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ほろびぬ姫



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【この小説が収録されている参考書籍】
ほろびぬ姫 (新潮文庫)

ほろびぬ姫の評価: 3.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

読者に受容を求める完璧な構成

ラストシーンが初めから決まっていたのか、あるいはタイトル(のイメージ)が最初からあったのか知らないが、結果的に出来上がった物語の構成が完璧。
 タイトルがこうならば結末は他にありえず、よって読者が無明の闇に落とされ、結末の需要を迫られる。
 ……とはいえストーリィあるいはプロット構成には実は決まったルールなどなく、帰結としての結末があれば、当然、非「帰結としての結末」も存在し、第三またはそれ以上のずらし方もある。
 けれども作者が「帰結としての結末」を選んでしまったため、読者が受容を迫られるのだ。
 井上荒野さんは、わりとそういった小説の書き方をすると思う。
 殆どの著作を読んでも常に「不恰好な朝の馬」まで引き摺り戻されるのは、この先いつまで続くのだろうか(例外は「結婚」。つまり……)。
ほろびぬ姫 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ほろびぬ姫 (新潮文庫)より
410130257X

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