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慈雨



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【この小説が収録されている参考書籍】
慈雨
慈雨 (集英社文庫)

慈雨の評価: 3.53/5点 レビュー 150件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.53pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全87件 41~60 3/5ページ
No.47:
(5pt)

対応早く満足です。

配送早く商品きれいな状態でした。また利用したいです。
慈雨Amazon書評・レビュー:慈雨より
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No.46:
(4pt)

冤罪

元刑事が自分が目を背けた冤罪かもしれない事件。それと同様の少女殺人事件が起きたことと平行して、過去の償いにお遍路参りに出るという組合せ型の刑事もの。自分自身は捜査できない中で、元同僚や元部下と連携をとりながら、事件解決のキッカケを探す。非現実的なストーリーかもしれないが、主人公や事件に入り込めた興味深い作品でした。DNA鑑定が完璧では無かったという前提で成り立つストーリーですが、そんなに昔の話じゃない事件で、この理屈が成り立つかは微妙でした。そこは焦点じゃないから、詳しく語られてません。それはさておき、一気に読めた作品です。
慈雨 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:慈雨 (集英社文庫)より
408745858X
No.45:
(4pt)

自身の携わった捜査と類似の事件の係わりからのトラベルミステリーである。

四国八十八ヶ所巡りのロード案内を絡めながら、事件のなぞ解きをしていく。
ただそれも主人公自身が直接ではなく、自身の推理を電話にて的確に後輩の
刑事に伝え解決に導いていく手法は面白かった。
伏線として16年前主人公が、からんだ事件との相似性と割り切れないものの中に
同じ様な事件が出た事からの出発は何か謎が謎を呼ぶようなわくわくした推理小説
であると思う。
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408745858X
No.44:
(5pt)

新刊並みに綺麗でした。

特に有りません。
慈雨Amazon書評・レビュー:慈雨より
4087716708
No.43:
(5pt)

人としての生き方と組織人としての間はある

四国 お遍路中で想いは同じの為
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No.42:
(4pt)

人情讃歌

四国八十八か所巡りをする初老の夫婦を軸に、少女誘拐事件をめぐる警察組織内の人間模様を骨太に描いている。人生に真摯であろうとするが故に苦悩する登場人物たちに、読み手は感情の昂ぶりを覚える筈である。形式はミステリーだが、謎解きよりも、人の来し方に重きが置かれ、読後に深い余韻を残す。この作者の、他の作品も読んでみたいと思いました。
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No.41:
(5pt)

読みたい本

この本は読みたかった、図書館で予約したが来年の5月まで待つ。すぐAmazonに注文したら2日で着いた。が、2日で読み終わったので図書館に寄付した。女性が書いたとは思えないほど面白かった。数学読本と並行して読もうしたが慈雨に負けた。
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408745858X
No.40:
(4pt)

事件そのものの掘り下げがやや陳腐であったことは残念

柚月裕子という作家は私には不思議な作家である。これはきっと男性作家が書いたのではと
思わせるような大胆な描写やプロットの組み立てを見せるかと思えば、これは女性にしか描け
ないなと思わせるような情緒的な描写で読者を惹きつけるのだ。この作品はというと、その
観点からかなり後者、つまり女性的な優しい眼で描かれた作品のように思う。警察を定年退職し、
妻と一緒に四国のお遍路さんの旅に出た元刑事の神場。彼にとっての大きな気がかりは、過去の
事件で冤罪事件を見逃してしまったのではないかという激しい後悔である。これが、この作品の
大きな流れとなるが、一方、四国のお遍路巡りの描写といろいろな人たちの人生をオムニバス的に
結び付ける手法は読者にとっては優しく感動的だ。冤罪事件を何とかもう一度捜査したいという
彼の希望は、昔の同僚と部下によって段々報われてくるが、それによって神場自身が大きなものを
無くすというその無常観もこの作品のバックボーンにある。冒頭でこの作品はやや女性的な視点が
勝った作品に思えると言ったが、それは事件そのものの掘り下げがやや単調で、プロットも些か平凡で
あったことも一因かと思う。とはいえ、常に力作を書いてくれる柚月裕子からは目が離せない。
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No.39:
(4pt)

ラストのラスト。涙が止まりませんでした。

ミステリーとして読みましたが、最後の展開は涙が止まりません。
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No.38:
(5pt)

老後の夫婦のあり方を。

退職後の刑事が四国お遍路を夫婦でしながら、心残りの事件と共に人生を振り返るステキな一冊でした。
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No.37:
(4pt)

共感は無理

警察の世界を知らないのだが、主人公の元刑事の気持ちは理解できない。この小説自体は面白かったが、軸となる刑事の気持ちは共感できないし、無理がある。お遍路に絡めて巧みな作りだが、説得力がいまいちんsかった。
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408745858X
No.36:
(4pt)

警察という組織に対する作者の思いも感じられる

全体としていい話にで最後は感動的な結末となっている。小説として、推理小説として面白いが、実際はこういう結末にならないというのが警察という官僚組織ではということを考えると興ざめするかも知れない。この結末は作者の警察組織へのへの期待が隠れているのではないかというのはうがった見方になるかも知れない。
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No.35:
(5pt)

1027

丁寧な人間描写、ストーリーもユニークです。又文章も読みやすく良い作品です。
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408745858X
No.34:
(4pt)

映画にして欲しい。

映画にしたら面白そう。
登場人物を好きな俳優さんに置き換えて想像しながら読んでいくとどんどんのめり込んでしまいます。
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No.33:
(4pt)

プロとは何か

主人公は退職した警察。
過去に携わった少女誘拐事件などで心に負った重荷をおろすべく、長年連れ添った妻と一緒に四国のお遍路へ。
こうした中、酷似した誘拐事件が起きる・・・。

この作品は序盤にやや退屈なお遍路の描写が長かったため退屈し「孤狼の血」の面白さは奇跡だったのか、と思ったが中盤から終盤にかけての盛り上がりは凄く、全体として怒りと涙、感嘆に溢れた作品であった。
特にリタイアした主人公のプロ意識の高さには感動した。

柚月さんの警察小説は当面要チェックだと思った。
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No.32:
(4pt)

長い

柚木祐子作品は6~7作読みましたが、今回のは長すぎました。刑事の昔の悔いが何回も出てきてもう良いよという感じです。
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No.31:
(5pt)

面白いです

久しぶりにこの小説で最後にうるっとしました。小説で今まで涙することはなかった老人ですが、一気に最後まで読ませてくれました。ありがとう。
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No.30:
(5pt)

推理小説なのに、刑事たちの使命感と、夫婦のあり方を考えさせる作品

『慈雨(じう)』(柚月裕子著、集英社文庫)を読みながら、脇で好きなパッチワークに熱心に取り組んでいる女房に気づかれないように、何度も涙をそっと拭いました。

群馬県警の刑事を定年退職した神場智則は、妻の香代子と共に、四国の歩き遍路の旅に出ます。旅先で知った今回、発生した少女誘拐殺人事件が、16年前に自分が担当した少女誘拐殺人事件に酷似していることに気づきます。16年前の事件の犯人として服役中の八重樫一雄は冤罪だったのではないか。神場の当時の直属の上司で現在は県警捜査一課長を務めている鷲尾訓と、神場の元部下の刑事・緒方圭祐と、神場の3人による、上層部には内密の捜査が始まります。

本書は、一見、地味な推理小説という装いをまといながら、刑事たちの使命感と、夫婦のあり方を考えさせる人間ドラマ足り得ている稀有な作品と言えるでしょう。柚月裕子の作品を手にしたのはこれが初めてだが、その実力に脱帽です。

「巡礼の旅は、自分が関わった事件の、被害者の弔いのためにはじめたものだ。信心があろうがながろうが、途中で旅をやめてしまっては、被害者たちの魂に顔向けできない」。

「担当捜査員とはいえ他人の自分がこれだけ辛いのだから、遺族は、我が子の命を無残に奪われた両親の苦しみは、いかばかりだろう。そう考えると、犯人への憎しみは募り、二度と同じような事件が起きてはならないと強く思う。・・・神場が真に恐れているのは、八重樫が本ボシでなかったとしたら、幼女を手にかける鬼畜が野放しにされている、ということだ。その鬼畜が再び獲物に牙を剥いたとき、新たな悲劇が起きる」。

「神場は根っからの刑事だ。私情を胸の奥深くに呑み込み、自分が犯したかもしれない過ちを認め、これから起きるかもしれない犯罪を阻止するために、すべてを投げ出す覚悟なのだ。緒方は瞼を閉じた。神場の、厳ついが親しみを覚える顔が瞼の裏に浮かぶ。・・・自分が尊敬してやまない刑事が、人生をかけて、過去に立ち向かおうとしている。目を背けることは、神場の信頼を裏切ることにほかならない」。

「神場は香代子を見つめた。目じりに皺が目立ち、頬にはシミがいくつか浮いている。歳を重ねた香代子の顔を見て、いかに長い時間を共に過ごしてきたかを実感する」。

「香代子が、ゆっくりと坂を登ってくる。地面を一歩一歩踏みしめるように歩いてくる姿に、神場はふと、胸がいっぱいになった。こうして香代子は、ずっと自分についてきてくれたのだ。人生という名の坂を、つかず離れず、自分のあとをずっと歩いてきてくれたのだ。そう考えると、香代子を愛おしく感じると同時に、ひどく不憫に思えた。・・・『無理しなくていいんだぞ。俺と一緒にいても苦労するだけだ』。香代子は、ふふっと、小さく笑みを零した。『また、その話ですか。私の答えはもう伝えました。気持ちは変わりません』」。

2カ月後、神場夫妻が遍路の最終目的地の結願寺となる八十八番目の札所に辿り着こうという時、憎むべき少女誘拐殺人事件の全貌が明らかになります。

「駐在時代の、懐かしい記憶が蘇る。金も地位もなく、ただ必死に、警官であろうとした自分がいた。そして、隣にはいつも香代子がいた。すべてを失ったとしても、あの頃に戻るだけなのだ。香代子は赤い目を潤ませ、ふふ、と笑った。『私、前にあなたに、根っからの刑事なのね、って言ったことがあったでしょう。私は根っからの、刑事の妻なのよ』」。
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No.29:
(4pt)

久しぶりに家族二人共感動しました

この本は是非娘にも読ませたいと思っています。
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408745858X
No.28:
(5pt)

これは秀逸の作品です。

四国八十八か所の巡礼を背景に、退職した刑事の心の葛藤を描いている。夫婦愛あり肉親愛あり、ロマンに満ちたスリラー小説。読後感誠に良し。
慈雨 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:慈雨 (集英社文庫)より
408745858X

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