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拾った女
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拾った女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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他の方のレビューでも指摘されているが、本書は主人公が自殺志向、心中志向の愛人美女に振り回される13章までが面白く、ここまでは傑作のようにも思えたのだが、償いと救済と再生の話である14章以後は、余計なものを読まされてしまったようで、共感しづらかった。残念。 | ||||
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帯には、幻の傑作ノワールとあるが、ハリーとヘレンの抗い切れない死への願望という心の闇を描いた小説と理解するのが正しいのかも知れない。雰囲気は非常に良いが、物語としては余り面白くはない。 ハリーが働く、サンフランシスコの夜のカフェに無一文で入って来たブロンド美女のヘレン。ハリーとヘレンは意気投合し、束の間の幸せを酒と官能の世界に溺れ、退廃的に過ごすが… ハリーとヘレンの出会ってはいけない二人が出会ったことで、救いも、望みも無いような深く暗い闇の底へ沈んでいく物語が展開する。 | ||||
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悲劇は悲劇だけど半分以上自業自得だよね、な14章までと あれ、まだ続くの?なそれ以降 読後感はもにょっとしてすっきりせず 総合的には何か変なものを喰った、な感じ 「炎に消えた名画」にも出てきたモチーフ(「希望の奴隷」)が反復されているので同作が好きな方なら楽しめるかもしれないが、自分のような「危険なやつら(美術の教師をやってる息子は~ってあたりにはニヤっとするが)」やマイアミシリーズの人を食った感じが好きな人にはあまりお薦め出来ない。 何だかなーわかんないなーなぞと読み進めながらも感触としての近さを感じたのはコリン・ウィルソンがバルビュスの『地獄』から引いた わたしには才能もなく、達成すべき使命もなく、これと言って伝えるべき感情もない。わたしは何も所有せず、何者にも値しない。が、それでもなお、なんらかの償いをわたしは欲する -アウトサイダー あるいは、この作品が初代「ゴジラ」と「虚無への供物」の同時代に発表されているのは単なる偶然ではないのかもしれない。 | ||||
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