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Red
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Redの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 1~20 1/3ページ
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ファンです! | ||||
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人の心の裏側というのは分からないものだということなのかな、と思った。それが読み進めていくうちに、鞍田や夫、娘の心の内が塔子に語られていくのが印象的だった。登場人物の本心を知るたびに、なぜか私まで胸がじわっと熱いような苦しいような感覚になって、皆色んなこと隠して精一杯生きてきたんだなと思った。 あと、個人的に、塔子の主婦として、社会人として、女として、どの部分でも自分の価値を感じていたいというスタンスやそのせいで自分の首をしめてしまう生き方にとても共感して引き込まれながら一気に読めた。 | ||||
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まず島本さんの描写のテクニックや、言葉の選び方、ストーリー展開が面白くて引き込まれました。 ただ、主人公のことは同感しかねるところもあったり納得しないところもあるなと思います。 しかし私は小説を読む時に自分の考えにそぐわないから悪いレビューを書くような人ではないのでシンプルに楽しませて頂いたという点で星五です! ここからネタバレと個人的感想 塔子もね、めっちゃ悪いとこあるんですよ。真くんと義母悪者みたいになってますけど。 塔子はそもそも自分の見た目にコンプレックスがあったりしてイケメンで金持ちの真くんがいるというステータスを同世代の友人の誰よりも早く欲しかったという点では、塔子も真くんを利用してますよね。真くんも、塔子のことを妻という家具を搬入してきた的な感じでしか捉えられてないけど。 そして結局塔子の悪いとこは変わってなくて、最後まで自分で決断できてないのです。家を出ることはなんとか精神の限界だったから決められたけど、複数の男性と体を重ねたり出かけたり、基本流されてる。最後の決断も翠ちゃんの反応を見て決めただけで。。翠ちゃんもまだ2歳くらいだったしもし鞍田さんと結婚したとしてもすぐパパのこと忘れそうだけどね。そんなにお世話されてなかったようだし。 主人公が翠の反応見て即考え変えるとこは、やっぱり彼女は自分で決められない性格なんじゃないかなぁ‥そこが夫婦関係の悪化につながったのではとも思う。 だからまぁ塔子目線だと夫悪!って感じだけど塔子も塔子だよーっては思いました。ただそれも人間らしくて良いのですがね!結局は翠ちゃんも追い詰められるし、正解の生き方ってできないよなーーー 結婚を打算ではなく愛だけでするべきだったのかなー?そうすると金の問題とか色々出てきたろうし、、難しいなぁ。 総括としては人の人生を覗き見た感じで、面白かったですよ | ||||
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心理描写が繊細でいっきに読みました。 他の作品も読みたいと思います。 | ||||
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著者は多分忘れらないようないいセックスをしたのだろうなと、または、伝聞がとても刺さったのかなと。塔子の気持ちは塔子でなければ分からないが、分かろうと努めるとき、その瞬間、一瞬でも愛おしい、そう思えればいいと。これは、忘れられないセックスを経た人でかつ、当人でなければ分からないが、分かろうとすると努めることができる人、その瞬間、一瞬でいいので、素直に愛おしい、愛していると思える人で、それが後からきちんと思い出せる人、そういった人々の共感を得られるのだろうな、そのように思った。良著。 | ||||
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小説なので、好きなことを書いていい。だから読み手もそれに応じた想像の翼を働かせることができる。そういう小説だと思います。まず、やはり一番気になるのは、この登場人物の男達が本当にしょうもないやつばかりだと言うことです。なぜそう断言できるか、それは僕自信がこの鞍田さんに似たしょうもなさを持っているから。似てますね。 あえてネタバレを恐れずに突っ込むと、鞍田さんが離婚したのもガンだったのも、私の視点では嘘なんじゃないか、と思うわけです。鞍田さんの視点では最初に二十歳の小娘を手玉にとったあと、再開した彼女をもう一度味わって見事に綺麗に捨てきった。なかなかの技量の持ち主ではあります。 筆者は一連の出来事を主人公の女性の視点で描いているものの、多分そういう男の振る舞いなどを熟知していると推測します。鞍田さんや小鷹さんというのは通常は倉田とか小高とかなんで、あえて名前を少しだけ変えることで、実は実在の人をモデルにしていることを示唆しているのだと思いました。 多分読み手が、各々の経験に照らして、そこはそうだよねとか、そこは違うぞ、とか突っ込みながら気がつくと読了してしまうような、そんな作品でした。 | ||||
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映画とエンドが違って楽しめました。 女性が書く性描写は納得いく感じでした。 映画も小説も両方好き。 | ||||
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島本理生の小説は初めてだったが、登場人物の心理描写が物凄く上手いので読んでいて引き込まれて行く。セックス描写もかなりきわどいものの下品さを感じさせない、女性だからこそ書けるセックス描写に男性読者は興味と興奮を覚えるが、単なるエロ小説とは違って物語の底流に一貫して流れている不倫相手、家族(夫、娘)、義父母、実父母との関係性の機微が絶妙に描かれていて、そうした人間関係の中で自分らしく生きるとは、夫婦とは、家族とはを問いかける作品になっているところが評価されている所以だと思う。 | ||||
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子持ちの(元)既婚、ワーキングマザーにはいろいろリアルすぎてエグいです。 鞍田さんや小鷹さんとの大人のアレコレはさておき、最後の夫からの手紙で不覚にも泣いてしまいました。 これくらい、モラハラの元夫が心を開いて手紙なんてくれたら、私も離婚せず子どもから父親を奪わずにいたのかな?と思ったり。 個人的な感情ですが、島本理生さんは好きでほとんど小説読んでますし、これからも読みますが、 たなちゃん電撃結婚!え、たなちゃんと結婚?のミスリードの流れ、こういう意地クソ悪いの、ちょっとストレス。 | ||||
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不倫はよくないけど、小説の中で楽しむなら…と思ってる方にはお勧めです 刺激的なだけでなく、主人公の感情の移り変わりも細かく描写されており、とてもロマンティックだと感じました こんなに1人の男性に求められてみたいと思ってしまう小説です | ||||
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途中で投げたしてしまいました。面白くないというわけでも、面白いと断言することもなく。 官能小説としては不足感があり、そのどの場面も出だしは丁寧にえがかれているが、途中で失速してしまい。 最後はおざなりに、いつの間にか終了となり・・。素材としては面白いのですが、展開が それに、多分、主人公の旦那さんは浮気しているのでは、と個人的には思います。 | ||||
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面白かったです。先が気になり一気に読みました。過去作品のようなポエティックな感じが少し薄まり、文章も読みやすかったように思います。 出てくる男性は作者特有のメンヘラ気質で、全体的に何をしたいのか言っているのかも意味不明だったけれど、最後のエピローグでなんとかまとまめていました。それに持っていかれました。子供の台詞や描写だけ非常にリアルでした。作者にも書いているときにちょうどそのくらいの子供がいたのでしょうね。 大枠を見ると主人公がマザコン夫とその家族との同居に嫌気が差して、仕事に出ることを期に元彼と不倫したが家族にバレ、限界が来て一旦別居して距離を取るけどお互いに冷静になったところでまた家族3人でやり直すというまあありふれたストーリーです。 でもそれを巧みな文章力で読者を物語に引き込みます。さすがの直木賞作家の腕前だと思いました。 仕事をして結婚して子供を持ち、キャリアを失い、子育てが落ち着いた頃にまた仕事を始める…。そんな風にある意味暴力的に、環境が目まぐるしく変わる女性の辛い心情がよく描かれているなと思いました。男性が読んだらどこも共感できないのかもしれません(笑) | ||||
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特にありません。 | ||||
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映画化されたことを知り、とても興味があって読んでみました。 私も30代子持ちの兼業主婦。 主人公と少し環境は違うものの、彼女が抱えている闇や誰にも言えない本心が自分と重なり、吸い込まれるように読んでしまいました。 他人からみたら「ただの不倫」でも、そこにはいろんな物語やドラマがある。 一生に一度、火遊びだとしても心底惚れて身を焦がすような相手と恋に落ちることができたら、それだけで平凡で刺激のない結婚生活も乗り越えられるし、愛されていた時を心の支えに生きていける。 そういう相手に出会ったことがあるかどうかで、この物語の見方は変わると思います。 少なくとも私は、主人公の心情に深く共感しました。 性描写も、下品とかいやらしいとは思いませんでした。 女性目線で書かれた繊細な表現だと思います。 | ||||
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単純な不倫のお話かと思っていたのですが、その中にも女性が働く上の生きづらさや結婚したあとの問題などがとてもリアルには描かれていました。私にとっては心に残る作品でした。 | ||||
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生涯でただ一人好きになった女性と一緒になったこと。 この一文で泣いた。 わぁわぁ泣いた。 月末は私の望んだ結末では無かったけれど 読んで良かった | ||||
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すごく面白くて一気に読みました。レビューを読むと分かる通り、賛否がはっきり分かれる作品だと思います。 個人的には主人公の塔子には共感出来ないんですが、彼女の気持ちは文章を通じてよく伝わってきました。 設定は首都圏に住むアラサーの女性のはずですが、今時結婚と当時に義両親と同居(夫は一人っ子)という専業主婦がリアリティにに欠けるなと思いました。 自分の周りには都会でそういう結婚生活をしている若い女性はいないので。 それに物語の最初は姑ともうまくやっていて専業主婦生活を楽しんでいる設定になっていましたが、それはないんじゃないかなぁと思います。 とても面白くて続きが気になるのだけど、んーそういうことは実際にはないんじゃない?って思うところがポツリポツリとあったので星4つです。かつての不倫相手と友人の結婚式で再会までは分かりますが、その後飲みに行ったり、彼の会社に再就職するあたりが、この主人公の性格からするとちょっと無理がある感じが。 面白いんだけど、んーなんでそうするの?という疑問符が常に付きまとってしまうのは、単に主人公の生き方に共感出来ないだけかもしれないです。これを読んで女性のセックスにおける「ノー」は「イエス」だと男性が勘違いしないで欲しいなとも思いました。 最後は平穏な結婚生活にどうやって戻れるのか不思議に思いました。これだけ壊れた夫婦関係って修復可能なんでしょうか。 | ||||
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"君自身の人生を納得いくように戦ってください" という台詞が私にとっての宝物になりました。 他のレビューも見て、わかる人にはわかるし、わからない人にはわからないリアルがあるお話しだと思いました。 | ||||
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よい | ||||
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不倫している主人公は、途中 「罪悪感ではなく、倫理観でもなく、自分自身が混乱せずに生きていくために」 別れるべき、と常に揺れ動く。 これが不倫をしている人の率直な考えなのではないだろうか? 良くも悪くも全体的に綺麗にまとまっている小説だった。 | ||||
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