのではないでしょうか? | ||||
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実話に想を得たようだが、面白かった。原田さんのものはまあまあ大きな外れはない。 | ||||
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さっと読めますが、いい話です。世の中殺伐としていますから、こんな話も無いと。実際に起きた事だから尚更。 | ||||
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好きな作家の作品が常設展示されているこんな美術館が近くにあれば、毎月観に行き応援したくなる。 | ||||
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今年(2016年)に、豊田、大阪、東京で開催された「デトロイト美術館展」。私は大阪で見ましたが、まさに印象派の中でも名品揃いで、「アメリカにこんないい美術館があったのか」と驚きました。ゴッホ、セザンヌ、マティスなど印象派をはじめ、多くの分野の名品を持つ美術館なのだそうです。 そのデトロイト美術館は、2013年頃に市が財政破たんに陥り、市民や年金生活者の暮らしを守るために美術品を売る可能性が濃厚となり、存続の危機にさらされます。 この小説は、そんな現実の状況をもとにしたものであり、美術が普通の暮らしをしている人たち一人ひとりにとっていかに重要なものかをテーマにしたものです。 目次や余白ページや挿絵ページも含めても100ページ余りの本。シーンのいくつかをサッとスケッチしたような小説であり、良く言えば、それぞれのシーンが印象的な爽やかな小説ですし、悪く言えば、あっさりしすぎて物足りない小説なのかもしれません。 私は、一人ひとりの登場人物の美術品に対する愛情や人生を大切に生きている姿に、すがしがしくも暖かな気持ちを感じ取り、好印象を持ちました。読後感の良い本と思います。 あっという間に読める本であり、美術に愛情を持つ人であるならば、読んで損はない本と思います。 (なお、本書の初出は、「芸術新潮」の2016年5月号~8月号とのことです。) | ||||
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小3の時の担任の先生が美術の好きな方で、美術のビの字も分からない僕たちに、私の一番好きな絵よと言って見せてくれたのが、セザンヌ作『赤いチョッキを着た少年』でした。セザンヌの絵って華やかさとか強いアピールみたいなものはなくて、"素朴"な感じだと思うんだけど、未だにすごく心に残っています。だからフレッドの話が創作だとしても、きっとそれに近いことはたくさんあったと思います。マハさんは登場人物の何気ない言葉に、自分の思いを託すのがいつも上手いと思います。短めの小説でしたが、温かい気持ちに包まれる素敵な話でした。 | ||||
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