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(アンソロジー)
文豪の探偵小説
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文豪の探偵小説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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ちょっとどうでしょうかね。 私としては合わなかったのです、興味のある人は面白いかと思います。 | ||||
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①『文豪の探偵小説』と②『文豪のミステリー小説』という二冊を頼んだのに、②しか送られてこなかったので、何度もその旨伝えたところ、やっと送られてきたと思ったら、またしても②が送られてきた。まったく困ったものだ。 | ||||
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名だたる文豪たちの探偵小説を集めた、なかなか面白い企画のアンソロジー。 読んだことのある作品は2編のみだった。 現代作家に比べると古の文豪の文章にはそれぞれの個性の違いが現れている。日本語をより美しく読ませる心地良いリズムの文体、どこか懐かしいモノクロの風景を見せてくれるような描写。深い。 谷崎潤一郎、佐藤春夫、泉鏡花、三島由紀夫、芥川龍之介、川端康成、太宰治、志賀直哉、森鴎外の9名の文豪の9編の短編を収録。 | ||||
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探偵小説興味に溢れた文豪達の短編集。 名前は知ってたけど初めて読むことになった文豪の短編もあり、こんな作品があったんだと、驚いたり想像と違うなと思ったりと楽しめました。 | ||||
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文豪とよばれる人たちが書いたミステリー仕立ての短編集です。 若いころに書かれたものが多く掲載されていました。 (三島、芥川、川端、志賀、は30歳前後、泉鏡花は22歳) そのため、初々しい感じがする短編もあり、面白く読みました。 どれも謎を追っていく筋立てとなっていますので、 「このあと、どんな種明かしになるのだろう?」とワクワクしながら楽しみました。 戦前の作品が多いので当時の時代背景や風俗も活写されていて、その点も面白いです。 私が一番面白かったのは芥川の短編報恩記。 神父にある晩、大盗賊が鎮魂の「みさ」を依頼しにやってきます。「みさ」の対象の人物は?なぜ大盗賊がその人物の鎮魂を依頼するのか? 聞き手である神父に登場人物3人がそれぞれに自分の身に起こったこととその心情を吐露することで話が綴られ、最後に収束する様が見事でした。 それぞれの個性も文章から読みとれて、とても面白い短編集です。 | ||||
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「文豪」による探偵小説を集めたアンソロジー。 谷崎潤一郎「途上」、佐藤春夫「オカアサン」、泉鏡花「外科室」、三島由紀夫「復讐」、芥川龍之介「報恩記」、川端康成「死体紹介人」、太宰治「犯人」、志賀直哉「氾の犯罪」、森鴎外「高瀬舟」の9作が収められている。 探偵小説というよりは、殺人が出てきたり、ちょっとした謎が解き明かされたり、ラストにドンデン返しがあったりといった程度のものが多い。まあ、その点は予期したとおり。ミステリとして期待してはいけない。 小説としては出来不出来が激しいのではないか。もっとも面白かったのは、芥川龍之介「報恩記」。ミステリ作家が書いたら、全体を調和させてしまうのだろうが、そうではなく「藪の中」風にバラバラな思惑が書かれているのが良かった。 川端康成「死体紹介人」は奇妙な味わい。 | ||||
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探偵小説=ミステリーではないと思うが、タイトルは「探偵小説」。でも中身はミステリーです。日本ではミステリーの定義が広く、SFからホラーまで含まれます。本作品集も探偵小説というより、ミステリー集です。 ただ、内容はそれなりに楽しめました。芥川龍之介や川端康成の作品には緊張感がありましたし、谷崎潤一郎もラストはぐっときました。恥ずかしい話、高瀬舟を本作で初めて読んで、そのテーマの普遍性に感動というより感心してしまいました。さすが鴎外。伊達に医者でありません。 逆に楽しめない作品もありました。なんというか、試しに読んでみる、期待しないで読んでみる作品です。 | ||||
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タイトルが【文豪の探偵小説】。谷崎潤一郎や三島由紀夫は書いているのかもしれないなぁと思いつつ、川端康成や志賀直哉と「探偵小説」がまったく結びつかない。いったい文豪の書いた「探偵」小説とはどんなものなのかという期待が非常に大きかったのだが、結果から書いてしまうと、ここに収められた作品は、私の期待した「探偵」小説ではなかったのでハズレだった。 本書のカバーの裏には【「謎」は殺人事件にとどまらず、人の心の奥底にこそ存在する…】とあるが、本書に収録された文豪達の短篇を表すのはこの文章だ。このアンソロジーに収録された文豪達の作品は、決して「探偵」小説ではない。「人間の心の闇を描いた」小説だ。 それに相応しいタイトルが付されていれば、なかなかいい企画だと頷いたのだろうと思うが【文豪の探偵小説】。いくら編者が推理小説の解説やアンソロジーの編集を多く手掛ける人物だからといって、このタイトルはないだろう。 期待が大きかっただけに落胆も大きかった。恨みを込めて☆×1としたいところだが、プロバビリティーの犯罪を扱った谷崎潤一郎の作品、澄み切ったようなドロドロしたような異様な世界を描いた川端康成の作品、いずれも作品自体は楽しめたので☆×2。 くどいようだけど、やっぱりこのタイトルはないよなぁ…。 | ||||
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