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赤い霧
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赤い霧の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ポール・アルテの作品は私が所属する推理小説研究会のメンバーから薦められ、読み始めました。カー好きの私には飛びきり上質な本格推理小説に出会えて喜んでいます。未訳の作品があるのですが、訳者の都合か出版が暫く途絶えています。現在入手可能な作品は不可能犯罪ものが好きな方には是非読んで頂きたいです。 | ||||
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1冊で二度おいしいとはこのことか。 田園風景の中、過去の事件の謎を解きに一人の人物が現れる。そしてそれが新たな事件のはじまりとなった。 霧深いロンドンで事件が起こる。 あらすじをきちんと読まずに読み始めた方がもっと楽しめたのかもしれないが、予想をいい意味で裏切ってくれる。 カメオ出演もあってニヤニヤもできるし面白かった。 | ||||
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これまで翻訳された中では、アルテのベストだと思う。いや、むしろこれまでの作品には我慢がならなかった。魅力的な不可能犯罪を提示してはくれるのだが、トリックが子どもだましでいらいらさせられていた。 ところが、本書はトリックではなくスリルに重点が置かれている。フランスの冒険小説大賞に輝いたというとおり、結末がどうなるのかわからない、主人公たちの運命はどうなるのか、そこに興味が引きつけられ、はらはらしながら読むことが出来た。 本書にも不可能犯罪が意味なく出てくる。謎解きも馬鹿馬鹿しい。しかし、そこさえ我慢して読めば、そこそこ楽しめる作品として仕上がっている。 | ||||
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赤は血の赤、霧は霧の都ロンドンの霧。あるいは『赤い霧』とは血飛沫のことか。 1888年のロンドンといえば、ある事件を思い浮かべる人もいるでしょうが、物語の前半は、『ホワイト』チャペルではなく、『ブラック』フィールドという村が、その舞台。 1887年5月、シドニー・マイルズと名乗る人物が、9年前にこの村で発生した、不可能犯罪(密室殺人事件)の謎を解きに来た。 調査を進めて行くに従って起こる、第二第三の殺人。果たして犯人は誰か? そのトリックは? そして『シドニー・マイルズ』の正体は? 密室殺人と消えた犯人の謎が、読者の脳を刺激します。 しかしこれらは、物語が半分を過ぎたところで、解明されてしまいます。 そして後半は、どんどん『おかしな』方向に、話が進んで行ってしまいます。 主人公の変化の仕方は私は嫌いなのですが、こういう構造は好きです。1冊で、2度おいしい、『ホ・・・』と『ワ・・・』まで登場する、楽しめる本です。 | ||||
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