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マチネの終わりに
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マチネの終わりにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全256件 81~100 5/13ページ
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映画も良かったのですが、この本の世界観を感じるためにも、この本を読んで映画をみると良いです。 | ||||
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彼の作品を初めて読みましたが、素晴らしかったです!! 恋愛、音楽、政治、親子関係、文学、信仰などさまざまなテーマが見事に織り込まれ1つの作品を構成しています。漫画を目にしたあと、すぐにKindleを購入し、一晩で一気に読んでしまいました。 ただし、ある程度の教養があった方が楽しめる小説です。ぜひ多くの方に読んでいただきたい。 | ||||
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旋律の上で綱渡りをする仕事、報道の中で迷子になる仕事。どちらも四六時中頭を働かせ止まることなく動き続けなければならない、互いに惹かれるのも無理はない。 地方都市が故郷で、東京の人間に馴染むのか煙たがるのか。 三人称で描かれているので作中の二人を、読者(自分は)どこにいればいいのか(どの観点で)読むのかと、速やか進めむ人、舞台になる東京、パリ、ニューヨークに地方差別を感じ嫌悪感で読み進められない人もいるに違いない物凄く繊細な小説だと思う。 それほどまでに、顔と顔を向き合わせない今のネット社会から生まれる恋愛のように情緒が激しく、言葉数も多く、ひとりにのしかかる喪失も互いに見えず得体の知れないもの。それを相手に伝えるのだから小さなことが大きく、年がら年中バタフライ・エフェクトが起きている400ページ、二人の六年間の歩みを存分に堪能出来る作品。 私は読み終えて、映画を観てから更にこの小説の凄みをずっしりと捉えている。 平成という時代に「喪失」をテーマにした村上春樹のベストセラー『ノルウェイの森』と対をなす令和という新しい時代を「生きる」ために今後また何度も読み返したい作品になった。 | ||||
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映画と同じプロットなんだけど、読者に与えるものは、違うと思って読む方がいい。映画は、やはり映画的だから。 作者が伝えたいものは、本の方がより伝わると思うが、読み手が感じるものはその人の環境と経験によって大きく変わる気がする。 物語でも実在の人物であっても、人の人生を見ることは、つねに示唆を与えるが、、、この作品から明確な答なりを求めると幻滅するかもしれない。答えがでないことを経験した人には響くなにかがあると思う | ||||
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この後、男性がどの様な選択をするのかが一番気になる.立場は全く違えども、少なからず同様な経験があれば自分と置き換えて想像してしまうのでは. そして、その事を読者側に考えさせてくれている楽しみがある | ||||
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主人公二人の心の動きがギターの音色と共に読み手に伝わってくるような小説でした。読みごたえがありました。 | ||||
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「ある男」を読んで、面白い作家だなあと思って購入しました。小説だけど、本当にありそうなお話と、展開にフィクションと、ノンフィクションの境がわからなくなりました。また、男女それぞれの心の機微を一人の作家が書いたとは思えませんでした。 物語りは、意外な展開を見せ、結末も随分とたっぷりと余韻を残した終わり方でした。 作品に出てくる本や音楽にも興味を抱かせる、今年読んだ本の一押しです。 | ||||
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2度読みました。 とにかく切ないです。すれ違いが生じた胸が締め付けられるラブストーリー。大人ならではの相手の状況を考慮し思いやる気持ちももちろん大事だけど、自分の気持ちも相手にわかる様に常に正直に伝えなければ、、と。後にこんな事にはならなかったのに、と、とても胸が痛く苦しくなりました。 近々映画を観に行きます。 | ||||
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まだ最後まで読んでないのですが、いよいよ最終章に近づいてきて、レビューを書きたくなりました。 この本が多くの方から推されている訳が本当に良くわかりました。 人生をかけて打ち込んだ仕事と、その中での傷。そして関わりのある周囲の人たちの思いや傷。いろいろな傷を誰しもが持っていて、そことの折り合いがつけられないまま、なんとか支え合っている姿が心に残っています。 自分のことにばかり目が行きがちな私。私として生きるできるのではなく、「わたしたち」として生きているのが世の中の本当の姿なんだなと、この物語は教えてくれているように思えます。(個人の感想) | ||||
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再会した二人は、辿ることの出来なかった、かつての恋愛を取り戻すようなことはしないと思う。取り戻す手続きをふまずとも、お互いの深い愛情を確認することは、二人の意思があれば、できるはずだ。 夫婦という形でなくても 恋人という形でなくても 深い信頼と希望と感謝で 2人の人間が結ばれることは 事実と同じくらい、美しい真実だと思う。 2人の人間のあいだにある、事実と真実。 そういった人間の経験が繰り返される中で 私自身も、極めて偶然に この世に生まれてきたのだと思う。 | ||||
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別れを告げる辺りから一気読みをしてしまいました | ||||
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平野啓一郎と聞いて「日蝕」を思い出し、なぜか中島敦を連想する。あの小難しい小説を書く 作家の映画化に興味があった。映画化すると、あの文章を映像で表現はできなず、薄っぺらくなってしまうのでは?と。 小説はいつも飛ばし読みするのだが、この小説は一行一行を丹念に読んだ。ああ、こういう風に表現するんだ、と。並みの小説家には書けない文章だなと感じた。3回あっただけで恋に落ちるのも、私には納得がいった。他人と違っている自分を理解してくれる相手に逢える得る確率はきわめて少ない。ほとんどの人は合わずに一生を終える。3回でも多いくらいだ。主人公を取り巻く人間関係が厚みを与えている。感情表現の描写が少ない?そんなことはないのでは。僕は少し多いぐらいだと思いました。感情表現が多いと、多面的な解釈ができなくなり、読者は一義的な解釈しかできず、薄っぺらくなっちゃうじゃないですか。 主人公たちと一緒に人生の矛盾と苦悩を各ページ毎に味わう小説だと思いいます。あまり重くならないように恋愛小説の体裁をとったのかな? | ||||
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福山雅治さんと石田ゆり子さんのキャストで映画が公開される前に読もうと購入しました。 ゆっくり時間が流れていくなかで途中から急展開に驚き、引き込まれていきました。 世界情勢も織り込まれ、とてもリアルに感じられます。 大人な二人は真摯で優しく、実在する人物がモデルとあり、こんな魅力的で 素敵な二人が存在するんだと嬉しくもなり、その後はどうなっただろうと読み終わって しばらく余韻に浸っていました。 映画もより楽しみになりました。 | ||||
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最初は音楽関係や海外の話が多く入り込むのに時間がかかりましたが、入り込むと終わりまであっという間でした。 自分が今まで読んできた小説のなかでは5本の指に入りそうです | ||||
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三度しか会えなかった、「大人の」恋人たちの物語。二人は、第三者から、その愛の交換(歓)をないものとされ、あるいは、運命としか言いようのない「不幸」な寛容(しかし、主人公の洋子にとっては、受け入れるしかなかった)によって、三度しか会うことが叶わなかった。 実は、本書を手に取った時、なぜ二人が世界で活躍する設定なのか、訝しんだ。しかし、途中で、三度しか会えなかった恋人たちには、最適な人物設定なのだと気づいた。 また同様に、途中で、少しずつ、次の展開が予想できるようになってきた。ただし、あくまで、「次」だけで、「次の次」は予想できなかった。そのため、グイグイと作品に引き込まれた。上手い、と感じた。 これら二つをとってみても、非常に巧みに練られた作品だと思う。他にも、感心する点は多かった。何より、読み進むにつれ、面白さが積み重なり、ページをめくる手が止まらなくなった。(作者が追及していることは違うらしいが……) ただ、女性作家の作品を読むことが多い私は、表現が非常に個性的だと感じた。意見の分かれるところだろう。 映画化されたようだが、本作品の面白さをどれだけ映像化できているのだろうか? と思ってしまう。まずは、小説を読むことをお勧めしたい。 | ||||
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平野啓一郎さんが世界を舞台に運命の悪戯で深く愛し合いながらも結ばれない男女の真摯な愛を描いた感涙号泣必至の傑作恋愛小説です。蒔野聡史(38)と小峰洋子(40)の二人の運命はまさに悲運と言うしかありませんが、それにしてもどれだけ他者への思い遣りの心に満ちているのかと心から敬服しますね。この二人みたいな人ばかりなら世の中から殺人はなくなるでしょう。二人の間に横たわる距離の遠さと折角近くにいながらのすれ違いが哀切でラストは自然に涙が溢れて止まらなくなりました。二人には己に正直な気持ちで未来を選択して欲しい。 | ||||
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度々目にする悲恋の描き方に思えるが、登場人物のどこまでも内省的な有様が味わい深い点で、他の作品にはない良さがあると思う。 | ||||
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こんなLoveストーリーがあったなんて‼️ 久々にほっこりしました。 | ||||
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成就しなかった恋愛は、美しき思い出として残るものなんだと思う。美化されすぎて。 結婚までいくと、その先には生活・日常が待っているので、そうもいかなくなるのだろう。 途中のメールのやりとりは、確かに(どなたかがレビューですでに書いているが)アンジャッシュのコントのよう。 | ||||
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★★★★★★の作品。 ラストの展開に救われたと感想を残す人も多いかもしれない。 けれど、 最後の1ページで描かれた蒔野聡史と小峰洋子の姿は、どのようなにも描けたという思いもしてしまう。 そして、 それでも読者それぞれのなかで、2人の今後の物語が紡がれていく。なんとも、良い余韻が残る。 でも、個人的には小峰洋子が三谷早苗にみせた抱擁の力には参った。 さらには、こんな人の心を掴む蒔野聡史の、ギター演奏に滲みでる芸術を突き抜けた魅力をも感じ入った。 | ||||
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